Craif、米国 Nonagen Bioscienceと独自がん検査の評価に関する共同研究を開始

Craif株式会社のプレスリリース

 Craif株式会社(所在地:東京都文京区、CEO:小野瀨隆一、以下Craif)は、Nonagen Bioscience Corporation(所在地:カリフォルニア州ロサンゼルス、CEO:Charles J. Rosser、以下Nonagen)と共同研究契約を2021年9月22日(水)付で締結しました。本契約の締結によりCraifとNonagenは、がんの早期診断における尿中マイクロRNAの臨床的意義、およびマイクロRNA発現の人種差を明らかにするために共同研究を開始します。

■研究概要
 これまでCraifは、マイクロ流体ナノワイヤデバイス、マイクロRNA(以下、miRNA)の検出技術、機械学習による解析手法を応用することで、がんに関連するmiRNAの探索を行ってきました。miRNAの発現パターンから早期のがんの検出アルゴリズムを構築し、高い精度でがんと健常者を区別することに成功し、その成果を米国がん学会にて発表しています。本研究では、がんの早期検出のためのmiRNA解析の性能を日米のコホートを利用してさらに詳細に検証すると共に、人種差がmiRNA発現パターンに与える影響を検討し、全世界で利用可能なmiRNA検査のPOCの確立を目指します。

■Nonagen Bioscienceについて
 Nonagenは、米国カリフォルニア州ロサンゼルスを拠点とした株式非公開企業です。オンコロジーを主な領域として、疾患の早期発見や治療効果のモニタリングを可能にするためのリキッドバイオプシーの開発に取り組んでおり、マルチプレックスタンパク質分析をコア技術として特許を取得しています。詳細については、https://www.nonagen.com/をご覧ください。

■Craifについて
 Craifは、2018年5月創業の名古屋大学発ベンチャー企業です。日本が誇る素材力を用いて尿からエクソソームを網羅的に捕捉し、AI(人工知能)を組みあわせて医療に応用することで、現在のがん診療が抱えるさまざまな課題解決に取り組んでいます。当社が開発した酸化亜鉛ナノワイヤデバイスを用いることで、従来法より簡便かつ効率的にエクソソーム・細胞外小胞を網羅的に捕捉することができます。エクソソームは細胞間情報伝達の媒体であるため、中に含まれる核酸やタンパク質などの様々な”メッセージ物質”について解析することで、細胞間コミュニケーションと深い関わりがあるがんをはじめとした多くの疾患について理解を深めることができます。本技術を応用することで、わずか一滴の尿から高精度にがんを早期発見する検査や、一人ひとりに最適な治療の選択が可能となる検査の開発に取り組んでいます。

 

 当社は、本技術を次世代のバイオマーカー解析サービスとして提供し、医療・ヘルスケア領域を中心にあらゆる企業・アカデミアとの協業を通じて、当社のビジョンである“人々が天寿を全うする社会の実現”を推進いたします。詳細については、https://craif.com/をご覧ください。

■会社概要
会社名   : Craif株式会社
本社所在地 : 東京都文京区本郷3-38-14 NEOSビル3F
代表者   : CEO 小野瀨 隆一
設立    : 2018年5月
URL    : https://craif.com/

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