秋の髪悩み、見落とされているのは「鉄」?

秋の髪悩み1位は「抜け毛」。約8割が「髪と栄養」の関係を認知する一方、秋の髪悩みの原因として「鉄不足」を挙げた人はわずか8.0%

株式会社スピックのプレスリリース

秋になると、「抜け毛が増える」「髪がパサつく」など、髪の悩みを感じる人も少なくありません。こうした髪悩みに対しては、シャンプーやトリートメントなど、今ある髪のケアに目が向きがちです。

 

株式会社スピック(本社:神奈川県鎌倉市、代表取締役社長:芝田崇行)は、全国の20~65歳までの女性1,000名を対象に「秋の髪悩みと鉄に関する実態調査」を実施しました。

 

調査の結果、秋に髪悩みが増えると感じる女性の髪悩み1位は、「抜け毛」が54.3%で最多となりました。また、約8割が「髪と栄養」の関係を認知している一方、秋の髪悩みの原因として「鉄不足」を挙げた人は8.0%にとどまり、髪にとって栄養が重要であることは知られていても、その中の「鉄」までは意識されていない実態が見えてきました。

臨床分子栄養医学研究会 認定指導医・橋本医師によると、健やかな髪を育むためには日頃の栄養状態が重要であり、「鉄」は髪そのものの材料ではなく、髪との関係が研究されている重要な栄養素のひとつだといいます。本リリースでは、調査結果と橋本医師の解説をもとに、秋の髪悩みと「鉄」の関係を紐解きます。

 

約3人に1人が秋に髪悩みの増加を実感。気になる髪悩み1位は「抜け毛」

今回の調査では、「秋になると髪悩みが増えたと感じる」と回答した女性は32.6%となり、約3人に1人が秋に髪悩みの増加を感じていることがわかりました。

さらに、秋に髪悩みが増えたと感じる女性に、秋に気になる髪悩みを尋ねたところ、「抜け毛が増える」(54.3%)が最も多く、次いで「パサつく」(53.4%)、「ツヤがなくなる」(25.8%)、「髪がまとまらない」(24.9%)という結果となりました。

 

約8割が「髪と栄養」の関係を認知する一方、秋の髪悩みの原因として「鉄不足」を挙げた人はわずか1割未満

秋に髪悩みが増えたと感じる女性に、その原因として思い当たるものを尋ねたところ、「加齢」(61.7%)、「紫外線ダメージ」(60.1%)、「季節の変わり目」(50.3%)が上位となりました。

これに対し、「栄養不足」は14.7%、「鉄不足」は8.0%にとどまりました。

一方、女性1,000名全体に「健やかな髪を育てるためには、日頃の栄養状態が重要である」ことを知っていたか尋ねたところ、「よく知っていた」「なんとなく知っていた」「聞いたことはあった」を合わせて79.6%となりました。

さらに、「鉄分は健やかな髪を育てるために重要な栄養素である」ことについては、55.4%が「知らなかった」と回答しています。

髪にとって栄養が重要であることは広く認知されている一方、その中でも「鉄」と髪との関係については、十分に知られていない実態が見えてきました。 

8割超が「内側からのケアも重要」と認識。一方、実際の対策では外側ケアが上位に

髪の健康について、外側からのケアと内側(栄養)からのケアのどちらがより重要だと思うか尋ねたところ、「どちらも同じくらい重要」が52.4%と最も多い結果となりました。

「どちらかというと内側(栄養)のケア」(15.7%)、「内側(栄養)のケアの方が重要」(13.3%)を合わせると、81.4%が内側からのケアを外側からのケアと同等以上に重要だと考えていることがわかりました。

一方、秋に髪悩みが増えたと感じる女性(n=326)が実際に行っている対策を見ると、「シャンプー・トリートメントなどのヘアケア用品を見直す」(37.4%)が最も多く、次いで「ヘアオイル・ヘア美容液などを使用する」(30.7%)、「睡眠を十分にとる」(30.1%)が上位に。「食事・栄養バランスを意識する」は22.1%、「サプリメント・健康食品を摂る」は9.2%となりました。

内側からのケアの重要性を認識している人が多い一方で、実際の秋の髪悩み対策では、シャンプーやトリートメント、ヘアオイルなどの外側からのケアが上位となっており、意識と行動にギャップがあることがうかがえます。

 

