Craif、SLEの尿中バイオマーカーに関する研究成果を米国リウマチ学会議にて発表

Craif株式会社のプレスリリース

 Craif株式会社(所在地:東京都文京区、CEO:小野瀨 隆一、以下Craif)は、11月1日(月)から11月10日(水)までバーチャル開催されている『ACR Convergence 2021』において、全身性エリテマトーデス(SLE)に関する研究成果を発表したことをお知らせいたします。Craifは、本研究成果により尿中miRNAを用いたSLEの個別化治療のためのリキッドバイオプシーの実用化を目指します。

■本研究の取り組みについて
 Craifは、当社のマイクロ流体ナノワイヤデバイスを用いてSLE患者の尿中miRNAの解析を行う研究を実施しました。今回の発表では、①尿中miRNA解析により、SLE関連バイオマーカー候補を多数同定したこと②SLEの重症度と関連するバイオマーカーを同定したこと③機械学習により、miRNAの発現パターンからSLEと健常者を高い精度で区別できることを報告いたしました。

■『ACR Convergence 2021』概要
 ACR Convergenceは、American College of Rheumatology(米国リウマチ学会)の年次総会で、リウマチ学に関するコラボレーション、集会、学習の場です。基礎科学、臨床科学、ビジネス教育、そして患者様のケアを向上させるための相互的なディスカッションを組み合わせた内容となっています。
 今回開催される『ACR Convergence 2021』では、320名以上の臨床医、研究者、医療専門家による2,000件以上のアブストラクトや専門家のプレゼンテーションが予定されています。

■Craifについて
 Craifは、2018年5月創業の名古屋大学発ベンチャー企業です。日本が誇る素材力を用いて尿からエクソソームを網羅的に捕捉し、AI(人工知能)を組みあわせて医療に応用することで、現在のがん診療が抱えるさまざまな課題解決に取り組んでいます。当社が開発した酸化亜鉛ナノワイヤデバイスを用いることで、従来法より簡便かつ効率的にエクソソーム・細胞外小胞を網羅的に捕捉することができます。エクソソームは細胞間情報伝達の媒体であるため、中に含まれる核酸やタンパク質などの様々な‟メッセージ物質”について解析することで、細胞間コミュニケーションと深い関わりがあるがんをはじめとした多くの疾患について理解を深めることができます。本技術を応用することで、わずか一滴の尿から高精度でがんを早期発見する検査や、一人ひとりに最適な治療の選択が可能となる検査の開発に取り組んでいます。

 当社は、本技術を次世代のバイオマーカー解析サービスとして提供し、医療・ヘルスケア領域を中心にあらゆる企業・アカデミアとの協業を通じて、当社のビジョンである“人々が天寿を全うする社会の実現”を推進いたします。詳細については、https://craif.com/をご覧ください。

■会社概要
会社名   : Craif株式会社
本社所在地 : 東京都文京区本郷3-38-14 NEOSビル3F
代表者   : 代表取締役 小野瀨 隆一
設立    : 2018年5月
URL    : https://craif.com/

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