株式会社LITUSのプレスリリース
【アンケート結果要約】
- 人気アーティストトップ3は河北裕介、IKKO、小田切ヒロ
- ボリュームゾーンの人気はYouTubeチャンネルで獲得か
- 決め手は「お悩み」へのアプローチと本人の人柄
【調査概要】
- 調査対象:メイクアップアーティストの提案するメイク、スキンケアを参考にしたことがある人
- 調査地域:全国
- 調査期間:2022年8月17日~2022年8月31日
- 調査方法:クラウドソーシングサービスを利用し回答を収集
- 回答数 :300件
① 人気アーティストトップ3は河北裕介、IKKO、小田切ヒロ
「好きなメイクアップアーティスト」については、メイクラの以下記事に名前が挙がっている有名メイクアップアーティストを基本の選択肢として調査を行いました。
参考:目標にしたい有名メイクアップアーティスト・ヘアメイクアップアーティスト17名紹介
https://dressingup.jp/artist/72/
以下にグラフとランキング形式で結果をご紹介します。
図表:好きなメイクアップアーティスト(全体)
【人気メイクアップアーティストランキング】
第1位 河北裕介(68票)
https://dressingup.jp/artist/654/
第2位 IKKO(54票)
https://ikko.cc/
第3位 小田切ヒロ(43票)
https://dressingup.jp/artist/644/
人気トップ3にはテレビのワイドショーやバラエティ番組、CMに出演していたり、オリジナルの化粧品ブランドを持っていたりと、メディア露出の多いメイクアップアーティストが並びました。まずは単純に目にする機会が多いということが、人気の大きな要因になっていると考えられます。
② ボリュームゾーンの人気はYouTubeチャンネルで獲得か
今回のアンケート調査では、20~30代が全回答者の64パーセントを占めました。また性別については女性が89パーセントとなっています。
図表:回答者の年代
図表:回答者の性別
そこで次に、メイクアップアーティストのメイクやスキンケアを参考にする人のボリュームゾーンといえる「20~30代の女性」に絞って、人気メイクアップアーティストを見てみましょう。
図表:好きなメイクアップアーティスト(20~30代の女性)
【20~30代女性の人気メイクアップアーティストランキング】
第1位 河北裕介(54票)
https://dressingup.jp/artist/654/
第2位 小田切ヒロ(33票)
https://dressingup.jp/artist/644/
第3位 イガリシノブ(28票)
https://dressingup.jp/artist/481/
第1位は変わらず河北裕介さんですが、第2位に小田切ヒロさん、次いでイガリシノブさんがランクインする結果となりました。全体では第2位だったIKKOさんは20票で第4位となっています。
ここで注目したいのは、トップ3入りした3名ともYouTubeチャンネルを運営している点です。
※以下、チャンネル登録者数は2022年9月14日時点
河北裕介公式チャンネル(チャンネル登録者数 37.1万人)
https://www.youtube.com/channel/UCHC8L_WrLJCbv9L1MjEX51g
HIRO BEAUTY CHANNEL(チャンネル登録者数 45.4万人)
https://www.youtube.com/channel/UC8oF7jmQsKbMVrCv5LrP32w
イガリメイク IGARIMAKE(チャンネル登録者数 14.6万人)
https://www.youtube.com/channel/UCLKhtsyAhEqyayjaAxCqBuw
ボリュームゾーンとなる20~30代の女性はテレビ以上にYouTubeを見ている時間が長くなってきているため、このような結果になったことが推測されます。トップ3のなかでも小田切ヒロさんは特に動画の更新頻度が高く、ここ1~2年でチャンネル登録者数を大幅に伸ばしています。
なお、IKKOさんも公式YouTubeチャンネルを開設していますが、ライブ配信以外はほとんど更新されておらず、チャンネル登録者数も1,680人とYouTubeに軸足を置いていないことがわかります。
小田切ヒロさん、イガリシノブさんは「YouTubeやSNSで知った」という声が多く寄せられました。河北裕介さんについても、はじめはテレビや雑誌、またプロデュースしている化粧品ブランド「&be」をきっかけに知り、それ以降YouTubeを参考にしているという意見が多くありました。
また次に大きいボリュームゾーンである「40~50代の女性」に絞ってみると以下のような結果になりました。
図表:好きなメイクアップアーティスト(40~50代の女性)
【40~50代女性の人気メイクアップアーティストランキング】
第1位 藤原美智子(19票)
https://dressingup.jp/artist/639/
第2位 IKKO(13票)
https://ikko.cc/
第3位 イガリシノブ(11票)
https://dressingup.jp/artist/481/
日本におけるメイクアップの草分け的存在である藤原美智子さんは、主に美容系の雑誌で認知を拡大していったようです。「メイクアップアーティストとしてのキャリアの長さから安心して参考にできる」という声が集まりました。
IKKOさんやイガリシノブさんについても40~50代女性からは「テレビ、雑誌で知った」というコメントが多くなりました。
③ 決め手は「お悩み」へのアプローチと本人の人柄
「参考にするメイクアップアーティストの最大の決め手」についての質問は、「手掛けているメイクの仕上がりが自分の好みに合う」が40パーセントで最も多い回答となりました。まずは「好みかどうか」が何よりも重要というのは納得の結果です。
図表:参考にするメイクアップアーティストの最大の決め手
着目したいのは次いで挙がった「本人の人柄、キャラクターが魅力的」「自分の悩みやカバーしたいことに重点を置いたメイクを提案している」という項目です。それぞれ20パーセントを占めており、メイクアップアーティストを参考にするかどうかの鍵を握っているといえそうです。
上で述べたようにYouTubeやSNSでの発信がスタンダードになってきたことで、これまではテレビや雑誌などメディア側に依存していたメイク・スキンケアの特集内容をメイクアップアーティスト本人が決めて発信できるようになりました。
「シミ・シワが気になる世代のためのメイク」や「黒ずみ毛穴が目立たないメイク」など、視聴者の「お悩み」にひとつひとつ丁寧に応えていくようなコンテンツを発信するメイクアップアーティストが、いま人気を集めています。
また内容だけでなくアーティスト本人のキャラクターも重視されています。さまざまな情報が集められたテレビ・雑誌と異なり、YouTubeやSNSでは「人」ベースで情報を受け取ることになります。視聴者が見ていて気持ちよく、前向きになれるような発言・表情で伝えられるメイクアップアーティストが、今後さらに支持されていくでしょう。
とはいえ人気を集め、仕事を増やしていきたいと考えるメイクアップアーティストは、闇雲にYouTubeを始めればよいというわけではありません。どの世代に向けたメイクを提供するのか?どういう層に向けて発信していきたいのか?などによって自身を知ってもらうためのタッチポイントを考えていく必要がありそうです。
メイクラについて
URL:https://dressingup.jp/
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【本調査に関するお問い合わせ先】
会社名:株式会社LITUS(リッタス)http://socialecoo.jp/
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担当者:沢辺
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