21年の研究と実践が明かす、「聴く力」を取り戻す6つのレッスン!
立夏堂合同会社のプレスリリース

2025年11月17日、立夏堂合同会社(神奈川県川崎市、代表:尾口佳奈)は、書籍『耳を澄ませば世界が変わる~京都の音風景に学ぶ、気づきのレッスン~』を発売いたします。
あなたは今、「生きた響き」を聴いていますか? 情報とノイズの洪水で、世界がぼやけていませんか?
本書は、サウンドスケープ研究の第一人者である著者による、静かなる実践の書です。京都を舞台に「音」に秘められた力を探求し続ける著者が、21年の歳月を経てたどり着いた、「身の回りの音を聴く」ことで感性を磨き、世界の見方を変える方法を提案します。
疲れた心を整え、創造性を高め、人生の解像度を上げる一冊です。
こんな方へ
* 情報疲れを感じているビジネスパーソン
* 新しい視点やインスピレーションの源を探している
* マインドフルネスや瞑想に興味があるが続かなかった
* 京都の文化や音風景に興味がある
商品概要
スマートフォンから流れる音楽、鳴り止まない通知音、街の喧騒。気づかぬうちに、私たちの感覚はすり減り続けています。感性は知らず知らずに鈍り、人生の解像度も下がってしまいます。
本書は、2004年に発刊されたサウンドスケープ研究の概要や実践法を紹介した『音ってすごいね。』(晃洋書房)をベースに、21年後の新しい視点と、「特別レッスン」を加筆。
音の冒険家でもある著者による過去から現在をつなぐ冒険の記録であり、世界と自分の向き合い方を見直すヒント集です。
日常の音に耳を傾けることで、自分の耳と意識をチューニングし、世界の見方を変え、本来の自分を取り戻す方法を紹介します。音の聴き方が変われば、意識が変わり、心や感覚も自然と整っていくことでしょう。
周りの音に耳を傾けながらページをめくるたび、あなたを取り巻く世界の響きが変わり、「人生の解像度が上がる」体験ができるはずです。 さあ、この本を片手に、音を「聴く」冒険にいっしょに出かけましょう!


「この本があなたに届けたいのは、見えない音の支配から自らを取り戻し、世界の本来の響きに触れ直すための、ささやかながらも決定的な処方箋。すなわち、「気づき」のレッスンです。特別な能力はいりません。イヤホンを外し、ほんの少し耳を澄ます意識だけ。本書では、古(いにしえ)の音と現代の音が交錯する京都を舞台に、音の感覚を段階的に開いていく具体的なレッスンを用意しました。」(「プロローグ」より)
耳を開く6つのステップ
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周囲の音を聴き、その変化に気づく
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音の質感を味わう
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聴こえ方がどう変わるかを体感する
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音の中に潜む歴史を想像する
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音の意味を解読する
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複雑な音風景により深く入り込む
体験者の声
「目を閉じて音に集中するだけで、こんなにも心が落ち着き、頭がクリアになるなんて。」
「知覚の扉を開く、極めてユニークで知的な冒険です。」
「『聴く意識』そのものを鍛えることが、これからの人生を瑞々しく保つ鍵なのだと感じました。」
「日常のすべてがインスピレーションの源に変わる感覚です。」
「『聴く』という行為が、これほどまでに「生きている実感」に直結するとは。」

目次
〇第一章 音の原風景
原風景/かそけき音/サウンドツーリズム/循環する魂、音のワークショップ/【21年後の音風景】 魂の基準音
〇第二章 京の音
京のまち、音の考現学/京都音風景・路上観察隊/サウンドデサインのおもしろさ/大通り交差点、錯乱状態の音サイン/環境が育てる耳/環境音の記録プロジェクト/坐って歩いて走って聴く、鴨川の音/【21年後の音風景】二〇二五年、京の音を聴く
〇第三章 大学の音
一斉に、着信音!/おとのちずづくり/鳴き龍あそび/想像力の源、音喩/【21年後の音風景】教室から始まった、静かなる音革命
〇第四章 葉擦れ音
葉擦れ音の意外な効用/目で聞く音、耳で見る映像/録音秘技/聴くことの危うさ/【21年後の音風景】センス・オブ・ワンダーの処方箋
〇第五章. まほう使い
大きな耳/スローライフな音世界/音の宇宙を漂う困難/ぼくのなか の〈ナニモノ〉か/機械を捨て、まちへ出よう/【21年後の音風景】あなたの魂の響かせ方
〇第六章 表現へ
即興的表現法/錬金術としての環境音/CD制作/映像音楽制作のカラクリ/I design myself./文章作成上達法/身体という感覚レセプター/音楽することの意味/【21年後の音風景】表現の衝動、身体という真実
〇「世界を変える」ための特別レッスン
レッスン① まちの音の「グラデーション」を発見する
レッスン② 音の「テクスチャー」を採集する
レッスン③ 音の「ながら聴き」くらべレッスン
④ 時間を超える「いにしえの音」を探す
レッスン⑤ まちの「おしゃべり」を解読する
レッスン⑥ 森の「ささやき」に没入する〜マインドフル・リスニング

著者
小松 正史(こまつ・まさふみ)
作曲家、ピアニスト、博士(工学)。 1971年、京都府宮津市生まれ。明治大学農学部(農業土木・緑地学専修)卒業。明治大学大学院農学研究科博士前期課程(農業経済学専攻)修了。京都市立芸術大学大学院音楽研究科修士課程(作曲専攻)修了。大阪大学大学院工学研究科博士後期課程(環境工学専攻)修了。博士(工学)。 文理芸にまたがる多様な学びを「音」を軸に統合し、教育(音育)・研究(音学)・表現(音創)の3領域を掛け合わせた独自の活動を展開している。 作曲家として数多くの映像作品の音楽を手がける一方、即興演奏を得意とするピアニストとしても活動。また、音響心理学とサウンドスケープ論を専門とし、京都タワー・京都丹後鉄道・耳原総合病院といった公共空間の音をデザインする。それぞれの場所に最適な「環境音楽」を制作・提供し、心地よい空間作りに貢献している。 さらに、聴覚や身体感覚を研ぎ澄ませる独自の教育メソッド「耳トレ!」は多くの支持を集め、全国各地でワークショップを実践。2021年からは音声配信(ポッドキャスト)も行っている。 2025年現在、京都精華大学メディア表現学部教授。
『耳を澄ませば世界が変わる~京都の音風景に学ぶ、気づきのレッスン~』
定価:2,000円+税
判型:四六判264ページ
発売日:2025年11月17日
ISBN:978-4-911410-01-1 C0030
発売:立夏堂合同会社
contact@rikkado-books.com

