【開催レポート】閉館後の新江ノ島水族館で、魚のケアを間近で学べる特別なバックヤードツアーと、正しいキズの手当てを楽しく学べるセミナーを開催親子61名が参加!

魚と人間それぞれの“キズのケア”について理解を深めました

ニチバン株式会社のプレスリリース

 ニチバン株式会社(本社:東京都文京区、社長:高津敏明)は、モイストヒーリング(湿潤療法)でキズを早くきれいに治す絆創膏「ケアリーヴTM治す力TM」を通じて、ケガの応急処置の啓発活動を行っています。この度、レジャーやお出かけが増える夏休み前にキズへの理解を深めていただくため、2025年6月21日(土)にスペシャルイベントとして、ケアリーヴpresents「親子で学ぼう!おさかなと人間の”ケガ”セミナー2025」を神奈川県の新江ノ島水族館と共同で開催いたしました。当日は61名の方にご参加いただき、人間や魚の治療方法について学ぶことで、キズへの理解を深めていただきました。

■普段は見られない水族館の裏側を体験!おさかなのケアを学ぶ特別ツアーを実施

 今年で2回目となる本イベントでは、新江ノ島水族館のご協力のもと、閉館後の水族館で、普段は公開していないバックヤードを特別に見学するツアーを実施しました。このツアーでは、魚たちが展示されるまでの過程や、日々の健康管理、“もしも”の時の対応方法などを、飼育スタッフの案内で間近に見学。 たとえば、海から運ばれてきた魚はまず「検疫(けんえき)」で病気にかかっていないかを確認し、元気であれば館内で与えているエサに慣れさせてから展示されるとのこと。ケガを負った魚はバックヤードの専用水槽で治療を受け、回復を待ってから再び展示に戻されます。

魚を水槽に移動する際の工夫や、種類に応じたエサの与え方など、一般には見る機会の少ない飼育現場の様子に、参加者は興味津々。展示される前の魚との出会いを通じて、命を支える多くの配慮や工夫を知ることができました。魚のケアの過程を通じて、人間のケガや治療との共通点や違いを学べる内容となっており、参加者からも「エサへの慣らし方の話や、ケガの治し方の話が興味深く、ためになった。」との声が多数寄せられました。

提供:新江ノ島水族館

■人間のキズはどう治す?「モイストヒーリング」を解説

バックヤードツアーの後は、相模湾大水槽前でセミナーを実施。まず、当社の倉智から、人間のキズを早くきれいに治す「モイストヒーリング(湿潤療法)」について解説しました。ケガをしたときにキズぐちから出る透明な体液には、実は“キズを早く治す成分”が含まれていること、そしてキズを乾かさずに治す「モイストヒーリング(湿潤療法)」について、図解を交えてわかりやすく解説しました。

家庭でできる正しいキズの手当として、

1. 水道水でしっかり洗う

2. 血を止める

3. 絆創膏で覆ってキズぐちを守る

ことを紹介。参加した親子からは「今まで消毒していたけど、今はきれいに洗うことが大事なんですね」と驚きの声も。

■おさかな博士が語る!魚のケガ治療の舞台裏

セミナーの後半では、新江ノ島水族館の飼育スタッフ、えのすいトリーターの杉村さんに登場いただき、バックヤードツアーのおさらいをしながら、魚のケガの治療法について教えていただきました。今回は新江ノ島水族館にやってきた「ムツ」が、海からやってきてどのような過程を経て展示されるのかについて解説。

「まず、水族館にやってきた魚は検疫といってさまざまな方法で病気にかかっていないか、ケガをしていないかを確認します。元気であればエサに慣れ、ほかの魚たちと一緒に泳げるかの確認をしてから展示されるのですが、ムツはここに来た時にあまり食欲がなく、細い管を使って直接胃にエサを送りながら1カ月様子を見ていました。元気になったので展示水槽に移したところ、移動初日に同じ水槽に入っていたウツボに噛まれてケガをしてしまったんです。ケガを治すために、まずキズぐちに殺菌消毒剤と呼ばれるねばねばの薬を塗って消毒をしました。この消毒剤は、キズぐちにしっかり貼り付いて、細菌の感染を防ぐ役割を果たしてくれるんですよ。このほか、飼育水の雑菌を減らすことなどを毎日行い、現在ムツのケガは良くなって元気に泳いでいます」と実際の症例を元にお話しいただきました。魚のケガや治療の研究は世界でも非常に貴重で、子どもたちも真剣に話に聞き入っていました。

■ついつい触ってしまいそう…ユニークだけど危険な海の生き物とは?

