話題の本ドットコムのプレスリリース
一生通い続けられる産婦人科「かかりつけ医」を。より多くの女性が生涯を通して、健康的な生活を送れる医療を目指して
▼【著者インタビュー】一生通い続けられる産婦人科「かかりつけ医」を。より多くの女性が生涯を通して、健康的な生活を送れる医療を目指して
月経開始前の小児期から思春期、成人期、妊娠・出産、子育て、閉経後まで女性のライフステージに合わせて、県内で唯一産科・婦人科・生殖医療・不妊治療を柱に産婦人科全般にわたる診察を1人の医師が行っています。
その医師こそ、著書『産婦人科医が教える!妊娠・出産と女性特有の不調・病気がわかる本』を刊行した、あきたレディースクリニック安田院長である安田師仁氏。
本インタビューでは、著書に込めた思いや産婦人科とのかかわり方からクリニック展望について伺いました。
インタビュー記事 一部をご紹介
「婦人科を身近に感じてもらいたい」というのが刊行のきっかけです。ほとんどの女性が、婦人科に対して、「怖い、痛い、恥ずかしい」とネガティブな印象をお持ちだと思います。
「気になることがあるけれど、恥ずかしい」「もう少し先でもいいかな…」そんな気持ちで、定期的な検診を避けたり、小さな症状を放っておいてしまう人も多いのではないでしょうか。しかし、そのためらいが、大きな病気を患うリスクを増大させてしまうことになります。
たとえば、子宮頸がんは、がんができ始めてから、実際に見つかるまでに約5~10年かかります。この間に検診を定期的に受けていれば、がんの前段症状を発見し、簡単な処置で完治できる場合がほとんどです。初期であれば、妊娠に必要な子宮を温存することも可能です。
しかし明確にがんと診断できる状態になってしまっていると、治療が大変になるばかりでなく、妊娠出産が難しくなり、場合によっては命にも危険が及ぶことになるのです。
――早期の発見が大切ですね。また、自身の体調の変化に悩んでいる女性も多くいらっしゃると思います。
そうですね。自身の体調の変化を「大きな病気」と決めつけて、一人悩んでいる人にも、本書を読んでいただきたいと願っています。
昨今は、インターネットで専門的な病気や治療についても検索が可能になりました。例えば不正出血があると、受診する前に自身で「何の病気だろう」と検索をするのではないでしょうか。実際には、不正出血にはさまざまな原因があり、病気として扱わなくても良いケースも多分にあります。
しかし、不安を抱えて調べていると、ついつい重い病気のほうへと検索を続けてしまい「がんの疑い」という結論にたどり着いてしまうのです。当然、不安で仕方がなくなりますよね。でも、受診するのも怖い。そうして日々を悶々と過ごしていらっしゃる人が少なからずおられます。
そんなときには時間をあけず、すぐに受診して欲しいのです。病気であれば、もちろん適切な治療へと誘導できますし、治療の必要のない症状であれば、今後の過ごし方をアドバイスしてもらえますから、安心して日々の生活が送れるようになります。
婦人科系の悩みは親しい人にも相談がしづらく、心の中に不安を抱えている人は多いと思いますが、ためらわずに受診する大切さを、本書の中でも詳細に書かせていただきました。
ーーーーーー以上記事一部抜粋ーーーーーー
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【著者インタビュー】一生通い続けられる産婦人科「かかりつけ医」を。より多くの女性が生涯を通して、健康的な生活を送れる医療を目指して
書籍情報
女性のライフステージごとのカラダの悩みをこの1冊で解決!
女性には、年代によってさまざまなカラダの悩みが出現します。
その理由の一つが「生涯月経回数の増加」です。
月経は子宮に負担をかけるため、
子宮内膜症や子宮筋腫や卵巣がんなどの婦人科疾患の患者が増えているのです。
また、女性の生き方が多様になり、結婚年齢や出産年齢が上がったことで、
希望してもなかなか妊娠できず、不妊治療に取り組むケースもどんどん増えています。
そして、更年期には、女性ホルモンの激しい乱高下から、
日常生活に支障が出るほどの不調を訴える人もいるのです。
女性の社会進出が進み、現代女性の心身にかかるストレスはかなり増大しています。
女性特有のカラダの悩みを抱えている人が増えているにもかかわらず、
産婦人科の受診率はそれほど増えていません。
仕事や家事、育児で忙しいことを理由に、不調があっても我慢したり、
痛み止めを飲んでやり過ごしている女性が多いのです。
産婦人科というと、妊娠・出産に関わる人が行くところというイメージが強いと
思いますが、それだけではなく、思春期から老年期まですべての女性の悩みに応える
カラダの専門家です。
産婦人科は、子どもをもつか否かという人生設計に寄り添ってくれるのはもちろん、
日頃の不調や悩みを解消し、思いがけない病気やトラブルを防ぐことができます。
女性のカラダは危うさをはらんだ繊細なものであることを女性自身がきちんと自覚し、
正しい知識をもち、気になる症状や異常に早く気づいて、
発症や進行を予防していくことが大切です。
本書では、女性特有のカラダの悩みをライフステージごとに整理し、
詳細な解説と解決策を提示します。
著者
1996年、秋田大学医学部卒業、秋田大学医学部産科婦人科学講座入局。
秋田大学医学部附属病院、秋田社会保険病院、中通総合病院、市立秋田総合病院で
産婦人科全般の経験を積み、2001年には秋田大学医学部大学院を修了している。
医学博士。
2006年、秋田赤十字病院産科婦人科(産科)副部長。
2007年には京野アートクリニックで高度生殖医療(体外受精、顕微授精等)に携わり、
2009年、NTT東日本東北病院産婦人科主任医長。
秋田県南秋田郡八郎潟町出身で、故郷秋田の少子化対策の力になりたい、
秋田の女性が生涯を通じて心身ともに健康な生活を送るお手伝いをしたいという想いから、
自身が生まれた秋田市土崎に2010年12月、あきたレディースクリニック安田を開院
(2015年11月に医療法人化し、医療法人ALCY理事長に就任)。
患者様ファーストの環境づくりに注力しており、妊娠出産と不妊治療等、
目的別に患者様を案内するなど、安心して通院していただけるように配慮している。