コロナ禍におけるオーラルケア実態調査  舌みがき実施率は約3割! マスク生活の影響など、口の中の舌苔(ぜったい)は 増えやすい環境に?!

ライオン株式会社のプレスリリース

 ライオン株式会社(代表取締役社長・掬川 正純)は、舌みがきの実施状況について調査しました。その結果、毎日舌みがきを行っている人は、全体の約3割でした。舌苔(ぜったい)(※1)は、細菌やはがれ落ちた舌の粘膜、食べかす等からできており、口臭の原因と言われています。加えて、口腔内の細菌の出す酵素(プロテアーゼ)はインフルエンザなどの感染症に関与していると言われています。最近、感染予防のためにマスクをつける時間が増えたことによって口腔内の乾燥が進むなど、舌苔が増えやすい環境になっていると推察されます。新しい生活様式におけるオーラルケア習慣として、舌みがきをご提案します。
(※1) 舌苔:舌に付着する白い苔状のもの

■調査概要
・期間:2021年3月11日(木)~2021年3月15日(月)
・方法:インターネット調査
・対象:16~79歳男女 2,084名

■結果
 毎日歯をみがく人はほぼ100%である一方で、毎日舌をみがく(舌を清掃する)人は約3割でした。コロナ禍の影響で、舌苔が増えているのではないかと指摘されていますが、舌苔のケアを習慣化している人は少ない結果でした。

図1 毎日のオーラルケア行動実態

図2 舌苔が増える原因

舌苔(ぜったい)とは
 細菌やはがれ落ちた舌の粘膜、食べかすなどが舌の表面に付着してできた白い苔状のかたまりです。舌の表面には舌乳頭(ぜつにゅうとう)という細かい突起がたくさんあり、この中に口の中ではがれた粘膜や食べかすがたまり、細菌のすみ家になっています。

舌苔

■まとめ
 マスクをつける機会が増えたことや、ストレスの増加、人と話す機会が減っていることなどから、口腔環境も変化していることが推察されます。感染予防もオーラルケアも、健康を維持するために大切な行動です。今回ご提案した舌みがきは1日1回で十分で、強い力で行わないことや、やりすぎないことも大切です。当社の生活情報メディア「Lidea」では、舌みがきをはじめ、新しい時代のオーラルケアに関する下記の情報も発信しています。

・舌みがきで口臭予防!正しい舌苔の取り方7つのポイント
( https://lidea.today/articles/713 )
・職場や学校では「口閉じ歯みがき」で飛沫を防ぐ&洗面所の衛生を保つ
( https://lidea.today/articles/002892 )
・感染の入り口=お口を清潔に保つ~ウイルスが気になる季節に~
( https://lidea.today/articles/002870 )

 今後、コロナ禍においても、よりよいオーラルケア習慣を継続していただけるよう、ひき続き、情報発信をしてまいります。

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