医療法人社団ウェルエイジング Dクリニック東京 ウィメンズのプレスリリース
発毛治療を中心としながら、女性のエイジングにおけるさまざまなお悩みに寄り添うクリニック「クレアージュエイジングケアクリニック」は(以下「クレアージュ」)、メディカルアートメイクの「クレアート」を提供しています。今回、全国の女性300人に対し、「アピアランスケア」の認知率と、その手段の1つである「アートメイク」について調査を実施いたしました。また、調査結果を踏まえ、アートメイクアーティスト・看護師の木村明日美氏が、メディカルアートメイクによるアピアランスケアについて解説します。
【調査概要】
調査名:「アピアランスケア」に関する調査
調査手法: インターネットリサーチ
対象者条件:20~50代女性
サンプル数:n=300
調査地域:全国
調査実施日:2024年2月
【調査サマリー】
① がん治療等による外見のケア 「アピアランスケア」の認知度は11.3%
② アピランスケアについて知っているものとして、「ウィッグ、帽子の使用」が1位
③ 眉毛・まつ毛の脱毛等に対するアピアランスケアの手段として、
「アートメイク」の認知度は12.7%
アピアランスケアとしての手段「アートメイク」について、プロが解説。
【調査背景】
「アピアランスケア」とは、厚生労働省において「医学的・整容的・心理社会的支援を用いて、外見の変化に起因するがん患者の苦痛を軽減するケア」と定義されています。
日本人女性の乳がん罹患数は年間約9万人と、罹患率は増加していますが、ピンクリボン活動などによる意識変化や検診・治療の発展により、早期発見と治療の進歩によって死亡率は若干低下しています。しかしながら、がん患者にとっては「退院」でがん治療が終わるわけではありません。退院後も再発のリスクや、社会復帰に向けて様々な精神的・肉体的・社会的不安がつきまといます。特に女性にとって外見の変化は社会復帰における大きなハードルとなっているのです。がん自体は治るようになってきた今こそ、がん治療の“その後”に対する特別なケアやサポートが患者から必要とされており、業界内を中心に「アピアランス(外見)ケア」が注目されています。
一方、世の中では「アピアランスケア」という単語はあまり知らないという方、聞いたことはあっても具体的には知らないという方も多いのではないでしょうか。正確に理解し、手段を知っておくことで、自分自身や周りの人の選択肢を広げることに繋がるかもしれません。今回は、アピアランスケアの認知度と、手段の1つである「アートメイク」について調査を実施しました。
【調査詳細】
TOPICS① がん治療等による外見のケア 「アピアランスケア」の認知度は11.3%
全国の女性20代~50代300人に調査した結果、「アピアランスケア」の認知率(知っている(内容まで理解している)/言葉は聞いたことがあるが、詳しくは知らない)回答したのは全体の11.3%という結果になりました。また、内容まで理解していると回答したのは4.3%であり、「アピアランス」につい意味を理解している人はわずかという結果になりました。
また、アピアランスケアの認知率は20代が17.3%と最も高く、年代を重ねるにつれて低くなり、50代が最も低い6.7%という結果となりました。
また、女性300人中、がんの罹患経験がある女性は5%であり、そのうちアピアランスケアの認知率は53%と、がんの罹患経験がある女性は半数以上が知っていると回答しました。一方内容まで知っているのは27%と、全体と比較すると割合は高いものの、罹患経験がある方もアピアランスケアの内容を詳しくは説明できない方が多いことが分かりました。
TOPICS② アピランスケアとして最もイメージがある方法は、「ウィッグ、帽子の使用」が1位
続いて、「知っている(内容まで理解している)」と回答した13名に対し、アピアランスケアとして最もイメージがある方法について調査しました。1位は「ウィッグ・帽子の使用」、2位には「メイクアップによるカバー(眉・アイライン・ファンデーションなど)」が上がりました。また、同率で3位には「発毛治療」「社会復帰の対処方法など心理的な支援」という結果となりました。一方、スキンケアやネイルケア、アートメイクの施術に関しては、0票と、イメージが持たれづらい傾向に。髪の毛の見た目の変化に対するケアが最もイメージとして定着していることが分かります。
TOPICS③ 眉毛・まつ毛の脱毛等に対するアピアランスケアの手段として、「アートメイク」の認知度は12.7%
