救命現場に居合わせた人「バイスタンダー」の不安や悩みに、サポートサイトが耳を傾けた半年間。増加する相談件数、その内容から「心のケア」の重要性が浮き彫りになってきました。
NPO法人AQUAkids safety projectのプレスリリース
NPO法人AQUAkids safety project(救命事業部)が、JR西日本あんしん社会財団の助成を受け、2024年9月9日「救急の日」に開設した「バイスタンダーサポートサイト」は、まもなくオープンから半年を迎えます。この半年間で、救命現場に居合わせた人(バイスタンダー)の心のケアの必要性が改めて浮き彫りとなりました。
救命現場のメンタルケア「バイスタンダーサポートサイト」
http://bystandercare.wixsite.com/website
■ぜひ取材していただきたいポイント
・救命現場に立ち会った人の「心のケア」という、これまであまり注目されてこなかった重要なテーマに取り組んでいます。
・悩みを抱えるバイスタンダーの生の声から見えてきた、新たな社会課題についてお話しできます。
・消防関係(佐倉市八街市酒々井町消防組合など)、救命団体、一般企業等と連携しており、今後、社会全体でバイスタンダーをサポートするための展望についてお伝えできます。
■バイスタンダーサポートサイトの概要
救命現場に居合わせた後、不安や葛藤を抱える人へ、バイスタンダー経験に共感し、心の整理を支援するために開設されたサイトです。オンラインで、60分の無料カウンセリングを通じて、バイスタンダー特有の悩みや不安に寄り添います。
■バイスタンダーサポートサイト 4つの特徴
・有資格のカウンセラーと話せる
・バイスタンダー経験者と話せる
・救命手当についての質問ができる
・身近な人がバイスタンダーになった際のサポートについても相談可能
半年間の成果と反響
・相談件数:9件
・問い合わせ件数:6件
・活用・連携団体:22団体(検討中 2団体)
・サイト訪問者の平均滞在時間 8分
多くの訪問者が、じっくりと閲覧し、相談を検討している可能性がうかがえる。このことからも、サイト自体がバイスタンダー支援として、一定の価値を持つことがわかる。
■サイトオープン半年で見えてきたこと
(1)実際に、バイスタンダー経験後に悩んでいる人はいる
(2)悩んでいるバイスタンダーは、相談窓口を探している
(3)バイスタンダーの悩みは、心療内科でも理解されづらいことがある
(4)同じようなバイスタンダー体験者との会話で、楽になる人もいる
(5)身近な人がバイスタンダーになり、支える側も悩んでいる場合がある
■ 利用者の声(一部抜粋)
「同僚や、友人、家族に話して励ましの言葉を貰うよりも、バイスタンダーの経験のある方に共感して頂く事が、とても自分の心には暖かくて救われました」
■今後の展望
より多くのバイスタンダーが当サイトへアクセスできるよう、全国の自治体、消防、企業との連携を強化します。また、センシティブな分野であるため、バイスタンダーサポートの適切な実施にも、今後は寄与していきたいと考えています。
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この取り組みが広く知られることで、多くのバイスタンダーがサポートを受けられるようになります。今起きている、この重要なテーマについて取材していただけましたら幸いです。
【本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先】
NPO法人AQUAkids safety project 救命事業部
大阪府大阪市中央区南本町2-1-1 TDフロア1階
代表 すがわらえみ
HP http://aquaproject721.wixsite.com/website
メール aqua.project721@gmail.com