〜全国最低レベルのがん検診受診率である北海道にがん早期発見につながるきっかけを提供〜
Craif株式会社のプレスリリース
Craif株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:小野瀨 隆一、以下Craif)は、尿がん検査「マイシグナル」の取り扱いを、2025年4月よりサツドラホールディングス株式会社(所在地:北海道札幌市東区、代表取締役社長 CEO:富山 浩樹、以下「サツドラHD」)が展開する株式会社サッポロドラッグストアーの北海道全域における計166店舗(以下「サツドラ」)へ拡大いたします。がん検診の受診率が全国平均を大幅に下回る北海道において、地域に密着したサツドラ店舗で「マイシグナル」を取り扱うことで、一人でも多くの方にがん検診のきっかけや早期発見・治療の機会を提供し、豊かな人生の実現を支援します。
北海道ではがん検診の受診率が全国平均を下回り(*1)、特に地方部では検査機会自体がが限られている現状があります。そうした中で、日常生活圏にあるドラッグストアで、自宅で手軽にできるがんリスク検査を入手できる環境は、日常の延長線上で「知る・備える」という行動変容を生む重要なきっかけとなります。
Craifは、がんの早期発見に向けた産学医連携コンソーシアム「CRUSH-Cancer(クラッシュ・キャンサー)」を背景に、2023年より一部のサツドラ店舗にてマイシグナルの先行発売を開始しました。利用者からは「病院に行かずに自宅でがんリスクがわかる」「身近な買い物の中で購入できるのは嬉しい」「家族で受けました」といった声が寄せられ、当初の予想を上回る反響がありました。これを受け、このたび北海道全域のサツドラへの展開が実現しました。
今後は、道外の地域展開やがん予防に向けた啓発プログラムとの連動など、さらなる取り組み拡大も視野に入れています。
*1.国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」国民生活基礎調査 都道府県別の受診率(2019)
■提供商品
・マイシグナル・スキャン
・マイシグナル・ライト
■「CRUSH-Cancer」について
CRUSH-Cancer(*2)は、Craif、サツドラHD、社会医療法⼈北⽃ 北⽃病院、社会医療法⼈元⽣会 森⼭病院、医療法⼈社団静会 静和記念病院との5者間と、複数の医療機関より医療技術協力をいただいているがんの早期発⾒と早期治療を⽬的としたコンソーシアムです。 尿がん検査(マイシグナル®︎)の医学的あるいは社会的な有効性を検証していく取り組みです。
コンソーシアムの取り組みの一環として、2024年に岩内町で実施した肺がんスクリーニングによる前向き観察研究では、ステージ0の肺がんの早期発見・早期治療に繋がりました。(*3)
*2.Cooperative Research group for Urinary miRNA-SCREENING-Hokkaido-Cancerの略
*3.詳細はこちら(https://misignal.jp/div/toc-review-scan-003)
<CRUSH-Cancer参画機関>
1. Craif株式会社(所在地:東京都文京区、CEO:小野瀨 隆一)
2. サツドラホールディングス株式会社(所在地:北海道札幌市、代表取締役社長 CEO:富山 浩樹)
3. 社会医療法⼈北⽃ 北⽃病院(所在地:北海道帯広市、理事長:鎌⽥ ⼀)
4. 社会医療法⼈元⽣会 森⼭病院 (所在地:北海道旭川市、理事長:森⼭ 領)
5. 医療法⼈社団静和会 静和記念病院(所在地:北海道札幌市、理事長:川上 雅⼈)
<医療技術協力>
1. 旭川医科大学内科学講座 消化器・内視鏡学部門 教授 藤谷 幹浩
2. 北海道大学大学院医学研究院 消化器外科学教室II 教授 平野 聡
3. 北海道大学大学院医学研究院 産婦人科学教室 教授 渡利 英道
4. 北海道大学大学院医学院 外科学講座 呼吸器外科学教室 教授 加藤 達哉
■「マイシグナル®︎シリーズ」について
「マイシグナルシリーズ」は、予防と早期発見につなげる、がんリスク検査です。このシリーズはマイクロRNA×AIでがんリスクを高精度に評価する検査「マイシグナル・スキャン」、より手軽にがんリスクを評価する検査「マイシグナル・ライト」、がんに特化した遺伝子検査「マイシグナル・ナビ」、DNAダメージをモニタリング・予防につなげる検査「マイシグナル・チェック」で構成されています。どの検査も尿やだ液を採取するだけで、体に負担なく検査することが可能です。4つの検査を通じて、自らの体質的なリスクを知り、日々のDNAのダメージをモニタリングすることで発症予防をサポート。それでも防ぎきれないがんを早期発見することを一気通貫でサポートし、がんの予防と早期発見を促進することを目指した包括的ながん対策です。
詳細はWebサイトをご覧ください。
マイシグナルシリーズは医療機器ではありません。解析した情報を統計的に計算することによりリスクを判定するものであり、医療行為としてがんに罹患しているかどうかの「診断」に変わるものではなく、リスクが低いと判定された場合でもがんが無いまたは将来がんにかからないとは限りません。
■ Craifについて
Craifは、2018年創業の名古屋大学発ベンチャー企業です。尿などの簡単に採取できる体液中から、マイクロRNAをはじめとする病気に関連した生体物質を高い精度で検出する基盤技術「NANO IP®︎(NANO Intelligence Platform)」を有しています。CraifはNANO IP®︎を用いてがんの早期発見や一人ひとりに合わせた医療を実現するための検査の開発に取り組んでいます。さらに、すい臓がんが当たり前に早期発見できる世の中を目指し、「すい臓がん啓発プロジェクト powered by マイシグナル」を発足し、がんの啓発活動を推進しています。
【会社概要】
社名:Craif株式会社(読み:クライフ、英語表記:Craif Inc.)
代表者:代表取締役 小野瀨 隆一
設立:2018年5月
資本金:1億円(2024年3月1日現在)
事業:がん領域を中心とした疾患の早期発見や個別化医療の実現に向けた次世代検査の研究・開発、尿がん検査「マイシグナルシリーズ」の提供
本社:東京都文京区湯島2-25-7 ITP本郷オフィス5F