英国発ナチュラルコスメブランドLUSH日本における同性婚の法制化実現に向け11月27日(木)国会議員に審議促進を求める要望書を提出

〜 4万件を超える市民の賛同の声を背に、変革に向けた企業としての行動 〜

ラッシュジャパン合同会社のプレスリリース

英国発のナチュラルコスメブランドLUSH(ラッシュ)は、本日11月27日(木)、超党派議員連盟「LGBTに関する課題を考える議員連盟」の総会にて、同性婚の法制化実現に向けた国会での審議を求める要望書をラッシュジャパン合同会社として提出いたしました。今回の要望書提出は、2022年より「公益社団法人Marriage For All Japan – 結婚の自由をすべての人に(以下、マリフォー)」と連携し、継続的に婚姻の平等を求めてきたラッシュジャパンが、企業の立場として変革に向けて行動を起こしたものです。

<議員連盟総会でラッシュ社員およびマリフォー団体職員が要望書を手交している様子>ラッシュジャパン:LUSH従業員共益信託代表 大道 清剛、LUSH 横浜ジョイナス店店長 石黒 実咲、マリフォー:理事 松中 権氏、アドボカシーチーム統括 佐藤 倫子氏

要望の趣旨

2025年7月、ラッシュは、婚姻の平等に対する賛同者の数や賛同の声を可視化することを目的に、日本全国78店舗およびオンライン署名サイト「Change.org」にてキャンペーンを実施しました。本キャンペーンは、「公益社団法人Marriage For All Japan – 結婚の自由をすべての人に」および当該団体が実施する「結婚の平等にYES!」キャンペーンにおいて協働している全国のLGBTQ+関連の団体(参考情報参照)と連携して実施しました。

本キャンペーンを通じて、日本における婚姻の平等、法律上の性別が同じカップルが現行の婚姻制度により婚姻できるようにすること(以下、同性婚の法制化)への賛同者に賛同の意思表示やオンライン署名サイトでの署名アクションを促したところ、合計40,321の賛同意思が可視化されました。また、全賛同意思のうち1,497もの手書きの賛同コメントを見ると、同性婚の法制化を望むのは当事者だけではなく、多数の非当事者を含む市民の声であることが明らかに示されました。その多くの声が、「婚姻の自由」は誰もが平等に与えられるべき権利であり、誰もが当たり前にその選択をできる社会にしていくべきであることが訴えられていました。

私たちは、本キャンペーンに寄せられたこれら多数の《賛同の声》とともに、国会議員に対して「同性婚の法制化」に向けた政府への働きかけを積極的に行っていただくことを要求しました。また、全国5か所、6つの「結婚の自由をすべての人に」訴訟においては現行法を違憲とする判決が続いているほか、明日11月28日には、6つ目の高裁判決が出揃う予定です。国会議員の皆さまには、この結果をぜひ真剣に受け止めていただき、最高裁の判決を待たずして同性婚の法制化を政府に働きかけていただくことを要求しました。

要望書のイメージ画像

企業として同性婚法制化を要望する背景および理由

ラッシュは1995年のブランド創立以来、倫理観をビジネスの原動力とし、人権擁護、動物の権利擁護、環境保護活動など、ビジネスを通じて社会課題に積極的に取り組んできました。

私たちが婚姻の平等やLGBTQ+の権利を求める理由は明確です。それは、ラッシュで働くスタッフ、そして世界中のお客様の中に当事者が数多く存在しているからです。市民が社会を変える力を持つことと同様に、企業もまた納税し社会を構成する一員として、より良い未来を形作る責任と力があると私たちは信じています。

結婚するかしないかは、個人の自由な選択であるべきです。しかし、現在の日本では法律上の性別が同性であることを理由に結婚の選択肢すら奪われている人がいます。これは人権侵害だと考えます。すべての人が法の下に平等であり、等しく結婚する権利を得るためには、法律の改正が不可欠です。

ラッシュジャパンは、2022年3月および7月に、日本における婚姻の平等を目指し、「公益社団法人Marriage For All Japan – 結婚の自由をすべての人に」と連携し、同性婚の法制化に向けた活動を後押しするかたちでキャンペーンを実施しました。その後も継続し、日本各地のレインボーパレードに各地域のショップが参加し、「結婚の自由をすべての人に」というメッセージを発信し続けています。これらの活動を通じて、私たちは課題を可視化し、会話を生み出し、一人でも多くの人が自分ごととして声を上げるきっかけを作り続けてきました。

