【千葉県初】循環型自然農法「アクアポニックス」×就労継続支援B型事業所「わくぽに」サービス提供開始「高麗人参」×「錦鯉」、高単価アクアポニックスモデルで、平均工賃の約3倍 4.5万円を目指す

2025年10月「就労選択支援」開始に向け、障がい者の“挑戦”できる新しいフィールドを開拓

株式会社IGNITIONのプレスリリース

 

左:鯉に餌をやるご利用者様 右:サービス管理責任者山口竜

“世界で戦える人材を育成する”をパーパスに掲げ、持続可能な循環型自然農法「アクアポニックス」事業を行っている、株式会社IGNITION(本社:千葉県袖ケ浦市、代表取締役:佐藤吏)は、2024年4月1日、就労継続支援B型事業所「わくぽに」を開所。7月1日より利用者を受け入れサービス提供を開始しました。  私たちは、環境事業、健康事業、教育事業に続き、障がい者への福祉サービスを拡充することで、地域社会に対してより幅広く、そして各々が独立する形ではなく、包括的な支援を提供できるよう事業展開して参ります。

▲概念図

就労継続支援B型では雇用契約を結ばないため、賃金ではなく「工賃」という対価が支払われています。現在、就労継続支援B型を利用されている全国の障がい者の月の平均工賃は約1.6万円。ほとんどの事業所では最低賃金以下の報酬が支払われています。この報酬体系を改善することで、ご本人の経済的な自立・親御さんの心の安定などの社会課題を解決することが可能となります。「わくぽに」では、全国平均の約3倍の4.5万円以上の工賃を目指します

さらに、アクアポニックスを通じて、魚や野菜などの生き物に触れることで、障がい者自身の働く意欲、生きがいに繋げて参ります。

 

また、事業開始にあたり、ベネッセスタイルケア  障がい者採用責任者など、障がい者福祉に20年以上携わった実績のある山口竜が 「わくぽに」 のサービス管理責任者として着任いたしました。山口の持つ “福祉” の知識と経験を生かし、就労支援の課題からより良い障がい者就労支援の形を探って参ります。

 

そして、2025年10月より新制度「就労選択支援」が始まります。

障がいのある方が自分に合った支援機関選びや、仕事探しができるようサポートするサービスが始まり、本事業は障がい者の意向に沿った就労支援先として選択されるような事業モデルになると考えております。

 

当社のアクアポニックス事業は、錦鯉の排泄物を栄養とし、高麗人参の「生産」を行い、サプリメントへの「加工」「販売」までを一気通貫で行っております。高単価の高麗人参を取り扱い、自社で加工販売することで、利益率が高いビジネスモデルとなっております。

当社のアクアポニックス事業と就労継続支援B型を連携させ、就労継続支援B型が抱えている障がい者の低工賃課題の改善に取り組み、バリアフリーでシームレスな社会を目指して参ります。

 

また、この取り組みに賛同してくださる企業・団体様と共に、循環型地域社会の実現に向けたパートナーシップを図り、地域レベルで持続可能な社会=小さな経済圏を構築して参ります。

就労継続支援B型事業所の抱える課題

就労継続支援B型とは、障がいや病気などが理由で一般企業の雇用契約に基づいて働くことが困難な方を対象とした福祉サービスのことを指します。サービス利用者に働く場所を提供し、日々の労働を通して、自立した生活に向けた支援・訓練を行なっていきます。就労継続支援B型は全国で15,588件あり、利用者は406,5779人と、事業所数・利用者数ともに増加傾向となります。(厚生労働省:令和4年社会福祉施設等調査の概況より)
サービス利用者と雇用契約を結ばない仕組みとなっており、サービス利用者の自由度は高く、体調や精神面などを優先しながら無理のないペースで働ける一方、様々な課題があります。

