株式会社リハサクのプレスリリース
当社のサービスはエビデンスに基づいたセルフエクササイズ動画を、セラピストから患者様のスマホへ送信することで、忘れやすいセルフエクササイズを自宅でも簡単に確認・実施していただけるサービスである。
- セルフエクササイズの効果は、過去の研究からも症状の改善に効果的であることが示されている1,2)。しかし、セラピストから指導されたエクササイズを継続できない患者様は少なくない。
- このような課題を解決するため当社では、患者様自身で1週間の運動目標日数の設定、週の進捗状況を管理していただけるように画面デザインをリニューアルした。運動実施記録が運動継続率を向上させるという報告もされており、今回のデザインリニューアルで運動実施記録の利用体験の向上、患者様の運動継続率の向上が期待できる。
デザインリニューアル後の患者機能のご紹介
- 痛みの入力
- 疼痛部位のペインスケールを毎日入力できます。入力した日々の痛みの推移はセラピストに共有され、問診などに役立てていただくことができます。
- 目標設定
- セラピストと相談の上、運動目標日数を設定していただくことができます。
- エクササイズ動画の視聴
- セラピスト側から送られてきた動画を視聴することができます。
- 運動実施状況の記録
- 運動実施記録をつけることで進捗状況がセラピストに共有されます。
- 週の進捗状況の確認
- 設定した目標に対し、患者様画面では週ごとに進捗状況を管理していただくことができます。また、処方されたエクササイズごとの実施状況もご確認いただくことができます。
- チャット機能
- 患者様とリハサク内でメッセージをやり取りしていただくことができます。
- 予約機能
- 痛みの状況に応じて来院促しがなされ、簡単に予約が取れる為、患者様の通院離脱を下げることが期待できます。
- 物販機能
- 自宅での運動体験をより良くするトレーニンググッズやヨガマットなどが簡単にご購入いただけます。これにより施設側の物販売上をサポートいたします。
今後の患者機能開発の方向性
今後は現状のWEBアプリからネイティブアプリの移行へ開発を進めてまいります。ネイティブアプリ化により、患者登録をシンプルにすることでセラピストの方々が多忙な業務の中でも、簡単に患者様へサービスを提供していただけます。また、チャット機能の利用体験を向上させ、担当セラピストと患者間のコミュニケーションを院外でもとることができ、患者満足度の向上、施術に関するフィードバッグを共有しやすいサービスにしてまいります。
リハサクの詳細はこちら
https://rehasaku.net/
リハサクとは
当社は元理学療法士の近藤を始めとした資格保有者 (理学療法士/作業療法士/柔道整復師など)のみならず、大手・ベンチャー企業出身のエンジニア、デザイナー、コンサルタントなど様々なバックグラウンドを持ち合わせたメンバーが集まっており、全員が共創の精神の元に、取引先、企業、業界団体等と共により良い業界を創造していくために一丸となって取り組んでいます。現在は運動療法をベースとしたセラピストと患者間のコミュニケーションサービスのSaaS事業を展開しております。同事業は2019年の5月に利用者向け機能をリリースし、昨今のコロナの影響により、オンラインで利用者とのコミュニケーションや接点を強化したいというニーズの高まりから、2021年6月時点で350以上の施設(有料契約施設のみ)にご利用いただいております。
参考文献
1)Schäfer AGM, et al. The Efficacy of Electronic Health-Supported Home Exercise Interventions for Patients With Osteoarthritis of the Knee: Systematic Review. J Med Internet Res 20(4):e152, 2018.
2)Chen H, et al. The effects of a home-based exercise intervention on elderly patients with knee osteoarthritis: a quasi-experimental study. BMC Musculoskelet Disord. Apr 9;20(1):160, 2019.