司法の場においても、2019年から始まった「結婚の自由をすべての人に」訴訟では、これまでに5つの高等裁判所で違憲判決が出されるという歴史的な判断が続いています。世論も大きく動いており、2023年FNN世論調査では全世代の7割以上、20代においては9割以上が同性婚の法制化に賛成しています。

しかし、日本政府は「国民の意見、国会における議論の状況、同性婚に関する訴訟の動向などを引き続き注視していく」という姿勢に留まり、法制化は未だ実現していません。このような状況の中、私たちは確信しています。一刻も早く同性婚の法制化を実現するには、支援団体や訴訟原告からだけではなく、私たち企業を含めた社会全体の総意として声を上げ、その声を国会議員の皆様へ直接届ける必要があると考えました。本要望書は、変化を待ち望むすべての人の切実な願いであり、未来への提言です。

ラッシュが今年7月に実施したキャンペーン「結婚の自由をすべての人に」に関する概要や要望書全文、またお客様から集まった1,497の手書きのコメントの一部抜粋イメージは、こちらのラッシュ公式サイトのキャンペーンページよりご覧いただけます。


<参考情報>

ラッシュが実施したキャンペーン「結婚の自由をすべての人に」でマリフォーに加えて連携した、「結婚の平等にYES!」のLGBTQ+関連の団体は以下の通りです。(五十音順)

秋田プライドマーチ実行委員会(秋田県)

いわてレインボーマーチ(岩手県)

おおいたレインボープライド(大分県)※

沖縄から結婚の平等にYES!~YES!FOR MARRIAGE EQUALITY実行委員会(沖縄県)※

オールしずおか結婚の平等にYES!実行委員会(静岡県)

鹿児島から結婚の平等に YES!実行委員会(鹿児島県)

一般社団法人金沢レインボープライド(石川県)

一般社団法人カラフルドットライフ(愛媛県)

京都レインボープライド(京都府)

くまにじ(熊本県)

結婚の自由にYES!神奈川 賛同団体(神奈川県)

結婚の平等にYES!埼玉(埼玉県)

結婚の平等にYES!広島(広島県)

結婚の平等にYES!北海道(北海道)

そらにじひめじ(兵庫県)

名古屋レインボープライド(愛知県)
にじいろCANVAS、同性婚仙台家事審判を支援する会(宮城県)

認定NPO法人虹色ダイバーシティ(大阪府)

福岡から結婚の平等に YES!実行委員会(福岡県)

NPO法人プライドハウス東京(東京都)

三重でYES!(三重県)※

三豊にじいろ研究会(香川県)※

レインボー千葉の会(千葉県)

レインボービュー宮崎(宮崎県)

レインボー山口/山口レインボープライド 実行委員会(山口県)※

※ 印以外の団体はすべて、対象地域にLUSHの店舗があり、キャンペーン期間中に店頭での啓発イベントなどの連携アクションを実施しました。



ラッシュの商品について
ラッシュの商品はイギリスで開発され、日本・神奈川県のキッチンで手作りしています。

ラッシュについて

ラッシュは、新鮮な野菜や果物を使った100%ベジタリアン対応のナチュラルコスメブランドです。約95%の商品がヴィーガン対応です。エッセンシャルオイルをふんだんに使用し、動物実験をせず、可能な限り合成保存料に頼らない処方で手作りしたスキンケア、ヘアケア、バス製品などですべての人の健やかな肌や髪のために役立ちたいと考えます。原材料の新鮮さ、本質的な意味においてオーガニックであることに価値をおいて開発する商品は、フレッシュなうちに使用することで原材料の効果を最大限実感することができると信じています。「ラッシュ」の名が示す通り、毎日の生活を「みずみずしく豊か」に、よりハッピーでヘルシーなものにしたいと考えます。倫理的であること、そしてサステナビリティのその先を目指し、原材料調達から商品開発やパッケージの資材調達など、リジェネラティブであること(再生可能性)を最優先に、そして「この地球をよりみずみずしく、豊かな状態で次世代に残す」ことをブランドパーパスにあらゆる企業活動を行っています。

企業の取り組みなどブランドに関する情報をまとめた公式サイト:こちら

公式オンラインストア: こちら

LUSH 従業員共益信託について:こちら

<読者の方からのお問い合わせ先>

会社名:ラッシュジャパン/ブランド名:LUSH (ラッシュ)

フリーダイヤル:0120-125-204

support@lush.co.jp

URL: https://www.lush.com/jp/

〒243-0303 神奈川県愛甲郡愛川町桜台4009-3 GLP厚木 4F

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