気圧・気温・湿度の変化で起こりやすい不調を、睡眠と腸内環境の視点から解説
株式会社KEAN Healthのプレスリリース
6月は各地で梅雨入りのシーズン。梅雨の時期になると「なんとなく体調が優れない」「疲れているのに眠れない」「頭が重い」などのなんとなく不調、“梅雨バテ”に悩まされている人も多いのではないでしょうか。
実際に、7割以上が梅雨の時期にだるさや眠気を感じており、その原因として睡眠の質の低下であると感じている人が3割存在(※1)していることが明らかになっています。しかし、その背景に腸内環境の乱れが関係していることに気づいている人は、まだ多くありません。
厚生労働省の調査では、日本の成人の約5人に1人(20%)が睡眠で十分な休養がとれていないとされており(※2)、睡眠の質の低下は梅雨の時期に限らず、社会全体の課題となっています。
実は、睡眠の質を左右する要素の一つとして近年注目されているのが腸内環境です。
気圧や気温、湿度が激しく変動するこの時期、「腸」と「睡眠」が連鎖的に乱れる現象が起きています。近年の腸内細菌研究では、腸内環境と睡眠の質の関連が注目されています。梅雨の時期は、気圧・気温・湿度の変化や寝苦しさ、食生活の乱れが重なりやすく、睡眠と腸内環境の両面から不調を感じやすい季節です。
株式会社KEAN Health(本社:東京都港区、代表取締役:山路 恵多)は、睡眠からくる“梅雨バテ”対策について、腸内環境の視点から解説します。

※1:Asset Brain Consulting L.L.C-FZ「梅雨前のだるさ・睡眠実態調査」(2026年)
※2:厚生労働省「令和6年国民健康・栄養調査結果の概要」
梅雨の睡眠の質の低下はなぜ起こる?
梅雨の時期に眠気やだるさが増えやすいのは、気圧変動や蒸し暑さといった複数の要因が、腸と睡眠の関係を同時に揺さぶるためです。
気圧が下がると自律神経が乱れ、交感神経が優位になります。その結果、腸のぜん動運動が低下して腸内環境が乱れるとともに、深部体温が下がりにくくなり入眠が妨げられます。さらに湿度が高い環境下では、寝床内の温度や湿度が上昇し中途覚醒が増えます 。ここに食欲不振や偏食が続くと腸内の善玉菌のエサとなる食物繊維や発酵食品が不足し、睡眠の質を高める有用菌の働きが減りやすくなります。
眠れないと腸の調子が悪くなり、腸の調子が悪いとさらに眠れなくなる。梅雨バテの不調の正体は、こうした悪循環が積み重なった状態かもしれません。
睡眠の質に関わる2つの腸内細菌
近年の研究では、睡眠と腸内環境の関係が少しずつ明らかになってきています。中でも、睡眠の質や夜間の覚醒との関連が報告されている菌として注目されるのが、Faecalibacterium と Prevotella です。
■Faecalibacterium(フィーカリバクテリウム):夜間覚醒との関連が報告されている菌
Faecalibacterium は、腸内で短鎖脂肪酸の一種である酪酸をつくる代表的な菌として知られています。
日本人を対象にした研究では、Faecalibacterium の量が多いほど、睡眠中の覚醒回数が少ない傾向が示されました。つまり、夜中に目が覚めにくい状態と関係する可能性がある菌として注目されています。
※Kitami et al., 2020
■Prevotella(プレボテラ):睡眠の質が低い群との関連が報告された菌
Prevotella は腸内に常在する菌のひとつで、食事内容や腸内環境によって存在量や働きが変わる菌として知られています。
睡眠に関する研究では、Prevotellaの一部が、睡眠の質が低い群で特徴的に見られたという報告があります。また、別の研究でも Prevotellaの一部が PSQI スコア、つまり睡眠の質の低さを示す指標と関連する可能性が示されています。
※Seong et al., 2024/Grosicki et al., 2020
今日から始める「腸から整える」梅雨バテ対策
梅雨の時期は、湿度の高さや気圧の変化によって自律神経が乱れやすくなります。寝苦しさや中途覚醒が増えると、翌日のだるさや集中力の低下にもつながります。
まず大切なのは、寝室の蒸し暑さを取り除き、睡眠環境を整えることです。エアコンや除湿機を活用し、室温と湿度を快適に保つことが、梅雨時期の睡眠対策の第一歩になります。
そのうえで、身体の内側からのサポートとして意識したいのが腸内環境です。
食事では、野菜、海藻、きのこ類、豆類、雑穀などから食物繊維をバランスよく摂ることが大切です。食物繊維は、Faecalibacterium などの酪酸産生菌を支える栄養源にもなります。
また、トリプトファンを含む大豆製品、乳製品、卵、バナナなども、セロトニンやメラトニンの材料補給という観点から取り入れたい食品です。
食事改善に取り組む際には、自分の腸内環境の現状を把握しておくことも有用です。人によって腸内フローラの状態は異なるため、自分の腸の状態を知ったうえでケアの方向性を定めることが、より効果的な改善につながります。
腸内フローラ検査「chatFLORA G」概要
第3世代解析技術により、従来の解析手法(※)では検出が難しかった希少な菌種まで解析可能。現在の食生活と検査結果に基づき、一人ひとりの腸内環境に合わせた腸活を提案します。
※従来:第2世代シーケンサーを用いた16S rRNA遺伝子の一部領域のみを対象とする解析手法。
商品詳細:https://keanhealth.jp/lp?u=chatflora-g-pr

株式会社KEAN Healthについて
ヒトゲノム計画の完了から20年超が経過し、バイオテクノロジーは社会課題の解決や経済成長に貢献する「バイオトランスフォーメーション」の時代へと進化しています。これまで研究者など専門家が中心に活用してきたゲノム・遺伝子解析を、より多くの生活者にとって身近なものにすることをビジョンに掲げ、事業を展開しています。

【会社概要】
社名:株式会社KEAN Health(キーンヘルス)
本社所在地:東京都港区芝浦3丁目14番18号 キャナルスクエア芝浦4階
代表取締役:山路 恵多
ホームページ:https://keanhealth.co.jp/
【本件に関するお問い合わせ先】
担当部署:広報担当
Email:press@keanhealth.co.jp