不足しがちだと思う栄養素1位は「鉄分」。約6割が自身の鉄不足を感じる一方、「髪のため」に鉄を意識して摂る人は15.4%

「鉄」と髪の関係については十分に知られていない一方で、自身の食事で不足しがちだと思う栄養素として最も多く挙げられたのは「鉄分」(47.1%)で、次いで「亜鉛」(39.2%)、「ミネラル」(31.9%)となりました。

さらに、自身の鉄分が不足していると思うか尋ねたところ、「とてもそう思う」18.0%、「ややそう思う」44.8%となり、合わせて62.8%が自身の鉄不足を感じていることがわかりました。

一方、「髪の健康のため」に鉄分を意識しているか尋ねると、「意識して摂っている」は2.7%、「時々意識して摂っている」は12.7%で、合わせて15.4%にとどまりました。

鉄分そのものについては、不足しがちな栄養素として認識し、自身の不足を感じている女性も多い一方で、それが「髪の健康」という観点での鉄摂取には十分につながっていないことがうかがえます。

 

【橋本知子医師 解説】

今ある髪だけでなく、「これから生えてくる髪」を意識する視点を

髪のパサつきやツヤ不足、抜け毛などが気になると、シャンプーやトリートメントなど、今ある髪へのケアに目が向きがちです。もちろん外側からのケアも大切ですが、これから生えてくる髪まで考えるなら、日々の栄養状態にも目を向けることが重要です。

頭皮からすでに出ている髪には血管や神経がないため、食事から摂った栄養が今ある髪に直接届き、傷んだ髪そのものを修復するわけではありません。一方、これから生えてくる髪は、毛根にある「毛母細胞」が分裂を繰り返すことでつくられます。毛母細胞は細胞分裂が非常に活発なため、栄養状態の影響を受けやすいと考えられています。

髪は一般的に1か月に約1cm伸びるといわれ、今日の栄養状態が髪に表れてくるのは約2~3か月先。だからこそ、一時的に何かを摂るのではなく、日々の食事を継続して整えることが大切です。

 

なぜ、髪に「鉄」が重要なのか

髪の大部分を占めるケラチンの材料となるのは、たんぱく質です。鉄は髪そのものの材料ではなく、DNA合成やヘモグロビンの構成成分として酸素運搬などに関わる栄養素です。毛包では細胞分裂が活発に行われることから、鉄の状態と毛髪との関係についても研究されています。活発に細胞分裂を繰り返す毛母細胞にはエネルギーも酸素も必要なため、鉄は髪がつくられる“現場”を支える存在と考えるとわかりやすいでしょう。

 

「鉄だけ摂ればいい」わけではありません

髪づくりには、たんぱく質、鉄、亜鉛、ビタミンB群、ビタミンC、必須脂肪酸など、さまざまな栄養素が関わっています。「髪によい栄養素をひとつ摂る」のではなく、必要な栄養が不足していないかという視点で、日々の食事を整えることが大切です。

また、抜け毛や髪が細くなるといった変化が、すべて鉄不足によるものとは限りません。女性の脱毛には、鉄だけでなく、甲状腺機能やホルモンバランスなど、さまざまな要因が関係します。気になる変化が続く場合には、自己判断で鉄だけを摂るのではなく、必要に応じて医療機関へ相談することも大切です。

今ある髪には外側からのケアを、これから生えてくる髪には日々の食事を通じた内側からの土台づくりを。髪の変化を感じたときには、毎日の食生活にも目を向けてみてください。

 

■プロフィール:橋本 知子/臨床分子栄養医学研究会 認定指導医・高濃度ビタミンC点滴療法認定医

自身の乳がんをきっかけに分子栄養学に出会う。クリニックでは、分子栄養学的な検査や、カウンセリングを行い、病院に行くほどではないけれど不調を抱えている患者の治療に当たっている。

<調査概要>

調査方法 :インターネット調査

調査対象者:

インターネット調査会社の登録モニターのうち、全国の20~65歳の女性1,000名

回答者年代構成:20代 31名、30代 107名、40代 264名、50代 406名、60代 192名

調査期間 :2026年8月25日

※本調査は、上記対象者に対し条件に基づき配信し、任意回答により回収したものです。

※調査結果は、回答者自身の体感・実感に基づき回答されたものです。医学的効果や効能を示すものではありません。

※一部の調査結果の数値は小数点第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。

※本調査結果をご掲載の場合は、「株式会社スピックによる調査」と明記ください。

株式会社スピック(SPIC)は、「未来の健康を、つくる。」を目指し、サプリメント、クリニック、スポーツ、ライフスタイルなどの領域を横断し、ウェルネス事業を展開する企業です。

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