トレンドラボでは、いま、若者が注目する機能性素材とは!?機能性素材に関するワークショップを開催。

株式会社ルーティングシステムズのプレスリリース

企業の最新情報や、ユーザーへのインタビューなどを通して、トレンドを追跡するプロジェクト『トレンドラボラトリー』(株式会社ルーティングシステムズ内)は、「今、若者が注目する機能性素材が何なのか?」を求め、トレンドに敏感な10代、20代の男女20名とワークショップを2021年9月に都内で開催した。
また、9月14日に森永製菓の本社で開催された「機能性表示食品対応素材の記者発表会」に、最新の機能性素材を調査すべく、参加。
森永製菓が、なぜ、機能性素材の研究に取り組むのか?
記者発表会への密着取材を通じて、「なぜ、企業、生活者は、機能性素材を追い求めるのか?」。その真相に迫った。

トレンドラボラトリーでは、「若者が注目する機能性素材」について、今回、調査を実施。

機能性素材とは、食品や飲料においては、保健機能食品である「特定保健用食品(トクホ)」、「栄養機能食品」、「機能性表示食品」に含有している健康機能を有する栄養素や機能性成分の総称を指す。
通常、機能性素材というと、乳酸菌やアミノ酸、オリゴ糖、グルタミン酸・・・などを思い浮かべる人も多いだろう。
しかし、実際は、機能性素材には、100を超える素材が存在することを皆さんはご存知だろうか?
今回のワークショップに参加した若者も、機能性素材に100を超える素材があることを知っているものはいなかった。
それはそうだろう。100を超える素材があることを知っているとなると、それは相当な機能性素材マニアかもしれない。
では、若者にとっての機能性素材とは、何なのか?その答えは、以下であった。

Q. 機能性素材とは何?
10代女性: 健康に良い素材や食品のこと。

ワークショップに参加した若者全員が、言葉通りにて、ここまでは知っていた。
しかし、正しく捉えると、食品という言葉は違う。正しくは、健康機能を有する栄養素や機能性成分のこと。

Q. では、機能性素材には、どんなものがあるか?
10代男性: 乳酸菌とか。
20代女性: 青汁は?お茶や珈琲は?ワインは?入るのかな??
10代女性: タピオカはどうだろう?
20代男性: プロテインは?

機能性素材を幅広く捉えれば、青汁、お茶、コーヒー、ワイン、プロテインなども当てはまってくるのかも知れないが、正確には、答えは「ノー」。
機能性素材とは、例えば、あるプロテイン含有食品に配合されている「BMIが高めの人の体脂肪を減らす機能が報告されたローズヒップ由来ティリロサイド」のことなどを指す。
機能性素材は、相当数あり、一つ一つ、効果・性能が異なり、そして、多岐にわたる効果・効能が存在する。
しかし、総じて言えることとしては、「健康にいい素材」であること。
私たちの多くは、「機能性素材=健康にいい素材」と理解していると思われる。
機能性素材に対する理解としては、これで十分と言えるだろう。
さらに、一歩というのであれば、
機能性素材には、「たくさんの種類があり、それぞれに特別な機能が備わっていて、効果・効能が異なる健康にいい素材」と、覚えておくと良いだろう。

ここで、今回、機能性素材の最新の発表会を行った、
森永製菓独自の機能性表示対応食品素材“パセノール™”に関する研究結果・記者発表会へ、
密着取材をしてきたので、その様子を通じて、機能性素材について、紹介をしたい。

トレンドラボでは、「森永製菓グループは、2030年にウェルネスカンパニーへ生まれ変わります。」というビジョンに注目した。

▼9月14日開催「森永製菓独自の機能性表示対応食品素材 “パセノール™”に関する研究結果・記者発表会」ダイジェスト動画

 

森信也 取締役上席執行役員研究所長と森永製菓 研究所 健康科学研究センター 森貞夫 研究員が登壇し、
ビジョンと研究成果を発表した。

発表会の冒頭に、森信也 取締役上席執行役員が伝えた、
「森永製菓グループは、2030年にウェルネスカンパニーへ生まれ変わります」という、
森永製菓2030ビジョンのキーメッセージ。

「森永製菓は120年の歴史で培った信頼と技術を進化させ、世界のあらゆる世代のウェルネスライフをサポートしていく」と森信也取締役。

森信也取締役は、東京オリンピック・パラリンピックで世界の選手や関係者が大絶賛した「チョコモナカジャンボ」(森永製菓)を例にあげてこう伝えた。

「心の健康につながる情緒的価値(幸福感)を科学的に解明し、顧客満足度を向上していく。たとえばチョコモナカジャンボは、パリパリ食感の心地よさが人気。その心地よさを感じさせる理由を、脳の状態の測定などから読み解き、商品に新たな付加価値をつけていく」

