ふきとり化粧水の認知率、男性約2割・女性約6割

株式会社ナリス化粧品のプレスリリース

株式会社ナリス化粧品(代表者:村岡弘義 本社:大阪市福島区)は、主力商品である「ふきとり化粧水」の認知度を含む男女の美容に関する意識調査を行いましたので、以下にまとめます。
当社は、2015年度(2016年8月調査)からふきとり化粧水の国内販売動向調査を実施しており、2022年8月の調査で7年連続国内販売シェアがNo.1だとわかりました。1937年に初めて発売したふきとり化粧水「コンク」以来、角層研究に注力し、ふきとり化粧水の正しい理解促進や使用方法の啓蒙を行っており、当社が日本記念日協会に申請し認可された2月10日の「ふきとりの日」には、ふきとり化粧水に関する情報発信を行っています。これまでは、ふきとり化粧水の認知度についての調査対象は女性のみでしたが、昨今のスキンケアのジェンダーレス化に伴い、今回は男女それぞれ約2,200名を対象に調査しています。(実施期間:1月6日~年1月12日 調査方法:インターネットによる自社調査)※内容によって回答者数が異なるため、n数は各図表に記入している数字を参照ください。

調査トピックス】
①  「自分の肌に自信がある」、男女ともに約2割。
「肌に自信がある」、最も割合が多いのは20代女性で3割超。最も少ないのは50代男性で約1割。

 ②  「ふきとり化粧水」の認知度、男性で約2割、女性で約6割。
 男女ともに、若年層の方が知っている割合が多く、高齢層ほど知らない。

 ③  「ふきとり化粧水」を知っている人の使用率、男性は4割超、女性は3割未満。
 女性は、以前使用していたが今は使用していない人の割合が高く、全体で15.7%。

 ④  「ふきとり化粧水」、使用しているほど肌に自信がある人の割合が多い。
 男性の方が自信がある人が多く、「よく使用している」人の約6割が肌にとても自信がある。

 ⑤  「ふきとり化粧水」でふきとれていると思うもの、1位は「皮脂汚れ」。
 男性は、「皮脂汚れ」「汗」「老化角質」の順。
 女性は、「皮脂汚れ」「老化角質」「メーキャップ品の汚れ」の順。
 肌に自信がある人ほど、「老化角質」がふきとれている。

【調査結果】
①「自分の肌に自信がある」、男女ともに約2割。

 

 

全国の20歳から59歳の男性2,166名と女性2,201名の合計4,367名に、スキンケアをしているか否か聞きました。男性は、全体で「しっかりしている」6.7%と「まあまあしている」27.3%を合わせた34.0%の人がしていると答えており、女性は、「しっかりしている」18.5%と「まあまあしている」49.8%を合わせた68.3%の人がしていると答えています。スキンケアのジェンダーレス化が進んでいますが、男性は依然として、年齢によってスキンケアをしている人としていない人の差が大きいと言えます。

 

 

次に、自分の肌に自信があるか否か聞きました。男性は「とても自信がある」4.2%と「まあまあ自信がある」13.7%を合わせた17.9%の人が自信があると答え、女性では「とても自信がある」4.1%と「まあまあ自信がある」17.7%を合わせた21.8%の人が自信があると答えており、ともに約2割です。「まあまあ自信がある」は女性の方が割合が多いですが、「とても自信がある」では、男性4.2%、女性4.1%とほぼ同率です。ただし、肌に自信があると答えている人は年齢性別を問わず少数派で、肌に自信がないと答えている人の方が多数派です。男性では64.7%、女性では68.8%の人が自信がないと答えており、特に年齢を重ねるほど、肌に自信のない人の割合が増えていき、50代後半では、男性は68.4%と約7割、女性は78.5%と約8割にも上ります。

 

 

 