1)低工賃のため、経済的自立が困難

就労継続支援B型での生産活動は、福祉サービスという位置付けでスキルアップのための訓練とみなされております。

2021年度の平均工賃は約1.6万円/月、時給に換算すると233円と非常に低く、経済的自立は難しい状況となっております。

2)障がい者の個別支援となる生産活動の提供が困難

2024年3月の厚生労働省 「就労継続支援事業における生産活動の活性化に関する調査研究」では、就労継続支援B型の生産活動は「軽作業」63.6%、「清掃」27.8%、「雑貨製造」23.1%が上位を占めております。

就労継続支援B型の生産活動の多くは、企業から依頼された”請負業務“です。そのため、特性や障がいに合わせた活動を提供することが困難です。スキル習得、社会復帰の第一歩として就労継続支援B型を活用し、自立へと繋げられず、モチベーションや働く意欲の低下を招いております。

循環型自然農法「アクアポニックス」✖️就労継続支援B型事業所「わくぽに」が生み出す

高工賃、個別支援の可能性

IGNITIONがこれまで培ってきた、アクアポニックスのノウハウと、障がい者福祉に20年以上に携わってきた山口のノウハウを掛け合わせた、新しい就労継続支援B型事業所です。

「わくわくする」×「アクアポニックス」=「わくぽに」と施設名を命名いたしました。

 

【これまでの取り組み①】錦鯉×高麗人参 モデルの「アクアポニックス」 地方への設置実績

 ・千葉県木更津市:空き倉庫×太陽光発電 (自社)

 ・三重県鈴鹿市:企業の新規事業、SDGsへの貢献として導入

その他、2024年7月時点で2つの市町村で、SDGsへの貢献や関係人口の創出を見据え導入を検討中。 

【これまでの取り組み②】「アクアポニックス展示」

 木更津市と連携し、サスティナブルリゾート計画を推進している 株式会社ホテル三日月様 にアクアポニックスと黒高麗人参モデルを導入。遊びながらSDGsを学べるブースとして展示中。

当社で取り扱う高麗人参サプリメントは高単価であり、その10%をの工賃に当てる計画です。そのため、全国平均の約3倍、4.5万円の工賃実現が可能と考えております。

今年度には、幕張PLAY株式会社(本社:千葉市、代表取締役 神長尊士)と事業連携し、サプリメントのリニューアルを計画し、生産性向上を図って参ります。

また、自社で生産・加工・販売を行い業務範囲が広いという特性を活かし、アセスメントをもとに利用者の個性や障がいに応じた生産活動を提供し、働く力や意欲のある障がい者の方のモチベーション維持、ステップアップできる環境を整えてまいります。

就労継続支援B型事業所「わくぽに」の概要

所在地:千葉県袖ケ浦市蔵波台2-28-21   

代表者:サービス管理責任者 山口 竜

設立:2024年4月1日(4月1日に木更津市で新設、5月1日に袖ケ浦市に移転)

 

「わくぽに」での生産活動一例

現時点では、以下のような生産活動の提供を考えております。多様な作業があることで、障がい者の特徴や障がいに適した業務提供だけでなく、定期的に業務をローテーションしたり、ステップアップを行うことが可能です。

 

1)錦鯉の飼育

  餌やり、水質・水温のチェック、

  健康管理、清掃など

2)高麗人参の栽培

    苗の植え付け・収穫・運搬など

3)高麗人参サプリメント(商品)作り

  高麗人参の加工作業、カプセルの仕分け

  袋入れ、シール貼り、梱包、発送など

株式会社IGNITIONの概要

所在地:本社 千葉県袖ケ浦市袖ケ浦駅前2-29-32

代表者:代表取締役 佐藤 吏

設立:2021年8月20日

事業概要:アクアポニックスの販売・運営支援、黒高麗人参の生産・加工・販売

        レスリングスクールの運営(袖ケ浦市)

        就労継続支援B型事業所の運営(袖ケ浦市)

ホームページ  https://ignitionjapan.com/

ちばSDGsパートナー登録企業337番

▼プレスリリースPDF版

https://prtimes.jp/a/?f=d120301-4-52bf72878a0ba7c858108da2c7137263.pdf

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