Craif、全国初となる自治体公費導入によるマイシグナルの提供開始

島根県美郷町と連携、バイオAI技術で医療アクセスの壁を越えたがん早期発見を実現

Craif株式会社のプレスリリース

 Craif株式会社(所在地:東京都新宿区、代表取締役 CEO:小野瀨 隆一、以下「Craif」)は、島根県美郷町(町長 嘉戸 隆)と連携し、自治体公費補助による尿がん検査「マイシグナル」の全国初導入を2026年4月より開始します。マイシグナルは、ステージ1から10種のがんリスクをバイオAI技術で評価する検査です。本プロジェクトを通じて、医療アクセスに課題を抱える地域でもがん早期発見を実現する社会モデルを構築し、全国への展開を目指します。

■ 取り組みの背景

 日本では2人に1人ががんに罹患し、がん検診受診率は約40%と国際的にも低水準にとどまっています。特に医療機関へのアクセスが限られた地方では、検診を受けにくい環境が受診率をさらに押し下げています。島根県美郷町でも、医療機関へのアクセスの難しさや、日常の忙しさから検診を後回しにしてしまいがちな状況が続いており、がん検診受診率は全国平均を下回っています(※1)。発見の遅れによる重症化や医療費の増加を防ぐことが、喫緊の課題となっています。

 Craifは、がんの早期発見・早期治療によって住民一人ひとりが長く元気に生きられる社会の実現を目指し、美郷町とともに本プロジェクトに取り組みます。尿を採取するだけで受検できるマイシグナルは、医療機関へのアクセスが難しい方や日常が忙しい方でも手軽にがんリスクを確認できる検査です。こうした地域課題への直接的な解決策として、Craifは美郷町と連携し、マイシグナルの全国初となる自治体公費補助導入を実現します。

*1. 対策型検診受診率平均は約26%(2024年美郷町がん検診実積)

■ マイシグナル公費導入プロジェクト概要

島根県美郷町在住の40〜74歳の方を対象に、令和8年度の特定健診(人間ドック・職場の健診を含む)を受診される方の中から抽選で100名にマイシグナル検査を提供します。町内2カ所の診療所で手軽に受検でき、検査結果でリスクが高いと判定された方には、専門医療機関での追加検査まで一貫してサポートします。

対象者

美郷町在住の40〜74歳で、2026年度に特定健診(人間ドック・職場の健診を含む)を受診される方

費用

公費補助:約5万円 / 自己負担:15,000円(美郷町国民健康保険加入者)、20,000円(それ以外の方)

定員

抽選で100名

申込期間

〜2026年5月15日

検査開始

2026年5月下旬

結果返送・追加検査

2026年6月中旬〜

検査受検施設

大和診療所 / 波多野診療所

追加検査施設

出雲徳洲会病院など(リスクが高いと判定された方)

■ 関係者・連携施設からの声

・島根県美郷町 町長 嘉戸 隆氏

 美郷町では高齢化率が48%を超える一方、がんの罹患・死亡率は県内でも高い水準にあります。医療機関へのアクセスや、働き盛り世代が検診の時間を取りにくい環境も課題です。こうした状況を踏まえ、尿を採取するだけで10種のがんリスクを評価できるマイシグナルを、全国初の自治体公費導入として採用しました。

手軽に受けられるこの検査が町民の検診習慣のきっかけとなり、早期発見・早期治療を通じて健康寿命を延ばすことを目指しています。

美郷町から全国に先駆けて、地方自治体における新しい予防医療の社会モデルを発信していきたいと考えています。

・医療法人社団 波多野診療所 理事長 加藤節司先生

 がんは早期発見・早期治療が何より重要です。本取り組みを契機に、無理なく検診を受けられる環境を整え、受診が地域に根付いていくことを期待しています。本検査は、早期発見・早期対応につながる一つの選択肢として位置づけられると思います。

一方で、本検査はあくまでリスク評価であり、診断を確定するものではありません。結果に応じた精密検査や医療機関でのフォローアップが重要であり、その点についても私たち医療機関が責任をもって丁寧に対応してまいります。今回の公費助成により、より多くの住民の皆様が気軽に検査を受け、ご自身の健康と向き合うきっかけとなることを期待しています。今後も自治体と連携し、地域の健康増進に貢献してまいります。

・出雲徳洲会病院 駒澤 慶憲先生

 島根県は全国的にもがん検診率が低く、早期発見に向けた受診機会の創出が重要な課題です。負担の少ない検査の選択肢が広がることは、受診のきっかけづくりの一つになると考えられます。一方で、リスクが高いと判定された方が適切に追加検査を受けることが、早期発見には不可欠です。今後も美郷町の医療機関と連携し、フォローアップ体制を通じて、本取り組みを継続的に支えていきたいと考えています。

■ Craifの自治体連携の取り組み

 Craifはこれまで、自治体・医療機関と連携しながら、マイシグナルの社会実装を推進してきました。2024年には北海道岩内町にて前向き観察研究を実施し、マイシグナルをきっかけにステージ0の肺がんを早期発見・早期治療を実現した実績があります。続いて北海道利尻町とも連携し、地域のがん検診率向上に向けた取り組みを進めるなど、自治体との連携実績を積み重ねてきました。

今回の美郷町での公費導入は、こうした実績を積み上げた上で実現した、自治体が主体となってがん早期発見を推進する新たな社会モデルです。Craifは今後も、一人でも多くの方ががんを早期に発見できる社会の実現に向け、自治体・医療機関との連携をさらに深めていきます。

■「マイシグナル・スキャン」について

「マイシグナル・スキャン」は、尿中のマイクロRNAを抽出しAIで解析することで、すい臓がんを含む10種のがんリスク*を、がんの種類別に、ステージ1から評価する検査です。尿を採取するだけで、体に負担なく検査することが可能です。

詳細はWebサイトをご覧ください。

https://misignal.jp/

「マイシグナル・スキャン」は医療機器ではありません。解析した情報を統計的に計算することによりリスクを判定するものであり、医療行為としてがんに罹患しているかどうかの「診断」に変わるものではなく、リスクが低いと判定された場合でもがんが無いまたは将来がんにかからないとは限りません。

※ 卵巣がん・乳がんは女性のみ、前立腺がんは男性のみ検査対象となります。

■ Craifについて

 Craif(クライフ)は がん早期発見に取り組む2018年創業のバイオAIスタートアップです。尿をはじめとする体液から、DNAやマイクロRNAなど多様なバイオマーカーを高精度に検出する独自の解析技術基盤「NANO IP®︎(NANO Intelligence Platform)」とAI技術を融合し、がんの超早期発見・早期治療・早期復帰を可能にする革新的な検査を開発しています。バイオテクノロジーとAIの力を社会に広く届けることで、当社のビジョンである「人々が天寿を全うする社会の実現」を推進します。

【会社概要】

社名:Craif株式会社(読み:クライフ、英語表記:Craif Inc.)

代表者:代表取締役 小野瀨 隆一

設立:2018年5月

資本金:1億円(2025年4月1日現在)

事業:がん領域を中心とした疾患の早期発見や個別化医療の実現に向けた次世代検査の研究・開発、尿がん検査「マイシグナル®シリーズ」の提供

本社:東京都新宿区新小川町8-30 THE PORTAL iidabashi B1F

URL:https://craif.com/

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。