黒球式熱中アラーム「TC-210」日焼けアラーム機能付きを5月7日に発売

タニタのプレスリリース

 

 

黒球式熱中アラーム「TC-210」日焼けアラーム機能付き

 

健康総合企業の株式会社タニタ(東京都板橋区前野町1-14-2、社長・谷田千里)は、熱中症対策と日焼け対策を1台で行える黒球式熱中アラーム「TC-210」日焼けアラーム機能付きを5月7日に発売します。熱中症の危険度を示す指標である暑さ指数(WBGT)※1を計測・表示するとともに、日焼けが始まるまでの時間を知らせる機能を備えているのが特徴。暑さ指数に応じて熱中症の警戒レベルを5段階(ほぼ安全、注意、警戒、厳重警戒、危険)のイラストで表示するほか、設定した暑さ指数を超えるとアラームで分かりやすく知らせます。価格は5500円(税込み)。屋外で活動する方や子ども・高齢者のいる家庭のほか、美容を気に掛ける女性をメインターゲットに、家電量販店やホームセンターを中心に年間1万台の販売を計画しています。

 

コロナ禍となった2020年の熱中症による救急搬送者数は6万4869人でした(総務省調べ)。前年に比べると2000人の減少となりましたが、依然高い水準で推移しており、中でも温度変化を感じづらくなるといわれる高齢者の割合が増加しています。気象庁は、今夏の気温は全国的に「平年並みか高い」と予想しており、35度以上の猛暑日も多くなる見通しです。また、新型コロナウイルスの感染予防のため外出する機会が減少する中、気温の上昇とともにからだが暑さに慣れていく「暑熱順化」もできづらい状況が続いています。新型コロナウイルスへの感染対策と併せて、熱中症への備えが求められます。

 

熱中症対策において効果的なのが、熱中症の注意レベルを把握することです。今回発売する「TC-210」は、屋内外を問わずリアルタイムで暑さ指数を算出し、5段階の熱中症警戒レベルをイラストとアラームで知らせます。また、タニタの熱中症指数計としては初めて、日焼けアラーム機能を搭載。タニタ独自のアルゴリズムにより黒球温度と乾球温度の差から紫外線量を予測し、日焼けが始まる(皮膚が紫外線の影響で赤くなる直前)までの時間をカウントダウンして知らせます。紫外線は日焼けの原因となる一方で、体内でビタミンDを生成するためには適量を浴びることも必要です。日焼けアラーム機能により、日焼けまでの時間の目安が分かることで適切な日焼け対策が可能です。大きさは幅58mm×高さ108mm×奥行36mmで、重さは約65g(電池、つり下げ用アタッチメント、カラビナを含む)。「暑さ指数」、「気温」、「相対湿度」、「日焼け時間」を表示します。

 

熱中症は対策することで100%予防できる疾病といわれています。タニタでは、用途に合わせたさまざまな黒球式熱中症指数計を発売するとともに、「熱中症に関する意識・実態調査」や対策セミナーなどを通じて熱中症対策の啓発活動に取り組んできました。今回新たに日焼けアラーム機能を備えた「TC-210」をラインアップに加えたことで、利用者のすそ野を広げていけると考えています。また、環境省と気象庁は先月から、危険な暑さが予想される全国の都道府県に対し「熱中症警戒アラート」※2を出し、警戒を呼び掛けています。タニタでは今後も熱中症指数計などの商品を展開するとともに、暑さ指数をはじめとした情報を発信し、熱中症対策をサポートしていきたいと考えています。

 

 

※1 暑さ指数(WBGT)は、気温だけでなく汗の蒸発に関係する湿度、日射・照り返しなどの輻射熱を取り入れた熱ストレスを表す指数で、単位は度(℃)。乾球温度(気温)、湿球温度(湿度に関係)、黒球温度(輻射熱)の値を使って計算します。

※2 環境省と気象庁が熱中症のリスクが高まった際に対策を呼び掛けるもので、2021年4月28日から全国での運用が開始されました。気温や温度、日射量などを基に算出した「暑さ指数」が33℃以上と予測された際に発表されます。

 

熱中症の警戒レベルを把握するとともに、適切な日焼け対策を可能に

 

 

 

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