がん治療等による外見の変化において、頭髪の脱毛に対するイメージを持つ方が多いですが、眉・まつ毛を脱毛する方も少なからずいらっしゃいます。その場合、皮膚の浅い部分に針(ニードル)を用いて色を入れていくメディカルアートメイクによって、元々のお顔の印象を残すことができます。しかしながら、アートメイクという手段を知らない方も多くいるのではないでしょうか。
実際に、女性300人に「アートメイクが、がん治療などによる脱毛の精神的負担を軽減する手段(アピアランスケア)の一つであることを知っていましたか?」と聞いたところ、「知っていた」が3.7%、「なんとなく聞いたことがある」が9,0%、と、アートメイクによるアピアランスケアの認知度は12.7%という結果となりました。脱毛症状の外見ケアの手段としてのアートメイクは、「アピアランスケア」という単語以上には認知度はあるものの、約9割は知らないということが分かりました。
また、がんの罹患経験がある方のうち、アートメイクが脱毛による心理的負担を軽減する手段として知っている、聞いたことがあると回答したのは約6割であり、4割は知らなかったと回答しました。がん経験者の中でも、アートメイクの手段について知らない方も多いことが明らかになりました。
■まとめ
「医学的・整容的・心理社会的支援を用いて、外見の変化に起因するがん患者の苦痛を軽減するケア」というアピアランスケア(外見のケア)という言葉について、認知度は11.3%であり、まだまだ多くの方が知らないことが明らかになりました。また、「アピアランスケア」を知っている方の中では、中でもウィッグや帽子の使用などの髪の見た目に関するイメージが強いことが分かりました。一方、アートメイクによって眉・眉毛の脱毛の精神的負担を軽減するケアについて、認知度は12.7%と、「アピアランスケア」という単語よりは知られているものの、こちらも約9割に知られていないという結果になりました。アートメイクをはじめ、一つでも多いケア方法を知っておくことが、いざという場面での選択肢を広げることにつながるかもしれません。今回の調査結果を受け、メディカルアートメイクのアーティストが、アートメイクによるアピアランスケアについて解説します。
<メディカルアートメイクによるアピアランスケアについてプロが解説 アートメイクアーティスト・看護師 木村 明日美>
眉毛・まつ毛等の脱毛症状で悩まれる方に対しては、抗がん剤治療前後に行うメディカルアートメイクによるアピアランスケアという手段があります。「クレアージュエイジングケアクリニック」では、メディカルアートメイク「クレアート」の施術を実施しています。調査結果を受け、今回は、アートメイクの症例件数4,000件以上の豊富な施術実績を持つ、クレアージュ東京 エイジングケアクリニック アートメイクアーティスト 看護師の木村明日美氏が、メディカルアートメイクによるアピアランスケアについて解説します。
■メディカルアートメイクとアピアランスケアについて
メディカルアートメイクとは、皮膚の浅い部分に針(ニードル)を用いて色を入れていく施術のことです。汗や水などでも落ちないため、メイクを落とした後も素顔に自信を持つことができます。医療従事者が行う医療行為であるため、一般的なサロンなどでは施術が受けられません。アートメイクのイメージとして、「“海苔を貼ったような眉毛”になるのでは」と考えられる方も多いのですが、クレアージュのアートメイク「クレアート」は、実際には施術直後から外出できるほど自然に仕上げることができます。
クレアージュのメディカルアートメイクが考えるアピアランスケアとは、「がん治療をはじめ、その他の疾患によって失われた部分やケガ・手術による傷跡に対し、医療アートメイクで外見の変化に対する苦痛の軽減をサポート」と捉えています。がん治療以外の疾患においても、見た目の変化による精神的苦痛をアートメイクで軽減することを、積極的に行っています。
■アートメイクによる、眉毛のアートメイク
抗がん剤治療による副作用は頭髪だけではなく、眉毛やまつ毛が抜ける方も多くいらっしゃいます。
特に眉毛に関しては顔の8割の印象を決めると言われており、眉毛がないことで人相が大きく変わってしまうのです。(左図)
がん治療や脱毛症によって眉毛が抜けてしまった患者様からは、「自宅でふと鏡に映った眉のない自分を見ると怖い、見るたびにショックを受ける」というお声や、「家族に見られるのがストレス」というお声も良く伺います。「化粧をすればいいのでは?」と考えられる方もいるかと思いますが、眉毛がない状態で化粧をするのはゼロから形を作らなければならず、眉毛を書く位置が分からなかったり、左右差が出てしまったり、とかなり時間がかかってしまいストレスになることがあります。
