日本ロレアル株式会社のプレスリリース
世界最大の化粧品メーカーである仏・ロレアルグループ（本社：パリ）とFacebook社は、現地時間 6 月 24 日に、ロレアル傘下の拡張現実（AR）と人工知能（AI）の企業であるModiFace社との技術プラットフォームの統合を発表しました。本統合により、ARによるヴァーチャルメイク機能が、Instagramショッピングにて利用できるようになります。
NYX Professional Makeup、Urban Decay[i]、メイベリン ニューヨーク、そしてランコムは、ARによるヴァーチャルメイク機能をInstagramショップ上でリップ製品に実装する初めてのロレアルブランドになります。今後、グループ傘下の他のブランドやメイクアップカテゴリーにも順次展開の予定です。
ModiFaceのCEOであり共同創業者であるパラム・アラービは以下の通りコメントしています。
「ModiFaceは10年以上にわたり、AR技術のパイオニアとして、リアルで精度の高いヴァ―チャルトライオン（ヴァ―チャルメイク機能）の体験を開発してきました。ソーシャルコマースが消費者にとってますます重要になっている今、Facebookとのコラボレーションとなるこの新たなステップは、Instagramでの美容製品の買い物をより便利に、簡単に、そして楽しくすることに貢献するでしょう。」
Facebook Spark ARの責任者であるスー・ヤングは、次のようにコメントしています。
「AR によるトライオン機能は、Facebookの新しい試みです。本機能により、人々はより自信を持ってオンラインで買い物ができるようになっています。ロレアルとの新たな統合により、買い物客は、Instagramで美についてのインスピレーションを既に得ている自身が好きなブランドから、より一層パーソナルな購買体験を期待できるようになります。」
Facebookは、ModiFaceによるARトライオン機能をFacebookアプリにおける広告フォーマットにも統合予定です。
- ロレアルについて https://www.loreal.com/en/
- ロレアルは、100 年以上にわたって美に専念してきました。35 [ii]の多様で補完的なブランドからなる独自の国際的なポートフォリオにより、グル ープは 2020 年に 279 億 9000 万ユーロの売上高を達成し、世界中で 85,400 人の従業員を雇用しています。世界有数のビューティーカンパニーで あるロレアルは、マス市場、百貨店、調剤薬局・ドラッグストア、ヘアサロン、トラベルリテール、ブランドリテール、E コマースなど、あらゆ る流通ネットワークに展開しています。 研究とイノベーション、そして 4,000 人の研究専任チームは、ロレアルの戦略の中核であり、世界中の美への熱望を叶えるために活動していま す。ロレアルは、2030 年に向けてグループ全体で意欲的な持続可能な開発目標を掲げ、より包括的でサステナブルな社会に向けてエコシステム を強化することを目指しています。
- ModiFace社について
- カナダのトロントに拠点を置くModiFaceは、10年以上にわたってビューティ・テックサービスを構築してきました。40件以上の特許、200件以上の科学論文、そして70人近くのエンジニア、研究者、科学者からなる多様なチームを擁するModiFaceは、ブランドとその消費者のためにリアルなAR体験を構築することに力を入れています。2018年にロレアルに買収されたModiFaceは、70カ国以上、200以上のウェブサイトにバーチャルトライオンサービス（ヴァーチャルメイク機能）と肌診断を提供しています。
[i] NYX Professional Makeup、Urban Decayは、日本国内での取り扱いなし（2021年6月現在）
[ii] L’ORĒAL Annual Report 2020 に基づく
