株式会社フィリップス・ジャパンのプレスリリース
9月1日は「防災の日」です。災害の多い日本では1960年に9月1日「防災の日」を定められ、この日を機会に、いざというときに防災の備えがきちんと使えるか改めて見直しを行ってきました。災害=非日常というのはイメージしやすいですが、天災による災害や、今回の新型コロナウイルス感染症のような国や世界に影響を及ぼすような非日常な災害だけでなく、何気ない日常の暮らしの中で家族や親しい人達の突然死は、当事者にとっては予想できない災害になりえます。このような何気ない日常の生活に起こる災害に対し、十分な備えは整っているか確認してみましょう。
コロナ禍が与えた影響
2020年の新型コロナウイルス感染症拡大により、ライフスタイルが大きく変わってから2年が経ちます。しかし、日本人の死因順位ではこれまでも心疾患が第2位[1]ではありましたが、このコロナ禍において、さらに死亡数が増加しています。心肺停止の約7割は住宅で発生しています。在宅時間が増えている今だからこそ、自分を理解し、自分を守るために備える必要があるのです。
出典:厚生労働省「令和元年(2019)人口動態統計月報年計(概数)の概況」
個人:
・在宅時間の増加
・心的ストレスの増加
・運動不足
病院:
・病床数のひっ迫
・手術の制限
・救急受け入れ対応の限界
・感染対策による負荷増大
自分を理解し、自分を守るために備える時代
ヘルステックの進化により、遠隔問診や医療MaaSなどの普及により、医師への相談が気軽にできる時代が目前に来ていますが、いますぐ自分で自分のQoLを高めるために、また今後も健康でいるために、できることがあります。
- 健康診断を受診する。また健康診断の結果を見直し、必要であれば再受診する。
- 既往歴を確認し、家族の病歴を調べる。
- 住んでいる環境を確認し、近隣医療施設や緊急時の相談先を決める。
- 家族、同居者に、かかりつけ医や既往歴の情報、緊急時連絡先を伝える。
- 予兆を見逃さない。
「防災の日」に合わせて、自分について確認してみてください。今まで見逃していたことが見つかるかもしれません。
救急車を待つ時間を救命時間にする
家族や親しい人が目の前で倒れなくなった場合、多くの人は、喪失感や自責の念を感じざるを得ません。医療従事者であるプロフェッショナルであっても、目の前で人を救えなかったことに対して、“他にできることはなかったのか”という自問をするものです。
心肺停止発生から1分経つたびに、救命率は7~10%ほど下がると言われています。自宅で心肺停止などの緊急事態が起きた際、まずは救急車を呼ぶことを思い浮かべますが、救急車の平均到着時間は約8.7分かかります。救急車要請の通報後にバイスタンダー(その場に居合わせた人)にできることは、近くに助けを呼ぶことが最初のアクションとなります。119番通報の電話では、通信指令員が人工呼吸や心臓マッサージの仕方を教えてくれます。
しかし、AED(https://www.philips.co.jp/healthcare/consumer/aed/what-is-aed)による電気ショックがすぐに実施できるか、できないかは運命の分かれ目となります。もちろん、AEDがあれば、すべての人が助かるというわけではありません。しかし、AEDがあることによって、蘇生の可能性が少しでも上がるということです。医師がここにいればと助かるのでは?と思うかもしれませんが、AEDがない状況ではやれることは、一般の方と同じです。そういった突然の非日常に対応する術は、そのまさかに備えるしかありません。
自宅にAED を備えれば、助かる命があります
視認性が高くスタイリッシュなデザイン
このたびフィリップスは、アメリカで唯一、一般人が医師の処方箋なしで購入することを認められた初のAEDであるHS1(エイチエスワン)シリーズの家庭向け「ハートスタートHS1 Home」を、救急の日の9月9日(木)よりAmazon[2]、ダイバーシティメディア(https://www.diversitymedia.jp)にて予約販売開始いたします。
「ハートスタートHS1 Home」は、重さ1.5kgで持ち運びやすく、家庭内でも設置しやすいコンパクトなサイズで、赤色の外見はどこからでも見つけやすく視認性が高いスタイリッシュなAEDです。自動セルフテストや自動音声ガイダンス機能を兼ね備えており、緊急時に誰でも簡単に操作ができる使いやすさを追求しています。また、心臓への負担を考え、低エネルギー(150J)で除細動に必要な電流を流す技術を搭載。小学生以下の未就学のお子様にも対応しており、小児用のパッド[3](オプション)へ付け替えるだけで小児モードに自動で切り替わり、小児/成人モードの間違いを減らすことに貢献します。トレーニング用のパッド(オプション)に付け替えれば、AEDを訓練機(トレーナー)としても使用できます。使用および取扱い上の注意に留意してください。
