独自のカフェイン除去技術の開発を行うストーリーライン、資本性ローン及び協調融資による借入で研究開発及び新規事業を加速
ストーリーライン株式会社のプレスリリース
東北大学との共同研究により超臨界CO2流体技術を用いた独自のカフェイン除去技術「ZEN Craft Decaf Process™」の開発を進めるストーリーライン株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役:岩井順子、以下「当社」)は、株式会社日本政策金融公庫(以下:日本公庫)仙台支店中小企業事業及び株式会社仙台銀行(本店:仙台市青葉区、頭取:坂爪敏雄)本店営業部からの協調融資を受けました。
■ 調達資金の使途
当社は、今回の融資による調達資金については、下記の事業展開に必要な運転資金の一部として活用すると同時に、資本性資金を導入し財務体質を強化してまいります。
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令和5年度成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-Tech事業)採択に伴う研究及び技術開発の加速及び体制強化
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量産化試験フェーズへの移行に伴う組織体制の強化
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新規事業「CHOOZE COFFEE for BIZ」法人向けカフェイン調節コーヒーサービスの事業体制強化
■ 今後の展開
技術を起点に、コーヒー市場に新しい文化を創出していきます。
独自の技術「ZEN Craft Decaf Process™」により、コーヒー豆本来の豊かな風味を損なうことなく、カフェインだけを選択的に除去し、その除去率を自在にコントロール可能にしたことで、コーヒーに「カフェインの強弱」という新たな概念を導入し、「カフェインコントロール」という、味と健康を両立させた新しいコーヒー体験を提案・啓蒙していきます。
これまでのコーヒー市場の常識は、カフェイン「あり」か「なし」かの二択でしたが、当社技術の登場により、カフェイン量を0%、30%、50%、70%、100%といったように、お客様の好みに合わせて細かく調整することが可能となります。これにより、既存のデカフェユーザーはもちろん、これまでデカフェを飲んだことがない方にも幅広く訴求し、新たな顧客層を開拓することで、カフェインレスコーヒー市場のさらなる拡大を目指します。
■ 資金調達の担当者コメント
安藤 真晴 / 取締役 COO
1996年生まれ。シェアエコITベンチャーecbo株式会社にてインサイドセールス及びCSを経て、地域特化型ベンチャーキャピタルMAKOTOキャピタル(現スパークル)にて起業家支援、アクセラレータープログラム設計・運営に従事。2020年に独立し中国向けの越境EC・営業支援事業を展開。2021年に当社の取締役/COOに就任し、資金調達・事業開発・研究開発に従事。
<コメント>
この度のご融資は、今後の研究開発及び事業化を加速させ更なる成長を遂げる上で、不可欠な資金となります。研究開発や設備投資等の先行投資が続く不確実性の高いディープテック領域の研究開発型スタートアップ(当社)に対し、従来の融資審査では評価する難しさがある中で、当社事業の将来性にご理解いただき、今回の融資実行に至ったことを心より感謝申し上げます。また、融資実行直後から顧客や業務連携先のご紹介等の積極的な経営支援により、多くの事業機会を創出することができ、事業拡大に向けて大きく前進しております。
■ ストーリーライン株式会社について
当社は、超臨界CO2流体技術を用いた独自のカフェイン除去技術「ZEN Craft Decaf Process™」を、東北大学と共同開発する研究開発型スタートアップです。東北大学内の自社研究室で開発を進め、東京・日本橋の実証店舗CHOOZE COFFEEでは、全ドリンクでカフェイン量を選べるメニューを提供しています。カフェインコントロールの啓蒙や市場開発に取り組み、将来はコーヒー生産国での量産とカフェインレスコーヒー豆のグローバルシェア獲得を目指します。
■ 会社概要
ディープテックで持続可能な未来をデザインする
会社名:ストーリーライン株式会社
本 店:東京都世田谷区奥沢4-26-7
研究所:宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-40 T-Biz308号室
代表者:代表取締役CEO/CDO 岩井 順子
設 立:2018年7月
事 業:カフェインレスコーヒー製造販売、コーヒー豆の輸入販売、カフェ及びEC事業
W E B:https://storyline.co.jp/
■本件に関する報道関係者からのお問合せ先
ストーリーライン株式会社(担当:取締役/COO 安藤)
Mail:pr@storyline.co.jp