2022年度 第17回「ロレアル-ユネスコ女性科学者 日本奨励賞」2021年11月16日(火)より募集開始

日本ロレアル株式会社のプレスリリース

 

世界最大の化粧品メーカーである仏・ロレアルの日本法人である日本ロレアル株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:ジャン-ピエール・シャリトン)は、2022年度 第17回「ロレアル-ユネスコ女性科学者 日本奨励賞」の募集を開始し、2021年11月16日(火)~ 2022年2月28日(月)の期間で応募を受付けます。

「ロレアル-ユネスコ女性科学者 日本奨励賞」は、ロレアルグループとユネスコが世界規模で展開する女性科学者を支援する共同プロジェクトの理念を継承し、日本ロレアルが日本ユネスコ国内委員会の協力のもと2005年に創設。生命科学または物質科学の分野において、日本国内で博士後期課程に在籍あるいは、博士後期課程に進学予定の40歳未満の女性を対象に、毎年各分野から2名ずつ(計4名)選出します。受賞者には、賞状および奨学金100万円を贈呈し、研究継続をサポートします。

さらに、日本奨励賞受賞者4名の中から1名をロレアルグループ本社とユネスコが主催する「ロレアル-ユネスコ女性科学賞 国際新人賞」の2023年度の候補者として選出し、各国の候補者からトップ15名の若手女性科学者に賞金約200万円を贈呈します。日本では今まで4名が受賞しており、受賞者の中には「Forbes 30 Under 30 Asia list – Class of 2020」に選出されるなど、国内外で高い評価を受けています。

【募集要項】
1. 受付期間: 2021年11月16日(火)から2022年2月28日(月)必着

2. 応募方法: 下記必要書類を「ロレアル-ユネスコ女性科学者 日本奨励賞」事務局宛
       (loreal-fwis-japan@kreo.jp)にe-mailにてお送りください。
        一つのフォルダに下記必要書類をまとめて格納のうえ、お送りいただく際はパスワードをかけ、         
        所属大学・機関で推奨されているファイル送付サービスをご使用ください。

≪応募必要書類≫
■ 応募申請書
■ 履歴書
■ 指導教官からの推薦状
■ これまでの研究内容の概要
■ 今後一年間の研究題目とその概要および今後の展望
■ 発表論文リスト
■ 論文別刷

書類送付先 / お問い合わせ先: loreal-fwis-japan@kreo.jp 
*事務局より1週間以内に書類受取のご連絡をいたします。

3. 選考: 1次審査(書類選考)、2次審査(ヒアリング)、選考委員会による厳正なる審査を経て、
      2022年中旬を目途に採否をご連絡します。

4. 授賞式: 採否のご連絡後、東京で授賞式を開催し、正式に受賞者の発表を実施します。

応募要項に関する詳細は、こちらをご確認ください。
https://www.loreal.com/ja-jp/japan/articles/commitments/fwis-japanfellow-award2022/ 

ロレアルグループはフランス人化学者ウージェンヌ・シュエレールにより1909年に創立されて以来、科学に基づく製品研究・開発を事業の中核に据えてきました。この創業以来の理念に基づき、「世界は科学を必要としており、科学は女性を必要としている」という信念のもと、1998年に、科学の発展に寄与した優れた女性科学者を顕彰する「ロレアル-ユネスコ女性科学賞」(仏・ロレアル財団主催)を創設。世界規模で女性科学者を支援しています。毎年、世界五大陸から5名の女性科学者が受賞、今まで5名ものノーベル賞受賞者を輩出しています。また創設以来、今までに7名の日本人が本賞を受賞しており、2021年は、野崎 京子教授(東京大学大学院 工学系研究科化学生命工学専攻)が受賞しました。また、先般10月26日には、歴代の受賞者、岡崎恒子 名古屋大学名誉教授(2000年受賞)は文化勲章を受章、川合 眞紀 自然科学研究機構分子科学研究所所長、東京大学名誉教授(2019年受賞)は文化功労者として選出された旨が発表されました。

女性研究者の活躍推進は未だ課題があり、世界における研究者のうち女性の割合は30%未満、日本における女性科研究者の数は、16.9%とOECD諸国最下位です。年々増加傾向にはあるものの、30年前の状況とさほど変化が見られないという状況が続いています。日本ロレアルは、科学の多様化こそが、持続可能な世界の実現と、人類のさらなる発展との信念で本プログラムを継続、日本奨励賞の歴代受賞者はその研究内容において国内外で高く評価されています。また研究生活と並行して結婚・出産などのライフイベントを経て研究を継続しているほか、次世代の育成など、多様なキャリアを切り拓いています。

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ロレアルについて https://www.loreal.com/en/

ロレアルは、100 年以上にわたって美に専念してきました。35[1]の多様で補完的なブランドからなる独自の国際的なポートフォリオにより、グループは 2020 年に 279 億 9000 万ユーロの売上高を達成し、世界中で 85,400 人の従業員を雇用しています。世界 有数のビューティーカンパニーで あるロレアルは、マス市場、百貨店、調剤薬局・ドラッグストア、ヘアサロン、トラベルリテール、ブランドリテール、E コマースなど、あらゆる流通ネットワークに展開しています。 研究とイノベーション、そして 4,000 人の研究専任チームは、ロレアルの戦略の中核であり、世界中の美への熱望を叶えるために活動していま す。ロレアルは、2030 年に向けてグループ全体で意欲的な持続可能な開発目標を掲げ、より包括的でサステナブルな社会に向けてエコシステムを強化 することを目指しています。
 

日本ロレアルについて https://www.loreal.com/ja-jp/japan/

ロレアルは 1963 年から日本で事業を開始し、1996 年に日本法人である日本ロレアル株式会社が設立されました。 2020 年末時点での社員数は、2,491 人、2021 年 10 月現在の取り扱いブランドは 16 です。化粧品の輸入、製造、販売、マーケティングを行っています。1983年に日本に研究開発拠点を置き、現在、日本ロレアルリサーチ&イノベーションセンター(川崎市・溝の口)として、日本をはじめ、アジアの研究開発の中心的な役割を担っています。200名以上の研究者を有し、うち女性研究者は56%を占めています。 
   
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ユネスコについて https://en.unesco.org/

ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)は、諸国民の教育、科学及び文化の協力と交流を通じた国際平和と人類の共通の 福祉の促進を目的とした国際連合の専門機関です。本部はフランス・パリにあり、2021年10月現在の加盟国数は193カ国です。科学においては、技術、イノベーションや教育の発展に注力しているほか、海洋資源や生物多様性の保全、科学的知識に基づく気候変動や自然災害への対応策に取り組んでいます。とりわけ研究において、あらゆる人種差別の撤廃と男女共同参画を推進しています。
 

日本ユネスコ国内委員会について http://www.mext.go.jp/unesco/

日本では「ユネスコ活動に関する法律」に基づき、文部科学省に置かれる特別の機関として日本ユネスコ国内委員会が設置 されています。日本ユネスコ国内委員会は、教育、科学、文化等の各分野を代表する60名以内の委員で構成され、我が国におけるユネスコ活動の基本方針の策定、ユネスコ活動に関する助言、企画、連絡及び調査等を行っています。日本ユネスコ国内委員会事務局は文部科学省に置かれ、文部科学省国際統括官が日本ユネスコ国内委員会事務総長を務めています。

[1] L’ORĒAL Annual Report 2020 に基づく

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