2026年3月26日(木) 東京海洋大学品川キャンパスにて開催
お魚たんぱく健康研究会のプレスリリース

お魚たんぱく健康研究会(事務局所在地:神奈川県小田原市)は、公益社団法人日本水産学会が開催する春季水産学会において、日本水産学会・お魚たんぱく健康研究会の共催シンポジウム「魚肉タンパク質の機能性」を2026年3月26日(木)に東京海洋大学品川キャンパスにて開催いたします。
魚肉タンパク質をテーマとしたシンポジウムは初めての試みであり、終日、関連分野の研究者による講演が予定されています。
■開催背景
魚肉の主成分であるタンパク質は、優れたアミノ酸バランスと高い消化吸収性を持つ栄養成分です。また、分解過程で生じるペプチドの機能性も明らかになりつつあります。一方で、EPAなどの不飽和脂肪酸に比べ、魚肉タンパク質の有用性に関する知見は十分に活用されているとは言い難い状況です。
本シンポジウムでは、ヒトの健康維持に重要な役割を果たす魚肉タンパク質の機能性についてこれまでに得られた知見を総括するとともに、健康性素材として実用化が進行、あるいは今後実用化が期待される技術についての情報を整理し、今後取り組むべき課題を紹介します。
■シンポジウム概要
開催日時:2026年3月26日(木)9:00 – 17:30
会場:東京海洋大学 品川キャンパス第4会場(講義棟34番) (ZOOM配信はございません)
タイトル:「魚肉タンパク質の機能性」
参加費:無料
企画責任者:潮 秀樹(東大院農)・福永健治(関西大)・石崎松一郎(海洋大)・李 昌一(神奈川歯科大)・亀井淳三(順天堂大)・岡﨑惠美子(海洋大)
■当日スケジュール
9:00-9:10 開会の挨拶
潮 秀樹(東大院農)
Ⅰ. 日本人の健康性に関わる近年の動向
座長:李 昌一(神奈川歯科大)
9:10-9:40 1.日本人の食生活・栄養状態・疾病の動向
中村丁次(日本栄養士会)
Ⅱ. 魚肉タンパク質の構造的特徴と栄養価
座長:岡﨑惠美子(海洋大)
9:40-10:10 2.魚肉タンパク質の構造的特徴
潮 秀樹(東大院農)
10:10-10:40 3.魚肉タンパク質の栄養的特徴と栄養価評価の変遷
福永健治(関西大)
10:40-11:10 4.魚肉タンパク質の消化性とDIAAS
石崎松一郎(海洋大)
11:10-11:40 5.魚肉内因性プロテアーゼと調理・加工におけるタンパク質分解
小南友里(東大院農)
11:40-12:40 休憩 (昼休み)
Ⅲ. 魚肉タンパク質の機能性評価研究
座長:福永健治(関西大)
12:40-13:10 6.魚肉タンパク質の健康機能の評価
細見亮太(関西大)
13:10-13:40 7.魚肉タンパク質由来ジペプチドの探索とその機能評価
亀井淳三(順天堂大)
13:40-14:10 8.魚肉タンパク質の機能性に関するヒト対象研究の現状
髙田夏佳(一正蒲鉾)
14:10-14:30 休憩
Ⅳ.健康性素材としての水産物の期待
座長:亀井淳三(順天堂大)
14:30-15:00 9.スケソウダラ速筋由来タンパク質摂取による筋肉増強作用
内田健志(ニッスイ)
15:00-15:30 10.超高齢者社会のオーラルフレイル予防の意義と魚肉タンパクの臨床応用
李 昌一(神奈川歯科大)
15:30-16:00 11.水産練り製品摂取による健康への影響に関する研究
門倉一成(紀文食品)
16:00-16:30 12.低利用魚および加工副産物の活用による機能性研究の将来展望
植木暢彦(鈴廣蒲鉾)
Ⅴ. 総合討論
座長:矢澤一良(早稲田大)
16:30-17:20 総合討論 ~魚肉タンパク質は世界を救う~ 17:20-17:30 閉会の挨拶
渡部終五(北里大)
■日本栄養士会 中村丁次氏による、日本人の食生活と魚肉タンパク質の役割
●日本人の食生活・栄養状態・疾病の動向
〈登壇者〉
中村丁次氏 (公益社団法人日本栄養士会会長)
〈内容〉
日本人の食生活は低栄養から過栄養へと大きく変化し、生活習慣病対策が重要な課題となっています。
脂質に加え、消化吸収性や代謝調節機能を持つタンパク質、とくに魚肉タンパク質の役割と、高齢社会における健康寿命延伸に資する栄養資源としての可能性について考察します。
■お魚たんぱく健康研究会について
お魚たんぱく健康研究会は、「魚のたんぱく質が持つ栄養的価値と社会的意義を広める」ことを目的に、産学官が連携して設立された研究会です。魚食の健康効果の発信、水産資源の持続的活用、魚たんぱくの新たな可能性をテーマに、調査・啓発活動・セミナー等を実施しています。

