東海光学の若手研究者が「日本感性工学会 優秀発表賞」を受賞 ― 金色への色変化による驚きを脳波で評価<日本感性工学会 優秀発表賞><受賞コメント>
東海光学株式会社のプレスリリース
東海光学株式会社(本社:愛知県岡崎市、代表取締役社長:古澤 宏和)は、株式会社パイロットコーポレーションと共同で、玩具の色変化に対する「驚き」を脳波で可視化する研究に継続して取り組んでまいりました。この度、『金色は何となく特別な色と感じるが、金色に色が変化する玩具の驚きは実際にどうなのか』という課題設定のもと、両社で共同研究を実施した結果、『金色への変化は驚きが大きい』ことが明らかとなりました。
本研究成果は2026年3月16日から18日に栃木県で開催された「第21回日本感性工学会春季大会」において『脳波による寿司形玩具の金色へのネタ色変化評価』として発表し、「日本感性工学会 優秀発表賞」を受賞しました。また、本研究成果は株式会社パイロットコーポレーションの製品デザインに活用され、玩具「へいらっしゃい!まほうのおすしやさん」として2026年7月18日に発売されました。
東海光学は今後も、大学・研究機関および企業の皆様との「ニューロテイラーメイド」の共創に取り組んでまいります。
<研究背景>
「金色」は何となく特別感を感じる色ですが、実際に「金色」を見た時にどのように感じるのかは明らかとなっておらず、玩具のデザインにおいて金色を採用するか迷うことがあります。そこで本研究では「金色」に色が変化することの意味や効果を理解したいと考え、脳波を用いた色の変化に対する驚きの評価手法[1]を用いて、お寿司のネタが金色に変化した時の驚きについて評価を検討しました。
<今回の成果>
「サーモン→マグロ」と「サーモン→金のお寿司」の色変化について、脳波で驚き(変化への気付き)の大きさを比較したところ、「サーモン→マグロ」に比べて「サーモン→金のお寿司」ではP100振幅およびP100-N170振幅差が2倍となり、「金色」に色が変化すると大きな驚きとして知覚されることが示唆されました。


<日本感性工学会 優秀発表賞>
日本感性工学会 優秀発表賞は、予稿の書き方や研究の目的設定、発表の方法や質疑応答等が優れており、今後の研究の進展が期待される若手研究者を顕彰するものです。
<受賞コメント>

この度は、優秀発表賞という栄誉ある賞を賜り、大変光栄に思います。今回の研究では、お寿司の玩具の寿司ネタが「金色」に変化する時について研究いたしました。「金色」は、単純に画像で表現しにくい色であることもあり、共同研究の株式会社パイロットコーポレーションの皆様とご相談し、試作品の実際の写真を用いるなど、こだわって実験を行いました。実験の結果、「金色に変化すると驚きが(とても)大きい」ということも分かり、株式会社パイロットコーポレーション様の製品にも貢献できましたので、嬉しく思っております。これを励みに一層、研究に精進してまいります。
<発表情報>
本研究は、東海光学株式会社と株式会社パイロットコーポレーションの共同研究の成果として、第21回日本感性工学会春季大会(2026年3月)において発表しました。
【発表タイトル】『脳波による寿司形玩具の金色へのネタ色変化評価』
【研究に参画した東海光学の研究者】小崎瑞貴、水野嶺、鈴木雅也
<参考文献>
[1] Mizuki Kozaki, Ryo Mizuno, Masaya Suzuki, Yasuyuki Koike, Natsuko Doi and Koji Inui, Visual change-related brain potentials elicited by changes in doll hair color in school-aged children, BMC Neuroscience, 2025, 26:50. DOI: 10.1186/s12868-025-00970-8■東海光学株式会社について
1939年創業以来、眼鏡レンズメーカーとして邁進し、現在は光機能事業とともに2本柱で事業を展開しています。
「独自の技術を磨き、世界に目を向け、お客様に喜ばれる商品を提供する」という企業姿勢のもと、企画・開発から製造・販売まで一貫して手掛けています。
日本国内シェアを誇るだけでなく、世界90カ国以上に展開。脳科学を応用した遠近両用レンズや、光から目を守る高機能コーティングなど、独自の技術を活かし、「見える」の価値を創造し続けています。
■会社概要
商号:東海光学株式会社
本社所在地:愛知県岡崎市恵田町下田5-26
代表取締役社長:古澤 宏和
事業内容:眼鏡レンズの製造販売、光学薄膜加工及び光学薄膜製品の製造販売
資本金:1億円
創業年月:1939年3月