[1] 厚生労働省「令和元年(2019)人口動態統計月報年計(概数)の概況」(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai20/dl/gaikyouR2.pdf)[2] AmazonはAmazon.com, Inc. またはその関連会社の商標です。
[2]小児用パットの対象は未就学児です。小学生からは成人用パッドをご使用ください。
ハートスタートHS1 Home製品詳細はこちら:
https://www.philips.co.jp/healthcare/consumer/aed/home-aed
販売名:ハートスタート HS1
医療機器承認番号:21700BZY00426000
特定保守管理医療機器/高度管理医療機器
販売名:SMART パッド・カートリッジ
医療機器届出番号:13B1X00221000048
一般医療機器
販売名:小児用 SMART パッド・カートリッジ
医療機器届出番号:13B1X00221000049
一般医療機器
AEDの使用および取り扱いについての注意点
- AED を設置した際は、AED 管理者が、製造販売業者の推奨する保守点検を実施するとともに、AED の常時使用可能な状態の確認をしてください。電極パッド、バッテリの使用期限の確認、および期限内の交換の実施を確実に行ってください。(電極パッドは使い捨てのため、再使用は禁止されています。)
- 医療機器は、その品質、有効性及び安全性の確保を維持する期間を明確化するために、「耐用期間」が設定されています。「耐用期間」を過ぎた AED は、できるだけ速やかな更新をお勧めします。
- 製品に同梱された表示ラベルは、電極パッド、バッテリ等の消耗品の使用期限がわかるように本体またはキャリングケース、キャビネット等のわかりやすい位置に設置してください。表示ラベル等が添付されていない場合は販売業者へ連絡してください。
- 次の場合は管理者が製造販売業者へ連絡してください。①不測の事態が発生したとき/ ②譲渡するとき(高度管理医療機器販売業の許可を有する業者に限る)/③廃棄するとき
- 未就学児に対する成人用(標準)モードでのAEDの使用は、小児用パッドあるいは小児用キーによる小児用モードを備えた AEDが近くにない等、やむを得ない場合に限り使用してください。また、未就学児に使用する場合には、2 枚のパッドが触れ合わないよう特に注意してください。
- 添付文書を必ずお読みください。
- AED は救命処置のための医療機器です。AEDを設置したら、いつでも使用できるように、AEDのインジケータや消耗品の有効期限などを日頃から点検することが重要です。製造販売業者または販売業者が、設置者の保守管理の手間を軽減する独自のサービスをご用意しております。お客様のご都合に合わせて、これらを利用し、いつでもAEDが使える状態にしておいてください。
フィリップス・ジャパンについて
フィリップス・ジャパン(旧フィリップス エレクトロニクス ジャパン)は、超高齢社会を迎える日本の健康と医療の問題に貢献したいと、2019年4月1日よりフィリップス・レスピロニクス合同会社と統合し、ヘルスケア分野の変革に取り組んでいるヘルステックカンパニーです。今後、病院で使用されるフィリップスの先進医療機器やパーソナルヘルスと呼ばれるオーラルヘルスケア(電動歯ブラシ)、AED、在宅呼吸器などがクラウド上で繋がることで、人々の健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという「一連のヘルスケア・プロセス」において、革新的な医療ソリューションを提供していきます。医療従事者の皆様、患者様だけでなく、すべての人々の健康な生活への貢献を目指します。(https://www.philips.co.jp)
ロイヤル フィリップスについて
ロイヤル フィリップス(NYSE:PHG, AEX:PHI)は、人々の健康の向上にテクノロジーで貢献するヘルステック分野のリーディングカンパニーです。健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという一連のヘルスケア・プロセスを通じて、先進的なテクノロジーと、医療従事者および消費者のインサイトを基に、人々の健康を改善し良好な結果をもたらすための包括的なソリューションを提供しています。主な事業領域は、画像診断、画像誘導治療、生体情報モニター、ヘルスインフォマティックスのみならず、パーソナルヘルスや在宅医療まで、さまざまな領域に渡ります。フィリップス ヘルステック事業の2020年の売上高は173億ユーロ、オランダを拠点に全世界に77,000人の従業員を擁し、世界100ヵ国以上でビジネスを展開しています。フィリップスに関するニュースはこちらからご覧ください。(http://www.philips.com/newscenter/)