〜がんを早く見つけて治すことの重要性を伝える〜
Craif株式会社のプレスリリース
尿がん検査「マイシグナル」を全国で提供するCraif株式会社(所在地:東京都新宿区、CEO:小野瀨 隆一、以下Craif)は、2025年9月10日(水)、北海道利尻町立沓形小学校と利尻中学校にて、「家族みんなの健康を考えよう」をテーマにがんの早期発見の重要性について伝える訪問授業が行いました。
X&KSK代表取締役でありCraif社外取締役の本田圭佑さん、Craif CTO 市川 裕樹が登壇し、沓形小学校と利尻中学校の生徒が参加しました。

■ 訪問授業実施の背景
本訪問授業は、2025年6月に北海道利尻町と発足した「利尻町がん検診推進プロジェクト」の一環として開催いたしました。
Craifは「予防」と「早期発見」が、がんという社会課題に対する有効な解決策であると考えています。がんの適切な知識や予防に関する意識は、大人だけでなく、子供の頃から身につけることが重要です。授業を通して家族の健康について考えることで、その一助になればと思っております。
本プロジェクトの取り組みとして9月9日に利尻町でがん啓発イベント「本田圭佑×医師×町民と考える 利尻の健康とがん対策」を開催いたしました。
イベントの様子はこちら URL:https://craif.com/news/20251020
■ 沓形小学校で「家族みんなの健康を考えよう」をテーマに訪問授業を実施
授業の冒頭、世界で活躍する本田さんの登場にみなさん目を輝かせていました。そんな子どもたちに本田さんが今日のテーマについてお話しました。
「今日はがんの話をします。(誰もが)がんになる可能性があるという話、なったときにどうすればよいのかという話です。がんの話について、みんなの大好きなお父さんお母さんおじいちゃんおばあちゃんに伝えてほしいと思っています。」

次にCTO 市川が「家族みんなの健康を考えよう」をテーマにお話いたしました。
「がん」ってなんだろう
子どもたちに身近な病気である虫歯を例にあげ、「ならないのが一番大切。でももしなってしまったら、早く見つけて早く治すことがポイント」と伝えました。
そして「これはどんな病気でも同じです。みなさんは『がん』って知っていますか?」と問いかけると、「いろんな臓器が悪くなる」などの答えが返ってきました。
「がんは“体の中に悪いものがどんどん増えてしまう怖い病気”であり、虫歯と似ているけれど放っておくと体全体に広がってしまう点がやっかいです。また、がんは特に40歳以上で増えてくる病気なんです。」

「がん」のクイズ
がんについてのクイズを3問出題。答えだと思う選択肢に手を挙げていただきました。1問目は「がんになる人はどれくらいいる?」


正解は「2人に1人」。答えを知ると子どもたちは「ええ〜!」とどよめきました。
2問目は「がんを早く見つけると、長生きできる可能性はどれくらい上がるでしょう」で、答えは「10倍」。3問目の「がん検診を受けている人はどれくらい?」の答えは「半分もいない」でした。子どもたちからは「なんでそんなに受けないのー?」という声も上がりました。
家族に「がん検診」を勧めよう
最後に市川から、今日学んだがん検診について家族に伝えてほしいとメッセージを送りました。
「虫歯にならないために、みんなは歯磨きをして、検査を受けて、早く治療しているよね。がんも、がんにならないように健康的な生活をすることが大事で、さらに早く見つけるために『がん検診』というものがあります。
今は検診率が半分以下なので、これを変えていきたいんです。みんなの家族にずっと健康でいてもらいたいんです。ぜひ今日学んだことをお家に帰って家族の人にも伝えてほしいと思っています。『早く見つけて、ずっと健康』について、家族のみんなに話してほしいと思います。」
家族へのメッセージ
それぞれが家族に贈る、今日の話を聞いて考えた健康についてのメッセージカードを作成しました。
子どもたちは「早くけんこうしんだん受けてね!しっかり運動もしてね!」「健康しんだんしっかり受けようね」といったメッセージを書き込んでいました。

「お父さんは夜食を食べないほうがいいよ。お母さんはそのままけんこうでいてね」と書いた6年生の男の子は「2人1人ががんと聞いて、このクラスや学校でも半分がなると思うと多いと思いました」と話してくれました。
■ 利尻中学校でも訪問授業を実施
利尻中学校でも同じテーマにて訪問授業を実施し、生徒のみなさんに熱心に聞いていただきました。

■ 「マイシグナル®︎シリーズ」について
「マイシグナルシリーズ」は、予防と早期発見につなげる、がんリスク検査です。このシリーズはマイクロRNA×AIでがんリスクを高精度に評価する検査「マイシグナル・スキャン」、より手軽にがんリスクを評価する検査「マイシグナル・ライト」、がんに特化した遺伝子検査「マイシグナル・ナビ」、DNAダメージをモニタリング・予防につなげる検査「マイシグナル・チェック」で構成されています。どの検査も尿やだ液を採取するだけで、体に負担なく検査することが可能です。4つの検査を通じて、自らの体質的なリスクを知り、日々のDNAのダメージをモニタリングすることで発症予防をサポート。それでも防ぎきれないがんを早期発見することを一気通貫でサポートし、がんの予防と早期発見を促進することを目指した包括的ながん対策です。
詳細はWebサイトをご覧ください。
マイシグナルシリーズは医療機器ではありません。解析した情報を統計的に計算することによりリスクを判定するものであり、医療行為としてがんに罹患しているかどうかの「診断」に変わるものではなく、リスクが低いと判定された場合でもがんが無いまたは将来がんにかからないとは限りません。
■ Craifについて
Craif(クライフ)は がん早期発見に取り組む2018年創業のバイオAIスタートアップです。尿をはじめとする体液から、DNAやマイクロRNAなど多様なバイオマーカーを高精度に検出する独自の解析技術基盤「NANO IP®︎(NANO Intelligence Platform)」とAI技術を融合し、がんの超早期発見・早期治療・早期復帰を可能にする革新的な検査を開発しています。バイオテクノロジーとAIの力を社会に広く届けることで、当社のビジョンである「人々が天寿を全うする社会の実現」を推進します。
【会社概要】
社名:Craif株式会社(読み:クライフ、英語表記:Craif Inc.)
代表者:代表取締役 小野瀨 隆一
設立:2018年5月
資本金:1億円(2024年3月1日現在)
事業:がん領域を中心とした疾患の早期発見や個別化医療の実現に向けた次世代検査の研究・開発、尿がん検査「マイシグナル®シリーズ」の提供
本社:東京都新宿区新小川町8-30 THE PORTAL iidabashi B1F