〜地域の医療機関や企業・団体と共に、東海エリアから取り組みを開始〜
Craif株式会社のプレスリリース
尿がん検査「マイシグナル®︎」を提供しているCraif株式会社(所在地:東京都文京区、CEO:小野瀨 隆一、以下Craif)は、国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学 大学院医学系研究科消化器内科学、藤田医科大学病院 消化器内科学の医療機関や豊田合成株式会社(所在地:愛知県清須市、代表取締役社長:齋藤 克巳、以下豊田合成)、株式会社名古屋グランパスエイト(所在地:愛知県名古屋市、代表取締役社長:小西工己、以下名古屋グランパス)、株式会社三菱UFJ銀行(所在地:東京都千代田区、取締役頭取執行役員 半沢 淳一、以下三菱UFJ銀行)を中心としたプロジェクト推進企業・団体と共に、すい臓がんの啓発および、早期発見・早期治療を目的に、「すい臓がん啓発プロジェクト powerd by マイシグナル」を本日11月25日(月)より発足し、東海エリアから取り組みを開始することをお知らせいたします。(*1)
*1.表記は五十音順
本プロジェクトは、Craifがすい臓がんの啓発・早期発見を目的に、生活習慣でわかる「がんリスクテスト」を期間限定で参加を希望される方全員にご案内し、さらに尿がん検査「マイシグナル・スキャン」を第一弾として100セット無償提供いたします。本取り組みを通して、プロジェクト推進企業・団体と共に、1人でも多くの方にすい臓がんについて知っていただき、すい臓がんの予防・早期発見につながる行動を促進することを目指します。今後も、本プロジェクトに賛同いただき、参画いただける企業やプロジェクトに参加希望の方を広く募集しています。
■ すい臓がん啓発プロジェクト発足の背景・目的
すい臓がんの5年生存率はわずか8%であり(*2)、昨年、がん種別死亡者数で胃がんを抜いて第3位となりました(*3)。すい臓がんは早期ステージで症状が出にくく、腫瘍マーカー等の変動がみられない場合も多く、未だ早期発見のために有用な検査手段が確立されておりません。一方で、腫瘍が1cm以下の大きさの段階で早期発見できれば、5年生存率を80%以上に向上させることが可能です。(*4)このようなすい臓がんの情報はまだ広く知られていないことが現状です。Craifは「すい臓がんが当たり前に早期発見される社会をつくる」というビジョンのもと、「すい臓がん啓発プロジェクト powerd by マイシグナル」を発足させ、本プロジェクトに賛同いただける皆様と共にを進めていきます。
*2.国立がん研究センターがん対策情報センター 「全国がん罹患モニタリング集計 2009-11年生存率報告」
*3.厚生労働省「人口動態統計2023」
*4.Egawa S, et al : Japan pancreatic cancer registry;30th year anniversary. Pancreas 2012;41 : 985-992
■ すい臓がん啓発プロジェクト powerd by マイシグナルについて
・概要
すい臓がん啓発プロジェクトは、早期発見が重要とされるすい臓がんに関して、各種取り組みを通じて知っておくべき情報を提供し、すい臓がんの早期発見につながる検査プログラムに参加いただくことで、すい臓がんの啓発を推進するプロジェクトです。
・すい臓がん啓発推進企業/団体(11月25日時点)※五十音順
28の推進企業/団体に参画いただき、以下が一部の企業一覧となります。
〈推進企業/団体・代表者〉
・AdBloom株式会社(代表取締役 森田 英靖)
・株式会社エス・エヌ・ビー(代表取締役社長 荒川 吉泰)
・オリンピアスポーツクラブ(理事長 森 亜希子)
・株式会社キョウエイ(代表取締役 河野 誠二)
・サーラグループ(グループ代表・CEO 神野 吾郎)
・サンワインダストリー株式会社(代表取締役 荒川 将司)
・株式会社ジーエスコンサルティング(代表取締役 河野 一平)
・中部ニュービジネス協議会(会長 永井 淳)
・DIC株式会社(社長執行役員 池田 尚志)
・東海東京フィナンシャルグループ(代表取締役社長 佐藤 昌孝)
・豊田合成株式会社(代表取締役社長 齋藤 克巳)