「ふきとり化粧水」の認知度、男性で約2割、女性で約6割。

ふきとり化粧水を知っているか否か聞きました。男性は、「よく知っている」6.0%と「まあまあ知っている」13.9%を合わせた19.9%が「知っている」と答えており、女性は、「よく知っている」19.6%と「まあまあ知っている」38.3%を合わせた57.9%が「知っている」と答えています。当社では、ふきとり化粧水の実態を知るために、定期的に可能な限り条件を合わせた上で認知度調査を行っていますが、初めて実施した2018年1月の調査では「知っている」が33.8%、2020年12月に実施した調査では71.1%でした。(これらの調査の対象は女性のみです。)約2年前に実施した調査での認知率は約7割で、今回の調査では約6割であったことから、ふきとり化粧水の認知は、ある程度広まっているものの認知拡大は停滞していると言えます。また、男女での認知の差も大きいと言えます。

また、これを年齢性別で見てみました。男性は25歳~29歳の層の認知率が最も高く33.7%と3割を超えています。ただし、50代になると9割を超える人が知らないと答えています。女性では、20代前半では67.8%、20代後半で66.2%と20代の認知は約7割です。男性ほど認知において年齢の差はありませんが、40代前半までは、知っている人が知らない人を超えていますが、40代後半以降は、知らない人の方が知っている人を上回っていることがわかります。

 

③「ふきとり化粧水」を知っている人の使用率、男性は4割超、女性は3割未満。
ふきとり化粧水を知っていると答えた男性629名と、女性1,756名に、ふきとり化粧水を使用しているか否か聞きました。全体では、男性は、「使用している」14.0%と「まあまあ使用している」29.3%と、合わせて43.3%の人が使用していると答えています。一方女性では、「よく使用している」8.9%と「まあまあ使用している」17.3%を合わせた26.2%にとどまっています。また、「以前は使用していたが、今は使用していない」人も、15.7%に上ります。次頁の年令別の表にも見られるとおり、男性の25歳~44歳の層では、すべての層でふきとり化粧水を使用している人が約半数であり、使用している人の割合が、使用していない人を上回っていますので、男性の方が「ふきとり化粧水」の認知率は低いものの、認知している人の使用率は女性よりも17ポイント以上も多いことがわかりました。

 

 

④「ふきとり化粧水」、使用しているほど肌に自信がある人の割合が多い。
➀でまとめた「肌に自信があるか否か」とふきとり化粧水の使用状況を掛け合わせて、男女別に見てみました。男性では、「とても自信がある」と答えた人のうち、59.1%と約6割もの人が「よく使用している」と答えており、「まあまあ自信がある」人の62.5%が「まあまあ使用している」と答えています。女性では、男性よりも割合が少ないものの、「とても自信がある」人の35.0%が「よく使用している」と答え、「まあまあ自信がある」と答えた人の39.8%が「まあまあ使用している」と答えており、肌への自信とふきとり化粧水の使用状況は、ほぼリンクしていることがわかりました。

 

 

 

 

 

 

⑤「ふきとり化粧水」でふきとれていると思うもの、1位は「皮脂汚れ」。
ふきとり化粧水を使用していると答えた男性420名と、女性1,078名に、ふきとり化粧水を使用することで、何がふきとれていると思うか選んでもらいました。(複数選択なので、合計が100%にはなりません。)
男性は、「皮脂汚れ」、「汗」、「老化角質」の順でふきとれているものを選んでおり、女性は、「皮脂汚れ」、「老化角質」、「メーキャップの汚れ」の順で選んでいます。ふきとり化粧水は、コットンに含ませて使用することが一般的なので、ふきとったものが目に見ますが、「ストレス」や「疲れ」など、目には見えない、気分によるものも含まれているため、願望も含まれているようにも思われます。「ストレス」や「疲れ」といった目には見えないものは、男性の方が多い割合の人が選んでいます。女性の、年齢によりふきとれているものの選択に違いが

 

