株式会社P3のプレスリリース
【自分の骨格の個性を把握】
顔が違うように、骨格は各人異なる個性(骨格特性)を持っています。しかし、自分の個性がどうなっているかを調べて教えてくれる場所は今までありませんでした。
UPRIGHTのインストラクターは医療系の国家資格を有し、専門の研修を修了した骨格の専門家です。
骨格の個性にあった姿勢や動き方をしていれば起こらない障害がたくさんあります。
関節の多くの痛みや障害は、骨格の個性に合っていない使い方によるものです。
しかし、今までは骨格を調べる専門家がいなかった為に、関節痛の原因が不明とされ、対症療法に徹していました。
UPRIGHTでは、専門家による「骨格パーソナルチェック」によって個性を明確にします。
特に個性の大きなものとして、以下の二つがあります。
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前捻角:大腿骨のねじれ角度
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脚長差:脚の長さの左右差
これらは専門の測定方法によって確認することができます。
検査によって導き出された骨格特性に合わせて、立ち方や歩き方を修正することで、最適化された体の使い方を習得し、その結果痛みなどの不調が改善します。
さらに、継続的に体の使い方を学ぶことで不調の再発予防も可能となり、今までの対症療法とは一線を画す因果関係に沿った的確な生活習慣やトレーニング方法を身につけることができます。
脚長差に関しては、補高用インソール(足底板)を用いることにより、体の歪みを補正することができます。
【歩きを見る専門家】
人間は哺乳類の中で、唯一歩いて移動する動物です。
そのため、体の機能は歩くために特化しているといっても過言ではありません。
歩きを分析することを「歩行分析」といいますが、その専門家は医療分野では理学療法士が担っています。
しかし、一般の社会ではその専門家がいないため、歩行分析を受ける場所がありませんでした。
UPRIGHTでは、歩行分析について専門の研修を受け、かつ電子カルテと関連した動画録画機能を使って、分かりやすく歩行状態を可視化しフィードバックします。
上述した骨格特性と合わせて、自分にとって最適な歩き方を学習することが、自分の体の機能を最大限に活かしかつ体へのストレスを最小限にすることができます。
運動の基礎はウォーキングですが、自分の骨格を知って自分の本来の歩き方をしている人は少ないでしょう。
UPRIGHTで検査することで、自分に最適な歩き方を知ることができます。
健康の基本は自分の骨格特性に合った歩き方をすることです。
【ファンクショナルトレーニング】
UPRIGHTで提供するトレーニングは、ボディメイクのための筋トレではありません。
もちろんマッサージやストレッチなどの対症療法だけでもありません。
本来あるべき機能的な体を作る、インナーマッスルに連鎖的な体の使い方、そして意識しない中でのバランス機能を高めます。
主にフォームローラーを用いた「ファンクショナルローラーピラティス®︎ https://frpilates.com」と、バランス機能を最大限に高める「バランスロッカー®︎ https://www.balancerocker.com」を提供します。
インストラクターはそれぞれの資格を取得した専門家です。
これらは、UPRIGHTが大切にしている、ジムに来た時だけではなく、自宅でもトレーニングを継続して欲しいというコンセプトに合致しています。
フォームローラーやバランスロッカーを購入することで、生活の中でトレーニングを習慣化することができ、本当の意味での自立した再発予防、健康増進が可能となります。
自分の健康は、自分の生活習慣が担っています。
健康情報は溢れていますが、自分にとって何が必要なのかは教えてくれません。
骨格特性があるわけですから、各々トレーニングにも個別性があります。
UPRIGHTでは、「骨格パーソナルチェック」から「骨格アジャスト」としてのトレーニングまで一貫して個別性を重視していますので、自分にとってのトレーニング、生活習慣を知ることができます。
【側弯トレーニング】
60歳以上の68%に側弯症を認めるという報告があるように、年齢とともに背骨に弯曲が出てくるのは、経験的にも感じるところではないでしょうか。