森永製菓がめざす「心の健康から体の健康への進化」では、
「嗜好品にも『せっかく食べるなら体にいいものを』という生活者意識が強まると考え、既存の商品価値をキープしつつ、「心の健康」から「体の健康」へ進化することで付加価値を向上させていく」という。
 

また、研究所 健康科学研究センター 森貞夫 研究員は、以下のように述べた。
「これまで、細胞実験や臨床試験を通して、血球系株化細胞で長寿(サーチュイン)遺伝子の発現を促進する機能や、ヒトの肌の弾力を維持し、角質層の水分を高める機能など、パセノール™の様々な機能を明らかにしてきた。しかしながら、ヒトにおいて「脂肪燃焼を促す機能」が確認されたのは初めて」という。

この度の記者発表会で、森永製菓は、機能性表示対応食品素材“パセノール™”に、安静時や日常活動時、中強程度の運動時に脂肪燃焼を促す機能があることを確認したとを発表したのだ。

▼パセノール™ 特設サイト: https://www.morinaga.co.jp/passienol/
 

今回の取材を通じて、トレンドラボが感じたのは、私たちが、お菓子のメーカーだと思っていた森永製菓は、
いま、まさに、時代の変化とともに、ウェルネスカンパニーとして変化を遂げている真っただ中と言える気がした。
しかしながら、トレンドラボでは、森永製菓は、もともと、ウェルネスカンパニーであったとも言えると考える。

森永製菓は、私たちに、お菓子を通じて、“幸せ”と“安らぎ”を与えてくれて、私たちのココロを癒し、満たしてくれていた。
つまり、私たちのココロを通じて、健康にしてくれていたのだと。

今後、ウェルネスカンパニーへの成長を目標として掲げる森永製菓から、一層、目が離せない。

森永製菓は、食品の機能性・美味しさ・安全性の情報が一堂に揃う、10月6日(水)、7日(木)、8日(金)に、東京ビッグサイト西1・2ホール&アトリウムで開催される「食品開発展2021」へ、ブース出展予定とのこと。是非、この機会に、足を運んでみてはどうだろう。

「食品開発展2021」URL: https://www.hijapan.info/

ここで、機能性素材に着目した今回であったが、トレンドラボでは一つの結論を示したいと思う。
それは、大事なのは、「健康」であるということ。
現在、コロナウイルス感染症が、世界的に蔓延する中、私たちの暮らしと環境は、劇的に変わっている。
しかし、いつの時代も、変わらないのは、健康があってこそ、生きてこそ、ということ。
江戸時代には、コレラが蔓延し、江戸の死者数は、10万~26万人とも言われている。
また、当時の江戸の人口は、最盛期で68万~200万人と言われているため、
コレラがもたらした影響はとても大きいものであったことがわかる。
しかし、私たちは、今もなお、生きている。
私たちは、生きる強さ、そして、健康であるために考え、行動し、乗り越える術を知っている。
私たち人間は、DNAレベルで、生に対する本能を持ち合わせているのかもしれない。

トレンドラボラトリーでは、今回、“機能性素材”に焦点をあてているが、
本質としては、生きること、健康であること、の大切さを考え、実行してほしいと願っている。

【最後に】
現在、新型コロナウイルス感染症流行に伴い、社会が変革を迎えている。
しかし、このような変革期こそ、人も、企業も、強く、大きく、成長できるチャンスな時期であると言える。
このことは、過去を振り返り、紐解けば、確かな答えが導きだされます。
明治維新、第二次世界大戦、バブルの崩壊、・・・いつの時代も、「こと」は起きている。
そして、そのような中においても、「人々」は生き続けている。
「こと」が大きければ大きいほど、「人々」は強く、大きく変化し、生きる。
だからこそ、新型コロナウイルス感染症が流行する現在において、多くの人や企業が変化を遂げようとしている。
トレンドラボラトリーでは、今回の調査を通じて、明確な回答は得られなかったが、一つの可能性を導きだした。
なお、トレンドラボラトリーでは、“問いて学ぶ”ことの重要性を意識し、今後も、様々な視点から、世の中ごとに着目し、独自の視点から調査を行い、世の中に情報を発信していくことで、社会に発展に貢献していくことを目指します。

また、末筆ながら、今回の調査実施に協力くださった、10代・20代の若者と、森永製菓株式会社の皆様には、深く、御礼を申し上げます。

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