・中北薬品株式会社(代表取締役社長 中北 馨介)
・ナグラ産業株式会社(代表取締役 名倉 昌孝)
・株式会社名古屋グランパスエイト(代表取締役社長 小西 工己)
・株式会社三菱UFJ銀行(取締役頭取執行役員 半沢 淳一)
・明治電機工業株式会社(代表取締役社長 杉脇 弘基)
・リソルライフサポート株式会社(代表取締役社長 田中 秀幸)
他11社
・主な取り組み:すい臓がん早期発見プログラムの実施
プロジェクトへの参加条件として、まずは生活習慣でわかる「がんリスクテスト」を無料で受け、ご自身のがんリスクを把握していただきます。このテストはスマートフォンで簡単な質問に答えるだけで、7種類のがんリスクを知ることができます。その後、参加者の中から抽選で100名に尿がん検査「マイシグナル・スキャン」を無償でご提供いたします。万が一、「マイシグナル・スキャン」で高リスクになった方も、名古屋大学病院をはじめとしたプロジェクト参画医療機関で精密検査を受けることが可能です。
・「すい臓がん啓発プロジェクト」参画医療機関 名古屋大学大学院医学系研究科消化器内科学 川嶋 啓揮教授のコメント
膵がんは、予後不良ながんの代名詞のような疾患です。その理由のひとつとして早期発見のスクリーニング方法が確立されていないことが挙げられます。一方、超音波内視鏡検査やMRI、CTなど画像検査における早期膵がんの特徴が近年の研究で明らかになってきました。今後はリスクの高い人にいかに効率よく画像検査を行うかが重要になってきます。マイシグナルの膵がん固有のリスク判定能力が早期発見、予後改善に寄与することを期待しています。
■ すい臓がん啓発プロジェクトの紹介ウェブサイトについて
プロジェクト発足背景、今後の取り組みの詳細は下記URLをご覧ください。本プロジェクトに参画を希望する企業、早期発見プログラムに参加希望の方はウェブサイトよりお申し込みください。
詳細はこちらをご覧ください。
■ 「マイシグナルシリーズ」について
「マイシグナルシリーズ」は、予防と早期発見につなげる、がんリスク検査です。このシリーズはマイクロRNA×AIでがんリスクを高精度に評価する検査「マイシグナル・スキャン」、より手軽にがんリスクを評価する検査「マイシグナル・ライト」、がんに特化した遺伝子検査「マイシグナル・ナビ」、DNAダメージをモニタリング・予防につなげる検査「マイシグナル・チェック」で構成されています。どの検査も尿やだ液を採取するだけで、体に負担なく検査することが可能です。4つの検査を通じて、自らの体質的なリスクを知り、日々のDNAのダメージをモニタリングすることで発症予防をサポート。それでも防ぎきれないがんを早期発見することを一気通貫でサポートし、がんの予防と早期発見を促進することを目指した包括的ながん対策です。
詳細はWebサイトをご覧ください。
■ 「がんリスクテスト」について
「マイシグナル」が提供するがんリスクテストは、スマートフォンから質問に答えることで個人のがんリスクを簡単にチェックできるサービスです。年齢、病歴、生活習慣に関する一連の質問に回答することで、7種類のがんリスクを知ることができます。結果として気をつけるべきリスクファクターや生活習慣を知ることができ、これからがん予防を対策していく中での指針となります。
■ Craifについて
Craifは、2018年創業の名古屋大学発ベンチャー企業です。尿などの簡単に採取できる体液中から、マイクロRNAをはじめとする病気に関連した生体物質を高い精度で検出する基盤技術「NANO IP®︎(NANO Intelligence Platform)」を有しています。CraifはNANO IP®︎を用いてがんの早期発見や一人ひとりに合わせた医療を実現するための検査の開発に取り組んでいます。
【会社概要】
社名:Craif株式会社(読み:クライフ、英語表記:Craif Inc.)
代表者:代表取締役 小野瀨 隆一
設⽴:2018年5⽉
資本金:1億円(2024年3月1日現在)
事業:がん領域を中心とした疾患の早期発見や個別化医療の実現に向けた次世代検査の研究・開発、尿がん検査「マイシグナルシリーズ」の提供
本社:文京区湯島2-25-7 ITP本郷オフィス5F