「音波通信体温計MC-6800B」「コンプレッサー式ネブライザ NE-C105」が2021年グッドデザイン賞を受賞

オムロンヘルスケアのプレスリリース

オムロン ヘルスケア株式会社(本社:京都府向日市、代表取締役社長:荻野 勲、以下当社)の音波通信体温計「MC-6800B」とコンプレッサー式ネブライザ「NE-C105」が、公益法人 日本産業デザイン振興会が主催する「2021年グッドデザイン賞」を受賞しました。当社は1984年以来、今年で38年連続グッドデザイン賞を受賞しています。

 

今回、受賞した音波通信体温計「MC-6800B」は、約15秒で検温できる音波通信機能を搭載したペンシルタイプの予測式体温計です。音波通信機能を搭載することで、ペアリングの必要がなく、毎日の検温結果を当社のスマートフォン健康管理アプリ「OMRON Connect(オムロンコネクト)」に簡単に転送し管理できます。測定後に体温計をスマートフォンにかざすだけで測定データを転送できるので、誰でも手軽に日々の体温管理を始めることができます。今回の受賞は、コロナ渦で顕在化した毎日の検温と体温管理を誰でも簡単におこないたいというニーズに素早く応え、音波式通信技術を用いて製品として実現した点が高く評価されました。

 

           

           

 

コンプレッサー式ネブライザ「NE-C105」は、子供の使いやすさを追求したネブライザ*1です。操作がしやすい本体チューブ構造やボタンの設計に加えて、薬液ボトル(画像透明の筒部分)を子供の手に合わせて持ちやすいサイズと形状にデザインしました。また、小さな子供の顔の形状に配慮してマスクをデザインしました。これにより、毎日の使用でも子供が嫌がらずに治療を継続できるといった使用者目線での細かい工夫によるユーザビリティへの配慮が高く評価されました。

*1 ネブライザとは、喘息や気管支炎等の治療の為に薬液を霧化して気管支や肺に送るための医療機器です。

 

                                          

                NE-C105 本体                                  乳幼児の使用を考え

                                                                             デザインしたマスク 

           ※本製品は欧州にて販売しています   

                  

これからも、当社では世界中の人々の健康ですこやかな生活に貢献し、健康寿命の延伸やQoL(Quality of Life:生活の質)の維持向上を実現するために、機能とユーザビリティに優れた新しい商品やサービスを創出していきます。

 

<グッドデザイン賞>

グッドデザイン賞は、1957年に通商産業省によって創設された「グッドデザイン商品選定制度」を継承し、1998年より日本作業デザイン振興会で行われている、日本で唯一の総合デザイン評価・推奨の精度です。「人間(HUMANITY)」「本質(HONESTY)」「創造(INNOVATION)」「魅力(ESTHETICCS )」「理論(ETHICS)」を審査基準に、形の美しさだけでなく、機能性や安全性、使いやすさ、環境への配慮などが総合的な見地から高い基準で認められた製品に授与されます。

 

                    

 

<審査員コメント>

■音波通信体温計 MC-6800B

15秒で体温を予測できることに加え、音波式通信技術を用いることで、データ転送を圧倒的に簡便にしたところが高い評価をうけた。コロナ禍において、多くの人にとって体温測定が日常化している中、スマートフォン経由で継続的な体温の記録が残せるところに、今後のさらなるソリューションを提示できる可能性を感じる。

 

■コンプレッサー式ネブライザ NE-C105

喘息患者の多くは子供である。その前提に立ち、ユーザ観察を通して、チューブ位置やマスクのサイズなどをデザインしている点を高く評価したい。同時に、嫌がる子供に吸引させる親の存在も考慮し、マスク形状を正円にすることで子供がどんな方向を向いていても装着できるようにするなど、細かい配慮がなされている。子供が、毎日怖がらずに吸入すること。簡単なようでいて、難しいことに挑戦している。

 

 

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