いびきは「うるさい」だけじゃない「病気のサイン」と考える人はわずか13%

8割以上に自覚がある一方、医療機関への相談経験はわずか4% 健康リスクへの認知の低さが受診の壁に

ムーンムーン株式会社のプレスリリース

「たかがいびき、されどいびき」。多くの人にとって、いびきは「家族に迷惑をかける騒音」や「疲れている証拠」といったイメージに留まりがちです。しかし、その背後には睡眠時無呼吸症候群(SAS)をはじめ、高血圧や脳卒中といった命に関わる疾患が隠れていることが少なくありません。一般社団法人 いびき無呼吸改善協会は、全国の男女300名を対象に「いびきと健康リスクに関する意識調査」を実施。その結果、8割以上の人がいびきの自覚を持ちながらも、そのうち7割以上が「医療機関への相談は不要」と考えている実態が浮き彫りになりました。

調査背景

いびきは、睡眠中に気道が狭くなることで発生する摩擦音です。これは単なる「音の問題」ではなく、体が酸素不足に陥っているサインの可能性もあります。放置することで血管や心臓への負担が蓄積し、深刻な合併症を引き起こすリスクがあるものの、日本では依然として「寝れば治る」「体質だから仕方ない」と軽視される傾向にあります。 当協会は、いびきに潜むリスクを正しく伝え、社会全体の健康リテラシーを向上させることを目的に、一般消費者のリアルな認識と行動意向を調査しました。

調査サマリー

  • 8割以上がいびきの自覚がある一方、いびきを「病気のサイン」と捉える人はわずか13.4%

  • いびきの自覚がある人の72.9%が「相談する必要を感じていない」と回答し、受診への意識に大きな乖離

  • いびきに潜む疾患リスクの認知、SASの認知は高い(46.1%)が、脳卒中(13.0%)や糖尿病(4.1%)との関連を知る人は極めて少ない

  • 健康リスクを知った場合、86.0%が「状態を確認したい」「対策を試したい」と前向きな意向

詳細データ

Q1:あなたは自分がいびきをかいていると思いますか?

  • たまにかいていると思う:51.3%

  • かいていると思う(指摘されたことがある):29.0%

  • かいていないと思う:13.3%

  • わからない:6.4%

全体の80.3%が自分がいびきをかいている、あるいはその可能性があると認識しています。成人の大多数にとって、いびきは非常に身近な事象であることがわかります。

Q2:いびきに対するイメージを教えてください

  • 疲れているときに出る:21.2%

  • 周囲に迷惑をかける騒音:20.1%

  • 太っている人に多い:14.1%

  • 病気のサインかもしれない:13.4%

  • 年齢とともに増える:9.3%

  • その他:21.9%

→ いびきを「疲れ」や「騒音」と捉える層がボリュームゾーンとなっており、「治療が必要な健康問題」として認識している人はわずか1割強に留まっています。

Q3:いびきに潜むリスクと考えられるものは?

  • 睡眠時無呼吸症候群(SAS):46.1%

  • 日中の強い眠気による事故リスク:17.1%

  • 脳卒中・心筋梗塞:13.0%

  • 高血圧:8.9%

  • うつ・メンタル不調:7.3%

  • その他:7.6%

→ 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の名称は浸透しているものの、それが引き起こす血管系・代謝系の深刻な合併症リスクについての理解は、依然として低い水準にあります。

Q4:いびきについて、医療機関に相談したことはありますか?

  • 相談する必要を感じていない:72.9%

  • 相談したいと思っているがまだしていない:22.6%

  • 相談したが特に問題なかった:2.6%

  • 相談して治療中・治療経験あり:1.9%

→ いびきの自覚がある層に限定しても、7割以上が「相談不要」と回答。 実際に治療に繋がっている層はわずか2%弱であり、放置されている現状が顕著となりました。

Q5:いびきが健康リスクにつながると知ったら、どう行動したいですか?

  • 自分でできる対策から試したい:44.0%

  • まず自分のいびきの状態を確認したい:42.0%

  • 特に何もしない:8.0%

  • すぐに医療機関に相談したい:5.7%

  • すでに対策・治療をしている:0.3%

→ リスクを正しく認識することで、合計86.0%の人が現状の確認や対策に踏み出す意向を示しました。適切な情報提供が行動変容の鍵であることが示唆されます。

調査結果のまとめ

今回の調査により、多くの人がいびきを自覚しながらも、それを「ただの音」や「一時的な疲れ」として片付けてしまい、医療機関への相談を後回しにしている実態が明らかになりました。特に、脳卒中や高血圧といった命に関わるリスクとの関連性が十分に認知されていないことが、受診ハードルを高くしている要因と考えられます。一方で、正しい知識を得ることで「まずは確認したい」「対策をしたい」という意向が急増することから、セルフチェックや啓発活動の重要性が浮き彫りになりました。

一般社団法人 いびき無呼吸改善協会のコメント

いびきは、体からの「SOS」です。今回の調査結果で最も懸念すべきは、自覚がある方の7割以上が「相談の必要がない」と感じている点です。いびきを放置することは、知らず知らずのうちに血管を傷つけ、寿命を縮めている可能性があります。

私たちは「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」という言葉を知っている段階から、それが「自分自身の寿命やQOLにどう直結するか」を理解する段階へ、社会の認識を引き上げていく必要があります。まずは自分のいびきの音を録音してみる、家族の指摘を真摯に受け止める、といった小さな一歩が、将来の大きな疾患を防ぐことに繋がります。

調査概要

  • 調査主体:一般社団法人 いびき無呼吸改善協会

  • 調査期間:2026年3月9日~2026年3月10日

  • 調査対象:全国の20代〜60代以上の男女

  • 調査方法:インターネットによるアンケート調査

  • 有効回答数:300名

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