日本ロレアル株式会社のプレスリリース
世界最大の化粧品会社ロレアルグループ（本社：パリ）は、 現地時間2月25日 、国際的な非営利環境団体であるCDPより、「気候変動」「フォレスト」「水セキュリティ」における企業の透明性と実績に関するリーダーシップが認められ、9年連続で権威ある年間「Aリスト」に選出されました。
ロレアルグループは、9年連続でトリプル「A」を獲得した唯一の企業です。主な実績として、グループ拠点における再生可能エネルギー使用率91%の達成¹、工場および配送センターにおける水使用量を完成品1個あたり54%削減²、製品に使用されるバイオベース成分の93%が持続可能な供給源から調達され、トレーサビリティを確保していること³が挙げられます。
ロレアルグループ最高経営責任者のニコラ・イエロニムスは次のように述べています;
「9年連続でCDPトリプル『A』スコアを獲得できたことは、私たちのチームの揺るぎないコミットメントと、当社ビジネスモデルにサステナビリティが深いレベルで統合されていることの証左です。また本年もこの評価を継続していただけたことを誇りに思います」
ロレアルグループ、チーフ・コーポレート・レスポンシビリティ・オフィサーのエズギ・バルセナスは次のように述べています;
「この評価は、私たちが成し遂げてきたことが大きな進歩であることを認めるだけでなく、より持続可能な未来を希求する私共の責任感をさらに強めるものです。地球が直面する課題の緊急性と規模を深く認識しており、バリューチェーン全体で意義のある変革を推進するために、透明性と協調性を持って取り組んでまいります」
CDPは、気候関連財務情報開示タスクフォース（TCFD）と連携し、世界最大の環境データベースを保有しています。CDPスコアは、脱炭素、持続可能で強靭な経済に向けた投資と調達判断を促すために広く活用されています。CDPは、詳細かつ独立した方法論を用いて企業を評価し、情報開示の網羅性、環境リスクの認識と管理、意欲的で意義のある目標設定など、環境リーダーシップに関連するベストプラクティスの実証に基づき、AからDまでのスコアを付与しています。
CDP のチーフ・デリバリー・オフィサーのサイモン・フィッシュワイハーは、次のように述べています：
「環境報告の草分けとして、CDPは人、地球、利益のバランスが取れた世界の構築に尽力しています。私たちは、透明性を推進し続け、企業の環境に関連する行動を推進する私たちの取り組みに、ロレアルグループが支援してくださることを深く感謝しています。透明性は、あらゆる水準での行動を促進します。投資家の要請から2年以内に、CDPを通じて情報開示を行っている企業は、直接排出量を7～10%削減しています。情報開示は、単なるチェック項目ではありません。明確に状況を把握し、断固として行動し、変化を生み出すためのツールです。環境危機を解決するためには、情報開示データは、大小を問わず、あらゆる組織が持つべきツールであるべきです。透明性のある情報開示が鍵となります。この点へのロレアルグループのコミットメントは、これまで以上に重要になっています。ロレアルグループの支援により、私たちは新しい情報を明らかにするために必要なデータを収集し、未来の世代を守るための地球に優しい意思決定を下すことが可能になります」
¹ 2023年末時点で、安全・セキュリティ設備を除く、稼働中の拠点（工場、物流センター、研究センター、管理拠点） ² 2005年比、2023年末時点 ³ 2023年
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■ ロレアルグループについて
ロレアルは115年にわたり美容・化粧品業界のリーダーとして、世界の消費者の美への希求とニーズに応えることに専念してきました。当社のパーパス「世界をつき動かす美の創造」は、社会に対しても、環境に対しても、サステナブル、インクルーシブ、倫理的かつ寛大な形で美を通じて貢献してゆくという私たちの美への姿勢を包括的に表現するものです。37の国際ブランドを初めとする多様で幅広いブランドポートフォリオと、持続的発展と環境を守るための取り組みである「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー」プログラムを通じ、美の無限の多様性を賛美し、世界のすべての人々に最高水準の品質、有効性、安全性、誠実さ、責任をお届けします。当社は、9万人を超える従業員を擁し、地理的にもバランスの取れた拠点展開と、すべての流通網（eコマース、マスマーケット、百貨店、薬局、美容室、ブランドおよび旅行小売）における販路を有しています。2023年のグループ売上高は411億8千万ユーロにのぼります。世界11ヵ国に20の研究開発と研究開発拠点を置き、4,000人以上の科学者と6,500人を超えるデジタル人財を擁するロレアルは、美の未来を創造し、ビューティーテクノロジーを推進してゆくことを重要視しています。詳細については、以下をご参照ください。
https://www.loreal.com/en/mediaroom
■ CDPについて
CDPは、世界で唯一の独立した環境情報開示システムを運営する国際的な非営利団体です。環境報告の創設者として、私たちは透明性とデータの変革力を信じています。企業、資本、政策、科学のリーダーと提携し、地球に優しい意思決定を可能にするために必要な情報を提供しています。2024年には、24,800社以上の企業と1,100の都市、州、地域がCDPを通じて環境への影響を開示しました。世界の機関投資資産の4分の1以上を運用する金融機関が、投資と融資の意思決定に役立てるためにCDPのデータを使用しています。CDPは、ISSBの気候変動基準であるIFRS S2を基本基準として、ベストプラクティスの報告基準とフレームワークを1か所に統合しています。私たちのチームは真にグローバルであり、人と地球、そして利益が真にバランスの取れた世界を構築するという共通の願いによって結ばれています。https://cdp.net/ http://www.x.com/cdp
