オンライン完結型の生活習慣病重症化予防事業を提供するPREVENTが大分県における令和3年度データヘルス推進事業を受託

株式会社PREVENTのプレスリリース

 名古屋大学医学部発ベンチャー企業PREVENT(所在地:名古屋市東区、代表取締役:萩原 悠太、以下 PREVENT)は大分県国保医療課(所在地:大分市大手町、以下大分県)の令和3年度データヘルス推進事業 [ 生活習慣病重症化個別支援体制強化 ] の委託先として受託し、大分県竹田市(所在地:竹田市大字会々、以下 竹田市)での重症化予防事業を2021年8月から2022年3月までの期間で開始しました。

■背景
 大分県は、これまでデータヘルス計画を策定し、「産・官・学連携保健・医療・介護保険等データ活用による医療費分析事業」や「医療費・健診データ分析事業」など、各所と連携をされながら、データヘルスの推進に取り組んでこられました。
 これまでの評価を通して課題として浮き彫りになった「医療費の増加傾向」に対して対策を打つため、県下の各市町村にてそれぞれ独自の重症化予防の取り組みがなされてきましたが、昨今のウイルス蔓延における感染リスクの抑制という観点からも、オンライン化を含めた実施方法の再考が求められております。
 新型コロナウイルスに限らず、今後も未知の感染症が蔓延する可能性は十分に考えられ、そのような状況下でも安定的に住民の健康づくりを進めていけるような仕組みを構築することが、極めて重要であると考えられます。
 竹田市は、生活習慣病重症化予防対策の中で、「働き盛り」の世代における健康への意識づけが必要だと強く感じていました。しかしながら、働き盛りの世代は、日々忙しくされていて、これまでの市での取り組みでは関わることが困難な状況でした。そのような中、わざわざ足を運ばなくてもオンラインで指導が受けられること、実際に参加者自身が機器を活用し、ご自身の体調と向き合いながら取り組めるという点を魅力に感じられ、本事業の参加に賛同されることとなりました。

■実施内容
 大分県下のモデル自治体となる竹田市の国民健康保険加入者を対象に、脳梗塞や心筋梗塞などの循環器系疾患の発症予防、および重症化予防を目的とした、完全遠隔の重症化予防事業を実施いたします。
①PREVENTが開発した重症化予測モデルをもとに、レセプト・健診データを併せて分析し、今後の生活習慣病重症化を予測する。
②生活習慣病の改善が必要と思われる者で、参加希望者に対して、かかりつけ医承諾のもと完全遠隔での個別支援を行うことにより、生活の質(QOL)の維持・向上による健康寿命延伸及び医療費の適正化を図る。

 

■今後の展望
 令和2年10月に「循環器病対策推進基本計画」が閣議決定されたことを踏まえ、今後各都道府県、市町村での循環器系疾患に関する対策の計画策定、実行が進んでいくと考えられます。 本事業は脳梗塞や心筋梗塞などの「循環器系疾患」の発症予防を目的とした事業であり、今後の基本計画の枠組みの中において、さらに必要性が高まってくる分野での取り組みであると言えます。
 初年度は竹田市での取り組みを開始していくともに、次年度以降も大分県下での取り組みをさらに拡大していく予定です。また、他の都道府県での同様の事業実施も視野に入れ、更なるサービス普及のため活動してまいります。

株式会社PREVENT
所在地:〒461-0004 愛知県名古屋市東区葵一丁目26番12号 IKKO新栄ビル9F
代表者:萩原悠太
事業内容:医療データ解析、生活習慣病の重症化予防支援事業等
ホームページ:https://prevent.co.jp/

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