ギャラリーカフェ ジョルジュのプレスリリース
スマホ普及により、字を書く機会が日常的に減っているいま、新鮮な体験との声が広がっています。
アメリカ人の弟子・サムさん
【伝統文化・書道とITの融合】
2021年12月、「書道」が国の登録無形文化財となりました。生活に根付く文化、また世界に誇れる文化として次世代に繋いでいきたいということがその理由です。背景には書道人口の減少があります。
元来、小中学校で行われる書道の授業において、その経験者の約9割が「現在はしていない」と回答し、暮らしの中で筆で文字を書く機会が極めて少ない現状が指摘されています。(文化庁2020年度生活文化調査研究より)さらに、コロナによってリアルな書道教室運営も難しくなってきています。
一方で、タブレット端末のアプリとして書道に関するものが出ています。ただ、一般の書道教室や学校の授業では、ほぼ使われていないのが現状です。
背景を変えることで雰囲気も変わる
【講師の朱入れもあるタブレット書道レッスン】
タブレット端末のアプリとは「Zen Brush 2」。タッチペンや、指で書くことができます。楷書や行書などの書体、筆の太さ、墨の濃さを設定できます。消去ブラシ機能もあり五筆まで戻ることができます。ギャラリーカフェ ジョルジュで書の展示会を2021年6月に開いた佐久間甫祐書院では、2018年頃からこのアプリを使って、タブレット書道レッスンを実施していました。主宰者の佐久間さんは英語に堪能で「書道により世界中の人々と仲良くなって世界を結び付けたい」とオンラインでの外国人の書道レッスンに活用したいと考えていたのです。ギャラリーでの書の展示会にて一般客にもタブレット書道を体験してもらいました。最初にお手本を書き、コツを教え、実際の作品を朱入れ指導するもので、参加者はプリントアウトして持ち帰りできます。30名を超える老若男女に体験してもらった結果、意外な感想をもらいました。
(体験者の声)
・手の動きや姿勢に集中することができ、心洗われました。データとして保存できるのでハガキにも使えそうで便利です。(30代女性)
・字をきちんと書くことで頭や記憶がはっきりすると感じました。書道が認知症予防になるということも納得できます。タブレット書道は物理的なハードルを下げることでだれでも手軽にできます。(50代女性)
・書道は小学生の頃にやっていましたが、何十年振りかで画面に集中し昔のことを思い出しながら懐かしい時間を過ごせました。脳の刺激にもなり何か新しい世界に出会った気がしました。(60代男性)
【字を書くことで健康に過ごしたい】
ギャラリーカフェ ジョルジュでは、タブレット書道が、単に美文字のレッスンにとどまらず、日々の脳トレにも役立つのではないかと考えました。「脳トレ書道のススメ」(横浜国立大学教授・青山 浩之監修)を読んだ店主は、「筆や墨を使う本格的な書道ではないけれど、タブレットで手軽に字を書くという所作を日常に取り入れてほしい。また高齢者施設などでも役立つのではないか」と、福祉関係者にも声掛けし以下の通り体験会を実施します。
【令和の脳トレ?タブレット書道体験会概要】
日時:2022年5月29日(日) 13時~16時の時間内
場所:ギャラリーカフェ ジョルジュ
東京都世田谷区祖師谷3-36-29 佐藤ビル2F
(小田急線 祖師ヶ谷大蔵駅 北口3分)
TEL 03-6411-4333
参加費:1,000円(税込)
筆・墨・半紙不要。タブレットアプリを使います。
タブレット端末はこちらで用意しますので手ぶらでお気軽にご参加できます。
講師:佐久間 甫祐
プリントアウトして持ち帰れます
【ギャラリーカフェ ジョルジュ概要】
店名 : ギャラリーカフェ ジョルジュ(2012年4月オープン)
代表 : 森 真弓
所在地 : 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-36-29 佐藤ビル2F
(小田急線祖師谷大蔵駅3分)
事業内容: ギャラリー展示、イベント、カフェ
URL : https://gc-george.com