株式会社KINS、アジア最大級の酵素メーカー大漢酵素と提携、マイクロバイオームと発酵技術を融合したアジア発の新ヘルスケアモデルを構築

発酵技術×マイクロバイオームでエコシステムを強化し、海外展開を加速

株式会社KINSのプレスリリース

株式会社KINS（本社：東京都江東区、代表取締役社長：下川穣、以下「KINS」）は、台湾において酵素製品の研究開発・製造・販売を行うアジア最大級の酵素メーカーである大漢酵素生物科技股份有限公司（本社：台湾新北市、總經理：黃檉、以下「大漢酵素」）と、商品開発およびマイクロバイオーム研究領域における協業を目的とした業務提携意向書を締結しました。

本提携により、KINSが強化してきた「診断（検査）— 解析 — ソリューション（商品・治療）」を一気通貫で提供するエコシステムに、大漢酵素が持つ高い発酵技術と商品開発力が加わり、海外事業の拡大をさらに加速させます。

■ 提携の背景：医療・研究の強みを基盤にした国際展開

KINSは、医療法人の理事長として複数のクリニック運営に携わってきた当社代表取締役社長・下川により、2018年に創業されたマイクロバイオーム研究を中核とするヘルスケア企業です。

「菌ケア」をコンセプトに、商品・サービスの製造・販売に加え、クリニック事業や研究開発にも取り組み、医療とプロダクトを融合させた独自の事業モデルを構築しています。

近年は、マイクロバイオーム科学の応用領域を広げるため、アジア最大規模の次世代シーケンス（NGS）解析受託企業や日本の大手医療検査キット企業、AIマイクロバイオーム解析企業など、国内外の専門機関との協業を強化しています。

こうした取り組みにより、腸内・肌・口腔といった複数の菌領域に加え、ヒトと動物双方のデータを収集し、診断・解析・ソリューションを結びつける横断的な研究基盤を整備してきました。

これらの基盤が、今回の提携を通じた台湾での事業展開を支える土台となっています。

■ 提携の狙い：発酵技術×マイクロバイオームで新しい価値を創出

今回の提携により、これまでのKINSエコシステムにアジア最大級の酵素メーカーである大漢酵素の高度な発酵技術と商品開発力が加わります。

台湾では今後、以下の取り組みを進めてまいります。

既存インナーケア商品の販売開始
大漢酵素との共同商品開発の推進
マイクロバイオーム検査サービスの提供体制構築

これにより、台湾でも商品販売に加えて、診断（検査）〜解析〜ソリューション提供までを一気通貫で提供できる体制を整え、事業の加速を図ります。

■ KINS 代表取締役社長下川穣コメント

台湾は、菌と健康の関係に対する消費者の関心が高く、健康食品市場も非常に大きい国です。また、日本製品や日本の技術に対する信頼が厚く、当社が培ってきたマイクロバイオーム研究や商品開発力との親和性が高い市場だと感じています。今回の提携により、発酵技術に強みを持つ大漢酵素と協業し、台湾の生活者ニーズに寄り添った新たな価値を提供できる体制が整いました。当社が構築してきた“診断〜解析〜ソリューション提供”のエコシステムを海外でも展開し、人やペットを含むアジアの健康課題に対して、より大きな価値を届けていきたいと考えています。

■ 今後の展望

KINSは、プロダクト事業、クリニック事業、創薬・研究事業が循環する独自のビジネスモデルを強みに、マイクロバイオームを活用した次世代ヘルスケアの実現を目指しています。台湾での取り組みを起点として、アジアにおける事業基盤を段階的に拡大し、マイクロバイオーム技術を活用した国際展開を着実に推進してまいります。