カルビー株式会社のプレスリリース
カルビー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼CEO:伊藤 秀二、以下カルビー)は、 3月17日(金)「世界睡眠デー」に合わせ、多忙な現代人に自分の睡眠と向き合ってもらうために「睡眠人材」を募集し、睡眠領域の専門家・柳沢正史教授監修の「ねむりパフォーマンス向上プログラム」による実証実験を行いました。
「睡眠人材」の募集では、約7,300名からご応募いただき、書類選考と面接を通して5名を採用。1月31日(火)〜2月7日(火)(うち6日間)の期間でプログラムを実施し、睡眠改善に取り組んでいただきました。その結果、睡眠時間の増加が5名全員で確認され、うち2名は60分以上の大幅な増加となりました。また、3名(60%)の睡眠人材に、①深い睡眠が増える ②レム睡眠が増える ③睡眠全体が安定するなど睡眠状態に明確な改善が見られました。5名中4名(80%)に、「睡眠時間の大幅な増加」か「睡眠状態の明確な改善」が確認され、「睡眠の質への関心が高まった」といった声が集まりました。
- 実証実験結果サマリー
1.「ねむりパフォーマンス向上プログラム」実施で、全員の睡眠時間が増加。
「ねむりパフォーマンス向上プログラム」を実施した睡眠人材は、5名全員の平均睡眠時間(眠れた時間)が増加し、うち2名は60分以上の大幅な増加となりました。
2. 60%の睡眠人材に、睡眠状態の改善も確認。
「ねむりパフォーマンス向上プログラム」を実施した睡眠人材のうち3名(60%)において、①深い睡眠が増える ②レム睡眠が増える ③睡眠全体が安定するなどの睡眠状態の改善が見られました。
3. 「日中の眠気が改善されたような気がした 」、「プログラム後も睡眠時間を8時間確保するようになった 」など睡眠への向き合い方にも変化が。
プログラムを実施した睡眠人材からは、「睡眠の質への関心が高まった」「睡眠改善のよいきっかけになりました」といった声が集まりました。また、プログラムのお供に『にゅ~みん』を摂取した方からは「『にゅ~みん』をとりいれるといつもよりぐっすりと眠れた」と高い評価を得ました。
- 実証実験方法
日程 :2023年1月31日(火)〜2月7日(火)(うち6日間で実施)
実施場所 :被験者宅
被験者 :5名
実験方法 :普段通りの生活をした時の睡眠(前半3日間)と、「ねむりパフォーマンス向上プログラム」を
実施した時の睡眠(後半3日間)を、脳波測定ツール「インソムノグラフ」で測定して、
「ねむりパフォーマンス」を比較
ねむりパフォーマンス向上プログラムの実施内容:
・就寝2時間前を目安に入浴
・夜のリビング・ダイニング・寝室は、薄暗いと感じるくらいの暖色照明で過ごす
・暗くて、静かで、適温の寝室作り
・ディナータイム以降のカフェインをやめる
・寝る前、ベッドでのスマホ、SNS禁止 など
- 実証実験結果
1. 「ねむりパフォーマンス向上プログラム」実施で、全員の睡眠時間が増加。
「ねむりパフォーマンス向上プログラム」を実施した睡眠人材は、5名全員の平均睡眠時間(眠れた時間)が増加し、うち2名は60分以上の大幅な増加でした。本プログラムでは、まずは十分な睡眠の「量」を確保することが大切と考えており、睡眠時間が増えたことはそのまま「ねむパ」の向上と考えることができます。
2. 60%の睡眠人材に、睡眠状態の改善も確認。
脳波測定の結果によると、「ねむりパフォーマンス向上プログラム」を実施した睡眠人材のうち3名(60%)において、①深い睡眠が5分ほど増える ②レム睡眠が20~30分ほど増える ③睡眠全体が安定するなどの睡眠状態の明確な改善が見られました。この3名はもともとの睡眠状態がとても高いレベルにありましたが、生活習慣を工夫し、睡眠時間を延ばすことで、睡眠状態のさらなる向上につながることが分かりました。
3. 「日中の眠気が改善されたような気がした 」、「プログラム後も睡眠時間を8時間確保するようになった 」など睡眠への向き合い方にも変化が。
プログラムを実施した睡眠人材からは、「睡眠の質への関心が高まった」「睡眠改善のよいきっかけになりました」といった声が集まりました。また、プログラムのお供に『にゅ~みん』を摂取した方からは「『にゅ~みん』をとりいれるといつもよりぐっすりと眠れた」と高い評価を得ました。
■実験結果からの考察
「ねむりパフォーマンス向上プログラム」による睡眠の改善は、「睡眠時間の大幅な増加」と「睡眠状態の改善」という2つの視点があり、両方に該当した睡眠人材が1名、どちらか片方に該当した睡眠人材が3名でした。これらのことから、①「睡眠を向上する」と一言で言っても人によって改善すべきポイントが様々あること、②眠りパフォーマンス向上プログラムの実施内容に代表されるような生活習慣の工夫により、睡眠の量も質も向上することができることが示唆されました。
- 柳沢正史先生コメント
■「ねむパ」の考え方は、あらゆる人に有効、日本中に広げていきたいと思っています。
5名の睡眠人材によるケーススタディで80%に明確な睡眠の改善が認められました。
5名の睡眠人材が同じことを実施したにもかかわらず、睡眠時間の増加、あるいは睡眠状態の向上、と異なる改善パターンが見られたことは、①人によって睡眠の課題や睡眠の向上に有効な方策が異なる、②日常生活で些細な工夫を繰り返すことにより睡眠課題にアプローチできることを示唆していると言えます。
また、今回の睡眠人材は事前の質問票により、自身の睡眠状態に対して悩みや不満を感じている方を選定しましたが、うち3名は、「ねむパ向上プログラム」の実施前から客観的な睡眠状態は良好で、明確な課題はありませんでした。睡眠計測によって睡眠状態を正しく把握することが、睡眠改善の重要なプロセスになり得ることを意味しています。
