世界初(※1)、プラズマクラスター技術で、空気中に浮遊する新型コロナウイルス(オミクロンBA.1株(※2))の減少効果を実証

シャープのプレスリリース

シャープのプラズマクラスター技術について、世界的に著名な研究機関である米国コロンビア大学医学部の辻 守哉 教授(感染症学・免疫学)らによる検証の結果、世界で初めて浮遊する「新型コロナウイルス(オミクロンBA.1株)」にプラズマクラスターイオンを15分間照射することで、ウイルス感染価(※3)を99.3%減少させる効果があることが実証されました。

今回の浮遊ウイルス試験では、「新型コロナウイルス」の変異株であるオミクロンBA.1株の高濃度濃縮液を102Lの試験ボックス(※4)内部にエアロゾル状に噴霧した上で、プラズマクラスターイオン(イオン濃度約25,000個/cm3)を照射し、空気中での浮遊ウイルスの減少効果を検証しました。その結果、ウイルス感染価の顕著な減少(15分の照射で99.3%減)が確認され、空気中に浮遊する、変異して感染力の高いオミクロン株に対してもプラズマクラスター技術が有効に作用することが実証されました。

今回の検証試験は、2020年4月に「新型コロナウイルス」に対する有効な感染対策技術を調査していたコロンビア大学より、当社のプラズマクラスター技術について問い合わせを受けたことが契機となり、開始されました。当時、「新型コロナウイルス」の発生が確認された2019年12月以降、世界各地で感染者数および死者数が急速に増加しており、有効な対策が求められていました。当社は、同大学からの協力要請を受け、資金および試験装置を提供。同大学にて独立した試験が行われ、今回の効果確認に至りました。

当社は、2000年より20年以上にわたりプラズマクラスター技術の効果を国内外の第三者試験機関で実証するアカデミックマーケティング(※5)を推進してまいりました。今回の検証を含めこれまで海外の13試験機関で「浮遊するセラチア菌(院内感染菌)」(米国・ハーバード大学)や「浮遊するインフルエンザウイルス」(ベトナム・パスツール研究所)などの作用抑制効果の検証、「結核病院での結核感染リスク低減効果」(ジョージア・国立結核病院)などの臨床効果検証、さらには「ウイルス・カビ・細菌の作用抑制メカニズム」(ドイツ・アーヘン応用科学大学)の解明などを実施してきました。併せて、プラズマクラスター技術の安全性についても長年継続して検証を重ねています。

当社は今後も、プラズマクラスター技術の有効性について国内のみならず、海外においても積極的に実証を続け、社会に貢献してまいります。

※1  SARS-CoV-2オミクロンBA.1株に対するイオン放出式の空気浄化技術において。(2022年10月13日現在、当社調べ)
※2  新型コロナウイルス変異株であるオミクロン株の一種。BA.1は日本国内で2022年1月~3月に流行した主要な型。
※3  感染性を持つウイルス粒子の数。
※4  安全キャビネット内に配置した専用の試験ボックス。
※5  技術の効能について、先端の学術研究機関と共同で科学的データを検証し、それをもとに商品化を進めるマーケティング手法。
● プラズマクラスター、Plasmaclusterはシャープ株式会社の登録商標です。

※ ニュースリリースに記載されている内容は、報道発表日時点の情報です。ご覧になった時点で、内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。

【プレスリリース全文】
https://corporate.jp.sharp/news/221013-a.html 

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