I know IBDプロジェクト、「IBDを理解する日」に全国から集めた写真のモザイクアートで患者さんにエール

アッヴィのプレスリリース

アッヴィI know IBDプロジェクトにて「IBDを理解する日」にあわせ、全国の協力店から集めた写真で患者さんにエールをつなぐモザイクアートを発表

 
ー I know IBDプロジェクトは、IBD患者さんの日常生活での「見えない壁」の1つである外出時のトイレの不安解消と社会全体におけるIBD(炎症性腸疾患)への理解向上を目指し、2022年5月に始動
ー IBDは主に指定難病である潰瘍性大腸炎とクローン病1,2があり、主な症状である下痢や腹痛により、トイレの回数の増加3,4や、食事の制限5など患者さんの日常生活にさまざまな影響を及ぼすこともある疾患
ー プロジェクトに協力する企業や店舗等から寄せられた808枚の写真で、患者さんへの支援の輪の広がりを伝えるモザイクアートを制作し、IBDを理解する日(5月19日)にあわせて公開(https://www.iknowibd.com/prj/mosaicart/) 
 
アッヴィ合同会社(本社:東京都港区、社長 :ティアゴ・カンポス ロドリゲス)は、炎症性腸疾患(IBD)の正しい理解を広め、IBD患者さんが「周囲のIBDへの理解」を実感できる社会の実現を目指す「I know IBDプロジェクト」の一環として、患者さんを支える輪の広がりを伝えるモザイクアートを制作しました。
 

 
このモザイクアートは、本プロジェクトに協力する企業や店舗、アッヴィ社員などから寄せられた計808枚の写真を用いて、患者さんに「I know IBD」のメッセージを送る作品として、「IBDを理解する日」である本日5月19日より、本プロジェクトのウェブサイトで公開しています。https://www.iknowibd.com/prj/mosaicart/
 
IBD患者さんにとって、社会が気づいていないさまざまな「見えない壁」が存在する中で、患者さんの日常生活に影響するものの 1 つとして、外出時のトイレへの不安があります6。本プロジェクトでは、トイレを理由に外出に気後れしてしまう、活動範囲が限定的にならざるを得なくなってしまうなどの患者さんの日常生活における「見えない壁」に対して、多くの企業・店舗の協力を得て解消に取り組んでいます。
 
2022年5月のプロジェクト発足以来、美容室、飲食店、薬局、ホテルなど幅広い業界・業種からの賛同を得て、協力企業・協力店数は47都道府県で協力企業173社、協力店舗数3,112店舗(2025年 3月末時点)に広がりました。外出の不安を抱えるIBD患者さんにとって、協力店舗の広がりは心の支えの一つとなります。そこで、協力企業や店舗から写真を募集し、患者さんに支援の輪の広がりや応援の意思をわかりやすく伝える「I know IBD」のロゴをかたどったモザイクアートの制作に至りました。
 
I know IBDプロジェクトの発足から3年が経ち、「外出時にトイレを借りられる場所があるということは、とても心強い存在」という患者さんの声が寄せられています。アッヴィは、今回の取り組みを通じて、さらに支援の輪を広げ、社会全体での疾患認知と理解を広げることで、より多くのIBD患者さんの日常生活の質の向上に貢献してまいります。
 
<モザイクアート 概要>
モザイクアート公開サイト:https://www.iknowibd.com/prj/mosaicart/
今後の展開について:東京都の主要駅での大型広告ボードにて掲出予定
 
IBD(炎症性腸疾患)について
IBDは、大腸や小腸など消化管に炎症が起こり、腫瘍を合併することもある疾患で、主に指定難病である潰瘍性大腸炎とクローン病があります1,2。下痢や腹痛が主な症状であるため、トイレの回数の急増3,4や、食事の制限5など患者さんの生活にさまざまな影響があります。IBDの発症は、これから社会で活躍する世代である10-20代で多く報告されていますが、現時点では完治につながる治療法がなく1,2、患者さんの人生に大きな影響を及ぼし得る指定難病です。国内のIBD推計患者数は約29万人7と、指定難病の中でも患者数が多い※,8疾患で、国内患者数は年々増加傾向にあります8
※IBDという指定難病はありませんが、潰瘍性大腸炎とクローン病をIBDという一つの疾患と定義した場合の患者数の試算です。
 
