ムーンムーン株式会社のプレスリリース
「何科に行けばいいか」「費用がわからない」が上位に。受診控えを防ぐための正しい情報発信が急務
「睡眠中に呼吸が止まっている」と家族から指摘されたり、日中の強い眠気を自覚していたりするにもかかわらず、どうしていいかわからず受診に至らないという声が多く聞かれます。一般社団法人 いびき無呼吸改善協会は、睡眠中のいびきや呼吸の異変を指摘されたことがあり、医療機関での検査を受けていない20〜60代男女200名を対象に「睡眠時無呼吸の検査・受診に関する実態調査」を実施。その結果、4割以上の人が無呼吸を疑いながらも行動を起こせていない一方で、その背景には「費用がわからない」「何科に行けばよいかわからない」といった情報不足が大きく関わっている実態が見えてきました。受診をためらう理由や、独自に行っている対策などを通じて、無呼吸の不安を抱える人を適切な専門相談へつなぐためのヒントが浮かび上がります。
調査背景
睡眠時無呼吸症候群は、日中の強い眠気による事故のリスクや、放置することで高血圧・心疾患などの合併症を引き起こす恐れがある疾患です。しかし、いびきや無呼吸を家族から指摘されたり、日中の眠気や起床時のだるさを自覚したりしていても、専門機関での検査や受診に至らないケースが少なくありません。なぜ疑いを持ちながらも動けないのか。今回は、すでに異変に気づきながらも検査に至っていない層の「具体的な障壁」を洗い出すため、本調査を実施しました。受診をためらう理由を明らかにし、適切な行動へとつなげるための課題を探ります。
調査サマリー
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睡眠時無呼吸の検査や受診について「気にはなっているが、まだ何も調べていない」人が42.0%
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検査や受診をしていない理由は「症状がそれほど重くないと思っている」19.6%、「費用がどのくらいかかるかわからない」17.2%が上位
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自分で行った対策は「インターネットで症状を調べた」26.0%、「横向きで寝るようにした」22.3%が最多
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睡眠時無呼吸症候群に関する知識は「日中の眠気により事故のリスクが高まる」が15.9%と、一定の危機感を抱いていることが明らかに
詳細データ
Q1:自分の睡眠や体調について、当てはまるものをすべて選んでください

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家族からいびきを指摘されたことがある:20.3%
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日中に強い眠気がある:13.7%
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寝ても疲れが取れない:13.3%
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夜間にトイレに起きる:13.0%
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起きたときに口やのどが渇いている:12.4%
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その他:27.3%(朝起きたときに頭が重い・だるい:8.7%、夜中に何度も目が覚める:8.1%、健康診断で血圧を指摘されたことがある:5.2% など)
→ 「家族からのいびきの指摘」が最も多く、次いで「日中の強い眠気」「寝ても疲れが取れない」といった、生活の質(QOL)に直結する自覚症状が上位に並びました。睡眠時間そのものよりも、睡眠の質が低下しているサインを感じ取っている人が多いことがうかがえます。
Q2:睡眠時無呼吸の検査や受診を検討したことはありますか?

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気にはなっているが、まだ何も調べていない:42.0%
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調べたことはあるが、それ以上進んでいない:21.5%
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検査が必要だとは思っていない:21.0%
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家族に勧められたが、行っていない:8.0%
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受診しようと思ったが、予約に至らなかった:7.5%
→ 症状を自覚し「気になっている」ものの、「何も調べていない」「調べてはみたがそれ以上進んでいない」層を合わせると6割以上にのぼります。行動を起こす手前で足踏みしている状態の人が多いことが浮き彫りになりました。
Q3:検査や受診をしていない理由を教えてください

