株式会社ネクスト21のプレスリリース
「手洗い」「マスク」の次は「新しい鼻洗い」の感染防止清潔習慣
洗浄液の投与と排出
【概要】
「鼻美爽」は鼻スプレーであり、噴霧液の成分が最適化されているため鼻への刺激が少なく、快適な鼻腔粘膜の洗浄、保護、保湿ができます。また、薬効成分が入っておらず、安心して継続的に長期間使用することができます。
【ウイルスの鼻腔内感染】
オミクロン変異株は既存のワクチン接種による感染防止効果が低く、感染防止に対する新たな対策が求められています。
「鼻美爽」はこの鼻腔内および上咽頭の繊毛細胞に付着したウイルスを、効率よく洗浄し、排出を促し、繊毛細胞膜を保護、保湿します。
同時に、鼻腔内を健常人と同じ弱酸性の健全な環境に保ち、ウイルスの活動を低下させながら、粘膜抗体であるイムノグロブリンA(IgA)を活性化させます。この環境では、スパイクタンパク質(S-Protein)※1とIgAが互いに引き合う状況になり、ウイルスの活動はさらに低下します。
SARS-CoV-2の主な侵入経路は、鼻の内側を覆う繊毛上皮細胞です。ウイルスは鼻の繊毛上皮細胞へ付着・侵入し、細胞内で増殖し、体中に広がります。インフルエンザや他のウイルスなどから繊毛上皮細胞を守ることの重要性は、50年以上前から報告されています。
1) 「鼻美爽」成分であるトレハロースの界面活性効果(Bio-Surfactant)は、生食水より高い洗浄効果があります。
2) トレハロースのシャペロン※2効果により、鼻腔内に侵入したウイルスを包接して、効果的に鼻腔内から排出します。
3) 鼻腔内の繊毛上皮細胞膜に20-30ナノメートルのクラスター多重層を作り、ウイルスの細胞侵入を防御します。
4) 鼻腔内、特に上咽頭の炎症抑制作用により、サイトカインストーム※3の発生を防ぎます。
5) トレハロースのオートファジー※4活性化により細胞死を防ぎ、細胞/細胞間の感染を防ぎます。
6) クエン酸ナトリウムで弱酸性溶液(pH5.3)に調整しています。そのため、S-Proteinの最適活動点(pH9)から外れるので、S-Proteinの活動が低下します。
7) この弱酸性溶液は粘液抗体であるIgAの最適活動点(pH5)にも近いです。そのため、IgAの活動が最大化されます。
8) pH5~pH6の弱酸性範囲ではIgAがマイナス、S-Proteinがプラスに荷電して、互いに結合しやすくなります。
【「鼻美爽」の利点】
「鼻美爽」は手軽にポケットに入れて持ち運べて、何処でも必要な時に使用できます。
鼻うがい習慣に比べて利便性が高く、女性や学童も使いやすい洗浄スプレーです。
「鼻美爽」は、春と秋の花粉アレルゲンに対する細胞膜に保護膜を形成することにより炎症抑制作用が期待できます。また冬季のドライノーズに対しては保湿作用があり、年間を通じて連続・継続的に使えます。
株式会社ネクスト21ではスイスの会社からの注文により、1月から輸出向けの大量生産(10万本)に入り、今後は国内販売向けの受注を、薬店流通企業向けに開始いたします。
※1 ウイルスがヒトの細胞へ侵入するために必要なタンパク質のこと
※2 タンパク質が正しい立体構造を取れるように助けること
※3 感染の量が多くなることにより炎症の量も多くなり、サイトカイン(細胞から分泌される低分子のタンパク質)も大量に放出されること
※4 細胞内にある不要な物質を分解する作用のこと