Craif、熊谷総合病院が共同研究を開始 「消化器・乳腺悪性腫瘍の発生機序・病態に関連する臨床情報・生体物質解析」および「健常者における体液(尿・唾液・血液)中のmiRNA解析」を実施

Craif株式会社のプレスリリース

 Craif株式会社(所在地:東京都文京区、CEO:小野瀨 隆一、以下Craif)は、社会医療法人 熊谷総合病院(所在地:埼玉県熊谷市、理事長:橋本 郁郎)と共同研究契約を締結しました。本契約の締結により、「消化器・乳腺悪性腫瘍の発生機序・病態に関連する臨床情報・生体物質解析」(研究責任者:外科 横山 将也医師)および「健常者における体液(尿・唾液・血液)中のmiRNA解析」(研究責任者:病理診断科 加藤 容崇医師)に関する研究を開始いたします。

■2つの研究概要
1.「消化器・乳腺悪性腫瘍の発生機序・病態に関連する臨床情報・生体物質解析研究」
 消化器悪性腫瘍および乳腺悪性腫瘍は、難治性かつQOL低下を伴うものが多く、病因の解明や個別化予防法の確立が望まれています。本研究では、腫瘍に関連する複数の遺伝子やmiRNAの発現を様々な解析を通して明らかにし、消化器・乳腺悪性腫瘍における個別化医療の実現に貢献してまいります。

2.「健常者における体液(尿・唾液・血液)中のmiRNA解析」
 近年、血液や尿、唾液などの体液に含まれる成分を分析することで、悪性腫瘍のリスクを評価する研究が進められていますが、実用化には悪性腫瘍のデータに加えて健常者データの理解が必要です。本研究では、健常者の体液(尿・唾液・血液)からmiRNAを捕捉し解析を行うことで、体液による悪性腫瘍の早期発見技術の実用化に貢献してまいります。

■Craifについて
 Craifは、2018年5月創業の名古屋大学発ベンチャー企業です。日本が誇る素材力を用いて尿からエクソソームを網羅的に捕捉し、AI(人工知能)を組みあわせて医療に応用することで、現在のがん診療が抱えるさまざまな課題解決に取り組んでいます。当社が開発した酸化亜鉛ナノワイヤデバイスを用いることで、従来法より簡便かつ効率的にエクソソーム・細胞外小胞を網羅的に捕捉することができます。エクソソームは細胞間情報伝達の媒体であるため、中に含まれる核酸やタンパク質などの様々な”メッセージ物質”について解析することで、細胞間コミュニケーションと深い関わりがあるがんをはじめとした多くの疾患について理解を深めることができます。本技術を応用することで、わずか一滴の尿から高精度でがんを早期発見する検査や、一人ひとりに最適な治療の選択が可能となる検査の開発に取り組んでいます。

 当社は、本技術を次世代のバイオマーカー解析サービスとして提供し、医療・ヘルスケア領域を中心にあらゆる企業・アカデミアとの協業を通じて、当社のビジョンである“人々が天寿を全うする社会の実現”を推進いたします。詳細については、https://craif.com/をご覧ください。

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