さらに、この3名のねむパにさらなる向上が確認できたことは、「すでに良い睡眠が取れている人」に対しても、睡眠への意識を高めることが重要である可能性を示したものと言えるでしょう。
これらのことから、「ねむパ」の概念は日本中のあらゆる人、つまり睡眠に悩んでいる人はもちろん、睡眠の課題を感じていない人にも有効なものであると考えられました。今後も「ねむパ」の概念を、日本中に広げていきたいと思っています。
- 柳沢正史先生プロフィール
■柳沢 正史先生
1960 年東京生まれ。筑波大学大学院修了、医学博士。米国科学アカデミー正会員。大学院生であった 1987 年に血管制御因子エンドセリンを、1998 年に睡眠・覚醒を制御するオレキシンを発見。31歳で渡米し、テキサス大学サウスウェスタン医学センター教授兼ハワード・ヒューズ医学研究所研究員として24年にわたり米国で研究室を主宰。2001 年、科学技術振興機構・戦略的創造研究推進事業(ERATO)統括責任者。2010 年に内閣府・最先端研究開発支援プログラム(FIRST)の採択を受け筑波大学に研究室を開設。2012 年、文部科学省世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)国際統合睡眠医科学研究機構(IIIS)を設立し機構長に就任。2017 年、株式会社S’UIMIN を起業し、代表取締役を務める。紫綬褒章(2016 年)、朝日賞、慶應医学賞(2018年)、文化功労者(2019年)、ブレイクスルー賞(2023年)など、受賞・顕彰多数。
- 睡眠人材募集概要
■募集背景
近年、睡眠に課題を感じる方が多く、睡眠障害が大きな社会課題となっております。多忙な現代人に「睡眠時間は確保した上で、効率的に質の高い睡眠を取り、健康的な生活を送ってもらいたい」という思いから、「ねむりパフォーマンス(ねむパ)」向上のための施策を設計しました。「ねむパ」の概念を日本中に広げることに一緒に挑戦してくださる、「睡眠人材」を募集します。
■募集概要
柳沢正史先生監修「ねむりのパフォーマンス向上プログラム」を実施していただきます。睡眠時は、S’UIMIN社による脳波測定ツールを使用し、数日間の経過を測定。睡眠の質を高め、その成果をSNSなどで発信していただきます。プログラム実施結果は、2023年2~3月頃にレポートとしてまとめ、改めてリリースします。
募集人数 5名
謝礼 50,000円/ 名 (睡眠スコアが改善すると50,000円の追加謝礼を付与)
条件 自宅でねむりパフォーマンス向上プログラムを実施いただける方
ご自身のSNSでねむパ改善記録を期間中・期間後に発信していただける方
期間中、取材の撮影が入ること、およびその様子がメディアにて発信されることに同意いただける方
募集期間 2022年12月9日(金) 10:00 〜 2022年12月19日(月)9:00 まで
詳細は特設サイト(https://www.calbee.co.jp/suiminpj/)をご確認ください。
- ねむりパフォーマンス(ねむパ)について
■ねむりパフォーマンス(ねむパ)について
コロナ禍での生活様式の変化で「睡眠」に関する不安や悩みを抱える人が増えている昨今、それを体現するかのように睡眠サポート市場も拡大しています※。日々忙しく、十分な睡眠時間を確保することが難しい現代人に、適切な睡眠時間の中で、睡眠のパフォーマンスを上げ、健康的な生活を送ってもらいたいという想いから、ねむりパフォーマンス(ねむパ)という概念が誕生しました。
本活動は、今後Sleep Innovation Platformとも連携しながら活動してまいります。
※厚生労働省:令和3年度 健康実態調査結果の報告
■Sleep Innovation Platform(スリープ イノベーション プラットフォーム)とは
筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構および、株式会社アシックス、伊藤忠商事株式会社、株式会社S’UIMIN、カルビー株式会社、東京海上日動火災保険株式会社、西川株式会社、日本生命保険相互会社、パラマウントベッド株式会社、三井不動産株式会社とともに、国民の健康やQOL(Quality of Life)向上を睡眠の視点から支援することを目的とした、睡眠マネジメントに関するコンソーシアム「Sleep Innovation Platform」です。
【 Sleep Innovation Platform WEBサイト】[URL] https://sleepip.jp/
- 商品概要
商品名:にゅ~みん
内容量:1袋5枚入り
価格:オープン価格(想定価格 税込850円前後)
睡眠の質(眠りの深さ)を高め、起床時の疲労感を和らげる睡眠サポート食品です(2022年3月発売)。形状は「可食性フィルム」となっており、寝る直前でも水なし、噛まずに食べることが可能です。睡眠をサポートする機能性成分には、アカネ科クチナシ属の植物「クチナシ」の果実などに含まれる色素成分「クロセチン」を使っています。
「機能性表示食品」
【届出表示】本品にはクロセチンが含まれます。クロセチンは、睡眠の質(眠りの深さ)を高め、起床時の眠気や疲労感を和らげることが報告されています。(届出番号 F199)
- 会社概要
■企業概要
社 名 :カルビー株式会社
住 所 :東京都千代田区丸の内1-8-3 丸の内トラストタワー本館22階
設 立 :1949年4月30日
代 表 者 :代表取締役社長 兼 CEO 伊藤 秀二