I know IBD (アイノウ アイビーディー) プロジェクトについて
本プロジェクトの目的は、「見えない壁」ともいえる、社会が気づいていないIBD 患者さんを取り巻く さまざまな課題を明らかにし、その解消に取り組み、さらには IBD を正しく認知し理解する人が一人でも多く増えることで、社会全体の IBD についての理解を高めることです。5 月 19 日の「IBD(炎症性腸疾患) を理解する日」に先駆け、2022 年 5 月 17 日に発足しました。
 
具体的な取組みとしては、本プロジェクトの趣旨に賛同いただける協力企業・協力店を募り、IBD 患者 さんに対して、施設・店舗内トイレの貸し出しを行います。また、本プロジェクトのステッカーを施設・店 舗内に掲出し、IBD 患者さんへの支援・理解の可視化につなげます。さらに、協力企業・協力店の従業員を対象に IBD に関する教育資材の配布などを行い、社会全体での疾患認知と理解を広げていきます。さまざまな企業・店舗の賛同を得て協力者の輪を広げていくことで、トイレの問題だけでなく、IBD 患者さんを取り巻く見えない壁を解消し、希望あふれる日常の実現を目指します。
 

プロジェクト ロゴ プロジェクト ステッカー

 
 

 
・ プロジェクトウェブサイト内 コンテンツ(協力店トイレMAP)
 

 
消化器領域におけるアッヴィについて
アッヴィでは、潰瘍性大腸炎やクローン病などのIBD領域において、充実した臨床試験プログラムと、最先端の研究開発の推進に取り組んでいます。革新と学習、そして適応することを通して、IBDによる患者さんの負担を軽減し、長期にわたって患者さんの生活を豊かにすることを目指しています。消化器領域におけるアッヴィについて、詳細は以下をご覧ください。
https://www.abbvie.com/our-science/therapeutic-focus-areas/immunology/immunology-focus-areas/gastroenterology.html
 
アッヴィについて
アッヴィのミッションは現在の深刻な健康課題を解決する革新的な医薬品の創製とソリューションの提供、そして未来に向けて医療上の困難な課題に挑むことです。一人ひとりの人生を豊かなものにするため次の主要領域に取り組んでいます。免疫疾患、がん、精神・神経疾患、アイケア、さらに美容医療関連のアラガン・エステティックスポートフォリオの製品・サービスです。アッヴィの詳細については、www.abbvie.comをご覧ください。LinkedInFacebookInstagramX(旧TwitterYouTubeでも情報を公開しています。
 
日本においては主に、免疫疾患、肝疾患、精神・神経疾患、がん、アイケアの領域、さらに美容医療関連のアラガン・エステティックスのポートフォリオで、製品の開発と提供に取り組んでいます。アッヴィの詳細については、www.abbvie.co.jpをご覧ください。FacebookYouTubeでも情報を公開しています。
 
References:
1.難病情報センター潰瘍性大腸炎(指定難病97) https://www.nanbyou.or.jp/entry/62(2025年4月1日閲覧)
2.難病情報センタークローン病(指定難病96)https://www.nanbyou.or.jp/entry/81(2025年4月1日閲覧)
3.Rubin DT, et al.:Inflamm Bowel Dis. 27,1942-1953(2021)
4.Hibi T, et al.: Inflamm Intest Dis. 5:27–35 (2020)
5.Matsumoto T, et al.: J Crohns Colotis. 9,477-482 (2015)
6.Devlen J., et al. Inflamm Bowel Dis Volume 20, Number 3, 545-552 (2014)
7.「潰瘍性大腸炎およびクローン病の有病者数推計に関する全国疫学調査」厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患等政策研究事業 難治性炎症性腸管障害に関する調査研究 総括研究報告書(平成28年度)
8.「特定医療費(指定難病)受給者証所持者数,年齢階級・対象疾患別」令和4年度衛生行政報告例(令和4年度末現在)

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。