後半のクロストークでは、えのすいトリーター・杉村さんより、海岸で実際に見られる「ちょっと変わった危険な生き物ベスト3」を紹介いただきました。

<最近増えている危険な生き物ベスト3>

カツオノエボシ:

青色の風船のような鮮やかな姿をしていますが、強い毒を持っています。江ノ島海岸でも確認されている要注意生物。

ヒョウモンダコ:

一見、模様が可愛い小型のタコ。しかし、フグと同じ「テトロドトキシン」という猛毒をもち、噛まれると命に関わる危険があります。

アンドンクラゲ:

透明なクラゲで、気づかずに近づくと、刺されて強い痛みに襲われることも。

「どれも見た目に惹かれてつい触れてしまいそうな生き物ばかり。でも、夏の海辺では“知らない生き物には触らない”が鉄則です」と杉村さんは呼びかけました。

■“楽しい夏”のために、知っておきたいケガ対策

夏のケアについて、杉村さんから「夏の海辺では、素足やビーチサンダルはNG。マリンシューズなど、安全性の高い装備を選んで」と呼びかけました。海辺で多いケガには、

岩場のカキ殻などでの切り傷

生き物との接触による刺傷・咬傷

転倒による擦過傷

などがあげられ、トークセッションの最後には、これから夏休みを迎える子どもたちと保護者の皆さんに向けて、夏の外遊びで持っていくべきアイテムをご紹介。

応急手当のために「ケアリーヴTM治す力TM」などの絆創膏と水をセットで持ち歩くこと、他に瞬間冷却パックや日焼け止め、帽子などが紹介されました。新江ノ島水族館の飼育スタッフの皆さんも使用されているという「ケアリーヴTM治す力TM」についても紹介し、本イベントを通して魚の命を守る水族館の取り組みや、人のキズの正しい手当て、生き物との付き合い方を親子で楽しく学んでいただきました。

■今年はニチバン製品で“みんなの”ユニークなおさかなが勢ぞろい!

今回のイベントでは、ニチバンの「マイタックTMカラーラベル」を使って、大きなパネルに自由に魚を描いたり、魚型の紙皿をデザインしていただきました。「タコ」や「チンアナゴ」など、参加者の皆さんは自由な発想で新江ノ島水族館の魚たちを表現しました。

ケアリーヴpresents「親子で学ぼう!おさかなと人間の”ケガ”セミナー」について

コロナ禍明けの2023年以降、アウトドアやレジャー回帰により、子どもの外傷・軽度のケガに対する意識向上の必要性が高まっています。ニチバンでは、キズを早くきれいに治す絆創膏「ケアリーヴTM治す力TM」を通じたケガの応急処置の啓発活動として、親子で楽しくキズの手当てについて学ぶ機会を創出したいと考え、2024年に新江ノ島水族館様とのイベントを初開催いたしました。
近年、企業と地域施設の連携による「教育×体験」型イベントが増加する一方で、「医療・ケガ」をテーマにした体験型イベントは全国でも希少です。未来を担う子どもたちが「正しいキズの手当て」を学ぶことで、安心して遊んだり活動することができるよう、これからも応急処置の重要性をわかりやすく、楽しく伝える活動に取り組んでまいります。

◆ご参考 ケアリーヴシリーズ 一般医療機器 救急絆創膏

ニチバンは1997年に「肌へのやさしさ」と「フィット感」を兼ね備えた「ケアリーヴTM」を発売しました。柔らかく通気性に優れた高密度ウレタン不織布素材の救急絆創膏です。スタンダードな「ケアリーヴTM」のほか、防水性に優れた「ケアリーヴTM防水タイプ」、丈夫なストレッチ布テープを採用した「ケアリーヴTMパワー&フィット」、大きなキズもしっかりカバーできるシリーズ最大サイズ「ケアリーヴTM超大判」、楽しく貼れるジュニアサイズの「ケアリーヴTMキャラクター」を展開しています。

ケアリーヴ治す力シリーズ 管理医療機器 家庭用創傷パッド

モイストヒーリング(湿潤療法)でキズやあかぎれの痛みを軽減し、早くきれいに治す高機能絆創膏シリーズです。フィット感に優れた「レギュラータイプ」と、透明で目立たない「防水タイプ」があります。

ケアリーヴTMブランドサイト https://www.careleaves.com/

※TMは商標です。

◆会社概要

社名:ニチバン株式会社

本社所在地:〒112-8663 東京都文京区関口2丁目3番3号

創業:1918(大正7)年1月

代表取締役社長:高津敏明

HP:https://www.nichiban.co.jp/corp/

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