アートメイクをすることで、そのような精神的苦痛を緩和することに繋がります。抗がん剤治療前に施術していただくことをおすすめしていますが、治療中でも主治医の許可があれば施術を受けることが可能です。クレアージュにおけるがん患者様の眉毛アートメイクの事例は3パターンあります。特に③パターン目では、脱毛前になるべくご自身のお顔の写真を残しておくことで、より脱毛前の印象に近づけることができます。
①抗がん剤治療前、眉毛が抜けてしまう前に、生えている自眉に合わせてアートメイクを入れる
②抗がん剤治療中に、主治医の許可をもらいアートメイクを入れる
③抗がん剤治療後に、脱毛前の写真や普段のメイクをもとに、眉毛を再現する
■アートメイクによる、まつ毛脱毛のアピアランスケア
脱毛症や抗がん剤治療などでまつ毛が抜けてしまった方、ストレスでまつ毛を抜いてしまう方が、アイラインアートメイクを受けられる事例もあります。アイラインの位置にアートメイクを入れることで本来のまつ毛の位置に色が入るので“まつ毛が生えているような表現ができます。
■アートメイクによるアピアランスケアについて アーティストとしての想い
アートメイクの施術をされた後に、よく患者様からいただくお言葉として、「もっと早く知っておけばよかった」「もう少しでも早くアートメイクをやっておけば人生が楽しかったのではないか」と言っていただくことがあります。選択肢として“知っているけどやらない”のと、“知らなくて出来ていない”というのは大きな違いだと思います。一人でも多くの方にアートメイクという選択肢があることを知っていただけたらいいなと思います。
<プロフィール>
木村 明日美(きむら あすみ)
クレアージュ東京 エイジングケアクリニック アートメイクアーティスト 看護師。
総合病院で勤務後、都内の美容クリニックで2年間勤務したのち、クレアージュ東京に入職。看護師資格でアートメイクの施術ができることを知り、お客様と相談しながら理想的な美を追求するアートメイクの奥深さに感銘を受けアーティストを志す。
現在では症例件数4,000件以上、多くの指名を受け、2か月先の予約まで埋まることもある人気アーティスト。
■クレアージュ東京 エイジングケアクリニック概要
クレアージュは発毛治療を中心とした女性の悩みに寄り添うクリニックです。
1999年より業界で先駆けて女性専門の発毛治療を開始し、開院から24年間で60万人※もの治療を行ってきました。クリニックには、頭髪(女性薄毛外来・産後抜け毛外来・美髪外来・後遺症抜け毛外来)・美容皮膚・アートメイクの診療科目を設置し、特に頭髪治療は、Dクリニック 東京ウィメンズ時代から16年以上の臨床実績で培った治療内容をご提供しています。女性のライフステージによって変化する、髪・肌などのエイジングに関する悩みを、患者様お一人おひとりのライフステージに寄り添った複合的な治療をご提供できることがクレアージュの特徴です。
※1999年7月~2023年12月 クレアージュグループ延べ患者数
クレアージュ東京 エイジングケアクリニック公式HP:https://www.womenshealth-tokyo.com/
クリニック名:クレアージュ東京 エイジングケアクリニック
所在地 :東京都千代田区有楽町1-7-1 有楽町電気ビル 北館17F
院長 :浜中聡子
診療科目 :頭髪(女性薄毛外来・産後抜け毛外来・美髪外来・後遺症抜け毛外来)・更年期外来・
美容皮膚外来・アートメイク
診療日時 :火 10:00~18:00|水 10:00~14:00|木・金 10:00~19:00|土・祝日 9:00~18:00
休診日 :日・月
電話番号 :03-5224-6661
ホームページ:https://www.womenshealth-tokyo.com/
■クレアージュが提供するアートメイク「クレアート」とは
メディカルアートメイクとは、皮膚の浅い部分に針(ニードル)を用いて色を入れていくメイク術のことです。汗や水などでも落ちないため、メイクを落とした後も素顔に自信を持つことができます。クレアージュのメディカルアートメイク「クレアート」では、骨格や表情に合わせてデザインを再現する技術をもって、症例数10,000件以上の豊富な施術経験によって患者様お一人お一人に合ったデザインを忠実に再現します。また、今だけでなく「この先」も考えたデザインのご提案を大切にしており、一度施すと数年は消えないからこそ、この先のお顔の変化も考慮し、どの瞬間にも似合うデザインをご提案します。患者さまのご希望に合ったデザインになっているか、3回の段階的な施術によって確認・修正をしつつ理想的な形・色味に仕上げていくことができます。
クレアージュアートメイク 公式HP:https://www.womenshealth-tokyo.com/artmake/