「散在シワ」と「定着ジワ」では肌やその人の印象に及ぼす影響が異なることを発見

シワケアの最適化により理想の印象へ

株式会社ポーラ・オルビスホールディングスのプレスリリース

 ポーラ・オルビスグループの研究・開発・生産を担うポーラ化成工業株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長:片桐崇行)では、顔画像を用いた印象評価試験により、顔の中でもシワができると認識されていない部位にできる、自覚しづらい「散在シワ」ほうれい線や目尻にできる自覚しやすい「定着ジワ」において、肌やその人の印象に及ぼす影響が異なることを明らかにしました。


「散在シワ」、「定着ジワ」と肌印象、人物印象との関係 

 ポーラ化成工業では、以前の研究にて、顔の中でも自覚しづらい「散在シワ」が、シワと関わり深い「肌の弾力性」や「肌のうるおい」だけでなく、さまざまな肌印象に影響しており、さらに人物印象にも影響していることを確認しました(※1)。一方、ほうれい線や目尻にできる自覚しやすい「定着ジワ」も、人物印象に影響することを確認しています(※2)。そこで今回、散在シワと定着ジワ、それぞれが肌印象と人物印象に与える影響を比較しました。

※1 技術リリース: 「見過ごされがちな顔の部位のシワに着目 『散在シワ』による肌やその人の印象への影響を発見 お手入れにより印象の改善へ」(2025年12月15日)https://www.pola-rm.co.jp/pdf/release_20251215.pdf

※2 技術リリース: 「印象調査で表情の効果を新発見:マスクフリー生活を表情豊かに」 (2023年6月26日)https://www.pola-rm.co.jp/pdf/release_20230626.pdf

「散在シワ」と「定着ジワ」では、肌やその人の印象に及ぼす影響が異なる 

 日本人女性約500名を対象に、散在シワあり、定着ジワありの顔画像(図1)とシワなしの顔画像をそれぞれ見比べてもらいました(補足資料1)。その結果、散在シワあり顔とシワなし顔の比較において、シワなし顔の肌印象としては、「なめらかさを感じる」等の「肌表面状態」が最も多く選ばれ、散在シワが肌表面状態の印象に影響していました(図2)。一方、定着ジワあり顔とシワなし顔を同様に比較したところ、シワなし顔の肌印象は、「ハリを感じる」等の「肌の弾力性」が最も多く選ばれ、肌の弾力性の印象に影響していました。以上の結果から、散在シワと定着ジワでは、同じ顔のシワであっても、シワが目立たなくなった場合に肌印象が異なることになります。人物印象においても、散在シワと定着ジワでは、印象に与える影響が異なる結果となりました(補足資料2)。

 顔全体に現れる自覚しづらい散在シワをケアすることと、ピンポイントに目立つ定着ジワをケアすることで、総合的な肌印象の改善が期待できると考えられます。

 ポーラ化成工業はシワ改善研究のパイオニアとして、今後もシワについての研究や調査を進めてまいります。


【補足資料1】 調査方法

調査期間:2025年3月19日~24日、解析期間:2025年8月1日~10月1日

評価用画像の作成

 評価用画像は、数人の顔画像から架空の人物画像を“シワなし”画像として作成し、それをベースに散在シワを付与した“散在シワあり”、定着ジワを付与した”定着ジワあり”の画像を作成しました(図3)。各シワには実在の人物より抽出したシワを使用しました。シワ以外の影響を除外するため、シミや毛穴などのその他の肌の要素を除去しました。

評価者

 全国の 20~60 代の日本人女性 515 名(各年代 約 100 名)

評価方法

 Web アンケートにて、パソコン画面上に“散在シワあり”と“シワなし”、または”定着ジワあり“と“シワなし”の画像をそれぞれ提示し、評価項目について、「左の画像の方がとても感じる」~「右の画像の方がとても感じる」の中から最も当てはまるものを1つ選んでいただきました。各評価者の回答結果を、「シワあり画像の方がとても感じる(0 点)」から「シワなし画像の方がとても感じる(5 点)」までの6段階の点数にしました(図 4)。

評価項目と結果解析方法

< 肌印象 >

 15 種類の肌印象について質問しました。回答結果を、「肌の弾力性」に関する 5 印象、「光学的特

徴」に関する 4 印象、「肌表面状態」に関する 4 印象、「肌のうるおい」に関する 2 印象に分類し、それぞれの分類での平均点を求めました(表 1)。

< 人物印象 >

 人物印象については、対人認知構造を構成するとされる 3 要素(活動性、個人的親しみやすさ、社会的望ましさ)から 15 の印象を抜粋して質問しました(※3)。回答結果を、対人認知構造を構成する基本次元(「外向性」「親和性」「温厚性」「明朗性」「誠実性」「理知性」「力本性」)の 7 印象に分類し、それぞれの分類での平均点を求めました(表 2)。

※3 林文俊(1978)対人認知構造の基本次元についての一考察:名古屋大学教育学部紀要(教育心理学科), vol.25, pp.233-247 から抜粋、改変して使用

【補足資料2】 散在シワと定着ジワの人物印象への影響

 人物印象について、各評価者の平均点から全評価者の平均を求めました(図 5)。点数が 2.5 より高いほど、シワなし画像が選ばれた程度が高いことを示します。散在シワありとシワなしの比較では、「外向性」が最も平均点が高い結果となりました。一方で、定着ジワありとシワなしの比較では「力本性」が最も高い結果となりました(図 5)。

 以上の結果から、人物印象においても、散在シワと定着ジワでは、それぞれが目立たなくなった場合に人物印象に与える影響が異なることが示唆されました。

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