~伴侶動物分野におけるNMN研究の進展に向けた基盤データを公表~
株式会社 阿部養庵堂薬品のプレスリリース

株式会社阿部養庵堂薬品(本社:東京都足立区、代表取締役:阿部朋孝)は、鳥取大学農学部共同獣医学科臨床獣医学講座獣医外科学教室と共同で実施した研究において、ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)の犬に対する経口投与に関する安全性評価および、サーチュイン1(SIRT1)遺伝子発現の変化について検討を行い、その研究結果を取りまとめましたのでお知らせいたします。
なお、本研究内容の一部については、東京理科大学第26回応用薬理シンポジウム(2025年9月開催)においても発表しています。
共同研究の概要
■ 共同研究プロジェクト名
ニコチンアミドモノヌクレオチドによる犬猫の加齢関連変化に関する基礎的検討
■ 研究期間
令和4年11月18日 ~ 令和7年3月31日
■ 共同研究機関
・鳥取大学 農学部共同獣医学科
臨床獣医学講座 獣医外科学教室
・株式会社阿部養庵堂薬品
■ 研究目的
ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)を犬および猫に経口投与した際の安全性ならびに、加齢関連分子として知られるサーチュイン遺伝子群への影響について、基礎的知見を得ること。
研究背景
サーチュイン(Sirtuins)遺伝子群は、老化、代謝、DNA修復、炎症制御など、さまざまな生物学的過程に関与することが報告されています。
NMNは、生体内で補酵素NAD⁺の前駆体として機能し、NAD⁺レベルを介してサーチュイン1(SIRT1)をはじめとするサーチュイン群の活性に関連する可能性が示唆されています。
獣医療分野において、NMNの投与に関する科学的報告は限られており、その安全性や分子レベルでの影響については十分な検討が行われていませんでした。
本研究では、ヒト領域における既存研究を参考に、一定期間犬にNMNを経口投与した際の安全性およびサーチュイン遺伝子発現への影響について評価しました。
犬はヒトと生活環境を共有し、加齢に伴う疾患の傾向にも共通点が多いことから、本研究結果は獣医学分野のみならず、将来的な加齢研究の基礎的理解にも資する可能性があると考えられます。
■ 研究方法
健康な成犬10頭を対象に、NMNを2か月間経口投与しました。
投与量は、既存のヒト領域における研究報告を参考に設定しています。
NMN投与前後において、以下の評価を実施しました。
・血液検査(血液学検査および血液生化学検査)による安全性評価
・血液由来試料を用いたSIRT1遺伝子発現の解析
研究結果
追跡可能であった9頭の内訳は、オス1頭、去勢オス4頭、メス1頭、避妊メス3頭で、年齢中央値は10歳(2~14歳)、体重中央値は19kg(4.1~41.3kg)でした。
2か月間のNMN経口投与期間中、観察可能な範囲において体調不良や重篤な有害事象は認められませんでした。また、血液検査においても、臓器機能に著しい異常を示す所見は確認されませんでした。
SIRT1遺伝子発現解析に必要な遺伝子が十分に回収できた5頭(去勢オス2頭、メス1頭、避妊メス2頭)においては、年齢中央値12歳(10~14歳)、体重中央値8.6kg(4.1~19kg)であり、NMN投与前と比較してSIRT1遺伝子の発現が増加しました。


考察
本研究結果から、NMNの経口投与は、犬において一定期間の観察下では安全性に関して大きな問題が認められない可能性が示されました。
また、SIRT1遺伝子発現に関する変化が確認されたことから、加齢関連分子に対する影響について今後さらに検討を進める意義が示唆されます。
本研究は基礎研究段階のものであり、特定の疾患の予防・治療・改善を目的としたものではありませんが、将来的な研究展開に向けた基盤となる知見であると考えられます。

結論
犬におけるNMN経口投与に関する安全性評価および分子レベルでの変化について、基礎的なデータを得ることができました。
本研究成果は、動物分野におけるNMN研究の発展に資する基礎的知見として位置づけられます。
なお、猫に関するデータについては現在解析を進めており、これまでの血液検査結果において大きな安全性上の懸念は認められていません。SIRT遺伝子発現解析については、今後の検討課題としています。
本研究は、NMNの適切な摂取量を検討するうえで貴重な知見を提供するものであり、今後のエイジングケア分野における応用が期待されます。
■ 研究責任者
鳥取大学 農学部共同獣医学科
臨床獣医学講座 獣医外科学教室
教授 大崎 智弘

・経歴:
2002年 北海道大学 獣医学部 卒業
2006年 北海道大学大学院 獣医学研究科 単位取得退学
2006年 北海道大学大学院獣医学研究科 附属動物病院 助手
2007年 北海道大学大学院獣医学研究科 附属動物病院 助教
2010年 鳥取大学農学部獣医学科獣医外科 准教授
2010年 鳥取大学農学部共同獣医学科獣医外科 准教授
2010年 鳥取大学農学部共同獣医学科獣医外科 教授
・研究分野:
獣医外科学、腫瘍学
今後の展望について
阿部養庵堂薬品は、これからも科学的根拠に基づいた製品開発を推進し、より多くの方々が健康で充実した人生を送るためのサポートを続けて参ります。今後もさらなる研究を進め、NMNの可能性を追求し続けて参ります。
関連情報
2022年12月発表の研究開始発表
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000037.000037884.html
■阿部養庵堂薬品について
NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)。 私たちは、NMNが食品として認められる以前からその安全性と効果に関する自社研究データを厚生労働省に提出し、2020年に世界初となるNMNを食品として認める法改正を実現しました。こうして誕生したのが、私たちのNMN製品です。国内製造で純度99.9%を誇る高品質なβ-NMNを採用。NMNのパイオニア企業として、これからも上質な製品を提供し続け、お客様の健康と美をサポートしてまいります。
■会社概要
社名:株式会社 阿部養庵堂薬品
本社所在地:東京都足立区柳原1-5-4 YAK北千住ビル
代表取締役:阿部朋孝
事業内容:サプリメント・スキンケア製品の企画、製造、販売
創業:1731年
株式会社 阿部養庵堂薬品
■Brand Concept
「年齢という概念にとらわれず、いつまでものびやかに美しく。」
思い描いた夢に向かって、常にトライできる軽やかな心身を。
そんな一人ひとりの願いに寄り添い、健康や美の課題と向き合い、
人類を始めとする森羅万象に優しい先端科学で解決へと導きたい。
1731年の創業時から受け継がれてきた情熱で、私たちが目指すもの。
それは、誰もが生涯にわたり、強く煌めき続けることのできる社会です。