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症状がそれほど重くないと思っている:19.6%
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費用がどのくらいかかるかわからない:17.2%
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時間がとれない:14.6%
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検査そのものが面倒:13.5%
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何科に行けばよいかわからない:11.7%
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その他:23.4%(指摘されただけで自覚がない:5.9%、治療を続けられる自信がない:5.4%、特に理由はない:5.0% など)
→ 「症状がそれほど重くない」という自己判断の次に、「費用がわからない」「何科に行けばよいかわからない」といった情報不足が上位を占めました。「その他」の中には「入院が必要だと思っている」という誤解を含んだ声もあり、受診に向けた正しい知識の普及が課題と言えます。
Q4:これまでにご自身で行ったことがある対策を教えてください

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インターネットで症状を調べた:26.0%
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横向きで寝るようにした:22.3%
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体重を意識するようになった:12.9%
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特に何もしていない:10.3%
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飲酒を控えた:6.3%
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その他:22.2%(いびき測定アプリなどで記録した:5.4%、寝ているときの様子を家族に確認してもらった:5.4%、健康診断の際に相談した:2.6% など)
→ 医療機関を受診しない代わりに、「インターネットで調べる」など手軽な情報収集や、「横向きで寝る」「体重を意識する」といった、日常生活の中で自己完結できる対策にとどまっている傾向が見られます。
Q5:睡眠時無呼吸症候群について、知っていることを教えてください

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日中の眠気により事故のリスクが高まる:15.9%
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睡眠を専門とする外来がある:13.7%
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CPAPという治療法がある:13.0%
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放置すると高血圧や心疾患のリスクが高まるとされる:12.8%
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やせている人でも起こることがある:12.1%
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その他:32.5%(歯科でつくるマウスピースによる治療法がある:8.8%、呼吸器内科や耳鼻咽喉科などで相談できる:7.9%、検査や治療に健康保険が使える場合がある:5.7% など)
→ 事故リスクや合併症への知識は一定数あるものの、自宅でできる簡易検査の存在や、健康保険が適用される場合があるといった、「具体的な検査・治療へのハードルを下げる情報」については認知度が低いことが推測されます。
調査結果のまとめ
今回の調査では、睡眠時の無呼吸やいびきを自覚しつつも、4割以上の人が「気になっているが何も調べていない」状態であることが明らかになりました。受診を妨げているのは、単なる「時間不足」や「面倒くささ」だけではありません。「費用感がわからない」「何科を受診すればいいのかわからない」「入院が必要だと思い込んでいる」といった、医療機関へアクセスするための“具体的な情報不足”が大きな障壁となっています。適切な検査と治療へつなげるためには、症状の危険性を訴えるだけでなく、「まずは身近なクリニックで相談できる」「自宅での簡易検査も可能である」といった、受診のハードルを下げるための具体的で正しい情報を届けることが求められます。
一般社団法人 いびき無呼吸改善協会のコメント

「睡眠中に呼吸が止まっている」と指摘されたり、日中の強い眠気を感じていても、医療機関への受診に至らない方は非常に多くいらっしゃいます。その背景には、「検査=大がかりで高額、入院が必要」といった思い込みや、どの診療科を頼ればよいのかという迷いがあることが今回の調査でも浮き彫りになりました。受診しないことを個人の意識の問題とするのではなく、情報が適切に行き届いていないことが課題です。
現在は、ご自宅でいつものように寝ながらできる「簡易検査」が広く普及しており、多くの場合、呼吸器内科や耳鼻咽喉科、睡眠外来などで保険適用にて相談・検査が可能です。いびきや無呼吸は、決して責められるべきものではなく、適切なアプローチで改善できる疾患です。私たちは、一人でも多くの方が安心して専門機関にアクセスできるよう、正しい情報の発信と受診への導線づくりに引き続き取り組んでまいります。
調査概要
調査主体:一般社団法人 いびき無呼吸改善協会
調査期間:2026年9月26日〜9月27日
調査対象:自分または家族から睡眠中の呼吸の異変やいびきを指摘されたことがあり、医療機関での検査を受けていない全国の20〜60代男女
調査方法:インターネットによるアンケート調査
有効回答数:200名
