高濃度なコラーゲンを含有するオリジナル素材「プラセンタコラーゲン」を開発し、特許査定を受領

新日本製薬 株式会社のプレスリリース

新日本製薬 株式会社(本社:福岡市、代表取締役社長:後藤孝洋)は、一般的なプラセンタエキスと比較して約9倍※1のコラーゲン※2を含有するプラセンタエキスである、オリジナル素材「プラセンタコラーゲン」の開発に成功いたしました。なお、本開発技術は2021年3月30日に製造方法の特許を出願し、2021年9月8日に特許査定を受領いたしました。

  • 「プラセンタコラーゲン」のコラーゲン含有量について

プラセンタコラーゲンは、一般的なプラセンタエキスと比較して、約9倍※1のコラーゲン※2を含有していることを確認しました。

 

  • 「プラセンタコラーゲン」の機能性 

今回開発した「プラセンタコラーゲン」は、以下の機能を持つことを確認しました。

線維芽細胞増殖作用
コラーゲン等の産生機能を持つ線維芽細胞を増殖させる作用があることを確認しました。また、肌のターンオーバー促進効果を持つEGFと併用することで、その効果が高まることも確認しました。

 

Ⅲ型コラーゲン産生促進作用
プラセンタコラーゲンを線維芽細胞に添加すると、肌にハリや弾力を与えるⅢ型コラーゲンの産生が促進されることを確認しました。

ヒアルロン酸産生促進作用
プラセンタコラーゲンを線維芽細胞に添加すると、表皮のみずみずしさや真皮のしなやかさをサポートするヒアルロン酸を合成する酵素の産生が促進されることに加え、ヒアルロン酸分解酵素の産生を抑制する効果があることを確認しました。

以上の機能により、プラセンタコラーゲンは肌のハリや弾力の維持、シワの予防等への効果が期待されます。
 

  • 特許出願の概要

出願番号:特願2021-56719
発明の名称:化粧料組成物の製造方法
 

  • 開発の背景

当社は、エイジングケア※3において重要なコラーゲン分野における新素材開発に力を入れて取り組んでいます。真皮の約7割を占めているコラーゲンは、年齢とともに減少・変性することでシワやたるみの形成に大きな影響を与えるため、コラーゲンの減少・変性の抑制とともにコラーゲンの産生を促進させることが大切だと考えています。今回、コラーゲンが胎盤にも豊富に含まれていることに着目し、胎盤を原料とする美容成分プラセンタエキスとコラーゲンの機能をあわせ持つ、機能性の高い新素材をつくり出すことを目的として、本開発を実施しました。
 

  • 今後の方針

当社は、経営理念に掲げる「お客さまには最高の満足と信頼を」を実現すべく、本開発素材を商品へ活用し、効果を実感いただける商品をお届けするとともに、今後も機能性が高く独自性のある新素材の開発に取り組んでまいります。
 

  • 新日本製薬のコラーゲン研究について

当社が、エイジングケア※3において特に重要だと考えているコラーゲン。その特性を見極め、より高い機能性を持つコラーゲンの研究・開発を行っています。これまで当社では、機能が異なるコラーゲンを独自に組み合わせた「複合型コラーゲンEX※4」や、細胞膜の構成成分であるリン脂質とコラーゲンを結合させた「プロテクトコラーゲン」などを開発し、商品に活用してまいりました。2020年7月には、ビタミンCとコラーゲンを結合させた「VCコラーゲン」を開発し、製造方法の特許を取得しています。今後もコラーゲンの持つさまざまな機能を通して、お客さまのお悩みを解決するために、大学やパートナー企業との共同研究を推進し、新素材の開発やコラーゲンのさらなる機能性の検証を行ってまいります。

※1 自社にて細胞を用いた評価を実施 ※2 ヒドロキシプロリン含有量 ※3 年齢に応じたお手入れのこと ※4 整肌保湿成分
 

  • 用語解説

(1)プラセンタエキス
胎盤から抽出された成分のこと。栄養成分が豊富に含まれ、線維芽細胞増殖作用や抗酸化作用を持ちます。 

(2)線維芽細胞
真皮に存在する細胞の1つ。コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸といった成分を産生します。

(3)EGF
上皮細胞増殖因子と呼ばれ、肌のターンオーバーを促進する働きを持ちます。 

(4)Ⅲ型コラーゲン
乳幼児の肌に多く含まれるためベビーコラーゲンとも呼ばれ、肌にハリや弾力を与えます。 

(5)ヒアルロン酸
多量の水分を含み、表皮のみずみずしさや真皮のしなやかさをサポートします。

※ 当リリースは薬機法等諸法規に基づくものではありません。

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