美容室IWASAKI（イワサキ）のプレスリリース
2021年04月23日
株式会社ハクブン（本社：神奈川県横浜市 代表取締役 岩崎博文、以下「美容室IWASAKI」)は、今期150店舗の出店を決定いたしました。それに伴い、美容業界で初めて大規模雇用拡大を行う計画を発表しました。
現在、「美容室 IWASAKI 」は約 3500 人の美容師の方々が登録しています。今回の取り組みは、
2021 年度に開店する全国の店舗で、新たに 750 人を追加採用するという計画です。
■美容業界の抱える問題
理・美容業界では、人口減少や顧客・経営者の高齢化といった社会背景から顧客の囲い込みが激しさを増しています。また、小資本でも独立できる業界であることから参入障壁が低く、既存店と新規参入店の間で競争激化に拍車をかけています。2019年（平成31年）3月末の厚生労働省衛生行政報告の発表では、美容室の軒数は、前年より3562店（1.4％）増え、過去最多の25万1140店になり、25万の大台を超えました。
※下記図参照
美容室の営業施設数の年次推移（単位1000施設）
上記引用先：美容業の実態と経営改善の方策（抄） – 厚生労働省
コンビニよりも店舗数が多いため、市場は完全に飽和状態になりつつあります。東京商工リサーチの企業情報データベース（379万社）で美容室の「休廃業・解散」を抽出したところ、2018年（1-12月）の休廃業・解散は242件を数え、過去20年間で最多でした。また、休廃業・解散は2013年から大幅に増え、2016年に初めて200件を突破しました。倒産と休廃業・解散の合計は、市場から撤退した「美容室」を示しています。これらは急カーブで上昇が続いています。
■採用の背景
このように、美容室の倒産、休廃業・解散が増え続ける中で、働く先を失った美容師の方達の中には転職を余儀なくされる方も多くいらっしゃいます。これらのデータは一昨年度のものですが、昨年末から今年いっぱいにかけてコロナ自粛の影響により客足の遠のいた、店舗面積の広い美容室は、固定費として高額な賃料や従業員の給与を支払い続けねばなりません。国からは雇用調整助成金や各種助成金、融資のスムーズ化などの施策がとられていますが、このままの状態が続けば美容室の個人店は厳しい状況を迎えます。折角苦労して美容師免許を取得し、技術を研鑽してきた美容師の方達が転職をして他の職業についてしまうのは美容業界にとって大きな損失です。
そこで、当社ではそのような美容師の方々の働く先となれます様、このような状況下ではございますが、雇用拡大をすることといたしました。
これに伴いまして、コロナ禍で現在・未来に不安を抱える美容師の方達に向けWEBセミナーを行う予定です。
※下記図参照
■新型コロナウィルス感染症拡大下における雇用拡大に関する代表取締役 岩崎博文のコメント
コロナ禍において、美容室は社会インフラのひとつとしての重要性が高まりました。「美容室IWASAKI」は新型コロナウイルス感染防止の対策として、席数を減らしソーシャルディスタンスの確保や 3 密を避けるため店舗の外にもお待ちのお客様用の椅子を置くなどの対策を行っており、お客さまと働く人の安全を確保しながら事業の継続を目指し安心して働ける空間を構築していきます。今後も事業の発展を通じて、全国における人材の雇用拡大を推進し、特に働く女性やシニアの方の活躍の場を幅広く提供できるよう環境作り・制度作りに取り組んでいくとともに、地域社会の活性化・発展に貢献していきたいと考えております。
■今後の展望
■「美容室IWASAKI」とは
業界で初めて１０００円以下のカットサービスを提供し、美容業界のコストプライスリーディングカンパニーとして、約４０年に亘る経験と実績を持つ美容室IWASAKIは、今期新たに97店舗を開設、全国で 約950店舗の理美容室チェーンを運営しています。これからも「最高水準のサービス提供と働きやすさの創造で社会に貢献する」を理念に、理美容室運営から職業訓練校運営、映画製作、官公庁連携商品の開発等、幅広い事業の展開により、働く理美容師の皆様を力強く支援していきます。
美容室IWASAKIお客様向けWEBサイト URL：http://hkbn.co.jp/iwasaki/
株式会社ハクブン公式ホームページ URL：http://www.hkbn.co.jp/