あるものとして、「老化角質」が挙げられます。45歳~54歳の層では約7割がふきとれていると選んでいますが、20代では約3割にとどまっています。

 また、ふきとり化粧水でふきとれているものと、肌の自信を掛け合わせてみました。男女ともに、「とても自信がある」と答えた人ほど、多くのものがふきとれていると選んでいるようです。男性では、1位の「皮脂汚れ」に関して、自信がある人も自信がない人も選んでいる人の割合はあまり変わりませんが、「老化角質」は、自信がある人は選んでいる割合が多いですが、自信がない人は選んでいる割合が少ないです。女性でも、「皮脂汚れ」を選んでいる人は、肌の自信を問いませんが、「老化角質」は肌に自信がある人の方が多い割合です。

全体を通した感想
当社では、より、ひとりひとりに寄り添った化粧品の提供だけでなく、情報の発信をしていきたいと考えており、中でも当社の主力商品である「ふきとり化粧水」に関しては、国内販売シェアがNo.1であることから、積極的な情報発信によって正しい化粧品の理解や選択肢を増やしていきたいと考えています。今回初めて、男性も対象としたふきとり化粧水の認知調査をしましたが、男性の認知度はまだまだ低いものの、知っている人の使用率が高かったため、今後はより効果や使用方法について伝えていく必要があると考えています。また、ふきとり化粧水は、各社によって「何がふきとれるか」ふきとれるものは異なりますが、当社では、「不要な老化角質(垢)」や、「洗顔だけでは落としきれない皮脂」をやさしく取り除くことを第一にふきとり化粧水を開発しています。コットンに含ませて使用するため、もちろん汗などはふきとれていますが、「老化角質」がふきとれているという情報が発信不足だと考えています。一方で、「ストレス」や「疲れ」など、目に見えないものもふきとれていると感じている人も多く、化粧品が果たせる役割がもっと広がるよう努力していきたいと考えます。

ふきり化粧水とは
余分な老化角質を取り除くことにより、肌のターンオーバーに働きかけ、後で使用する化粧品の浸透を高める目的で1937年(昭和12年)に、創業者である村岡満義により開発・発売。当時は「塗り重ねること」がスキンケアの常識であったため、常識を覆した商品として注目を浴びました。スキンケアで使用する「化粧水」は、洗顔の後に一種類だけを使用することが一般的ですが、当社では、洗顔の後に「ふきとり化粧水」を使用してから「化粧水」を使用するという2種類の化粧水を使用する独自の美容理論のもと、商品を構成しています。使用方法は、コットンにふきとり化粧水をしみ込ませ、やさしくふきとります。尚、「ネイチャーコンク」のように、化粧水にふきとり機能を持たせた、1本でふきとり化粧水と化粧水の効果を併せ持つ、多機能で簡便タイプのふきとり化粧水も発売しています。尚、当社は、2017年にふきとり化粧水の国内販売シェア第1位を記念し、日本記念日協会に2月10日を「ふきとりの日」と申請し、認定されています。

健康な角層に導くための「ふきり化粧水」 認知促進へ
当社では、使用感の違いや使用部位別など、ナリスブランドだけでも約20品目のふきとり化粧水を取り扱っています。私たちが最も大事にしていることは、その人その人によって異なる、目指す肌や肌質、使用感の好み、ライフスタイルや、こうなりたいという個別のイメージに寄り添うこと。それぞれの「こうなりたい」を叶えるためのふきとり化粧水は異なります。薬用や乳液状、シート状、またふきとり機能と一般の化粧水の機能を併せ持つ多機能タイプなど、様々なアイテムを発売しているのは、個別の異なる要望に応えるためです。当社では、ふきとり化粧水の目的は、単に汚れをふきとることだけではなく、健康な角層に導くことだと考えていますが、正しい理解が浸透しているとは言えない現状だと捉えています。また、ジェンダーフリーの化粧品の登場や、性別や年齢を超えた化粧品の共用実態もあり、もはやスキンケアは女性だけのものではありません。使用者の多様化が進むことが予想される中、正しく選び、正しく使うための情報提供を、より丁寧により積極的に行っていきたいと考えています。
 

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