また、思春期特発性側弯症についても、学校検診で早期発見が重視されるように、人口の約3%という発生率を有する病気です。
今までは、手術しか打つ手はないということで「経過観察」の名の下に放っておかれるのが常識でしたが、海外では積極的に運動療法と装具療法を行なって良好な結果を出している報告が多々あり、SOSORTという保存療法の専門学会も存在しています https://www.sosort.org。
UPRIGHTでは、SOSORTのガイドラインを準拠して、ドイツの「シュロス法」や「シュロスベストプラクティス」を参考にして、より運動療法に特化した「側弯トレーニング®︎ https://www.sokuwan-training.com」を提供します。
装具療法については医療機関と連携し、運動療法についてはUPRIGHTで生活習慣含めて、悪化予防のトレーニングを指導します。
側弯症についてはまだ多因子遺伝疾患として、原因が特定されていませんが、海外の報告やSOSORTの情報を元に、出来るだけのことはしようという思いで、数少ない保存療法の提供施設として科学的な視点で常に検証しつつサービスを提供しています。
【疫学データを収集する意義】
予防医学は、疾患とその原因との因果関係を明確にすることで成り立つものです。
しかし、運動器疾患(変形性関節症など)に関しては、未だに因果関係は不明とされています。
そのため、予防歯科や高血圧糖尿病などの内科疾患比べて予防医学は進歩していません。
運動器疾患に関する疫学調査が極端に少ないことも問題です。
命に直接関わらないため、優先順位が低いというのが現状です。
しかし、要介護認定の理由のトップであり、医療費の面からも手術など大掛かりなものが多いため無視できるものではありません。
UPRIGHTでは、全ての店舗で共通の電子カルテを導入することによって、骨格に関するデータを収集していきます。
このデータをまとめることで、疫学調査としての役割を担えると思っています。
誰もやらないから黙って見てるのではなく、UPRIGHTは予防できる疾患は予防すべきだという考えのもと、社会に還元できるような調査研究も行なっていきます。
【体についての相談所】
UPRIGHTは、今後パートナーシップ制度によって、全国に展開していきます。
どの都道府県に住んでいても、体のことについて相談したいと思ったら、気軽に行ける場所としてUPRIGHTはその役割を担っていきたいと思っています。
もちろん癒しも、医療的な治療も必要です。
しかし、医療に行っても緊急性はない、癒しや民間療法でも再発してしまう、そういう状況において、どこに相談したらいいのか分からないというのが現状だと思います。
そこを埋める新しい産業として、予防医学に特化した運動施設、予防運動ジム「UPRIGHT」の活動をぜひサポートしていただけたら嬉しいです。
また、一緒にこの活動に参加したいという方は、ぜひパートナーシップ制度を検討してみてください。
WHOのヘルスプロモーションの会議であるオタワ憲章(1986年)の「ヘルスサービスの転換」中で、こう提言されています。https://www.who.int/teams/health-promotion/enhanced-wellbeing/first-global-conference
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保健部門の役割は、臨床的、治療的サービスを提供するという責任をこえて、ヘルスプロモーションの方向へますます移行しなければならない。ヘルスサービスは文化的なニーズに敏感であり、かつより広い使命につかなければならない。この使命は、健康的な生活のために個人やコミュニティのニーズを支援し、保健部門と他の社会的、政治的、経済的、そして物理的環境の構成する部門との間のチャンネルを開いておくことを支援することである。(訳 日本ヘルスプロモーション学会 https://plaza.umin.ac.jp/~jshp-gakkai/pg181.html)
つまり、医療の専門家は、治療分野だけでなく、予防分野に積極的に社会に出て活動すべきだと。
日本では残念ながら、今まではそれができていませんでした。
しかし、UPRIGHTは民間施設としてオタワ憲章に賛同し、予防医学を実現すべく社会に予防運動ジムというサービスを通じて、ヘルスプロモーションの実現を目指します。
一般の方々にとっての体の相談所として、ぜひUPRIGHTを活用して下さい。