日本唯一の烏梅製造元が口紅開発のためにクラウドファンディングをスタート! 染物や薬の原料として古来から重宝された烏梅を後世に

梅古庵のプレスリリース

日本唯一の烏梅製造元である梅古庵(所在地:奈良県奈良市月ヶ瀬尾山2263)は、烏梅作りを日本に残し、烏梅と紅花を使った伝統的な口紅の開発に取り組むために、CAMPFIREでクラウドファンディングを開始しました。集まった資金は、一時的な施策ではなく継続したプロジェクトになるよう、原料の泥紅を安定供給できる工房施設の建設等に使用します。
また、月ヶ瀬梅林梅まつりに合わせて、2月11日から梅古庵の実店舗の営業を開始します。店舗では烏梅や染物の展示のほか、クラウドファンディングPRの為のパネル展示を行います。https://camp-fire.jp/projects/view/526097

  • プロジェクト名:『日本唯一の烏梅農家の新たな挑戦!知られざる梅の魅力を伝えたい!』
  • 期間:~2022年2月28日
  • 目標金額:300万円
  • プロジェクトURL  https://camp-fire.jp/projects/view/526097

<烏梅(うばい)とは?>
烏梅は中国から遣唐使が持ち帰ったものの一つで、梅の果実を伝統製法で燻製にしたもの。漢方薬の原料として、また染料として日本で1300年の歴史があります。また、キク科の植物「紅花(べにばな)」と合わせることで鮮やかな紅色の染料ができることから、化学染料のない時代に欠かせない材料として重宝されていました。衣類用の繊維を染めるのはもちろん、口紅や頬紅にも使用され、歴史の中で日本女性を彩った「色」でした。
しかし、明治時代に西洋から安価な化学染料が輸入されると烏梅の需要は激減しました。最盛期には400軒あった烏梅農家も次々と生産をやめ、戦後以降で生産するのは当社のみとなりました。1995年には文化庁の国選定保存技術に認定されています。

<プロジェクト実施の背景>
日本唯一となった烏梅の技術を守っていくため、現代では作られなくなった烏梅と紅花だけを使ったオーガニックで伝統的な口紅を復活させ、もう一度烏梅の需要を喚起したいと考えています。
食品だけでなく肌に直接触れる化粧品も成分の見直しが行われ始めている昨今だからこそ、アレルギーを持つ方や敏感肌の方へ向けた、低刺激で安全、更には環境にも優しい口紅の可能性を改めて感じています。

また、烏梅の生産地である奈良月ヶ瀬では高齢化により耕作放棄地が増えています。それらの田畑を利用して原料である紅花を栽培し口紅を販売する。地域産業を興すと同時に田畑の有効活用ができ、過疎化が進む地域の再生を目指します。

<口紅完成までのスケジュール>
春から夏の時期は、梅の収穫や烏梅の製造など農家としての仕事があるため、冬場のオフシーズンを上手に使用し、商品化を進めていきたいと思っています。まずは、商品開発に取り組むための工房設備の着工、化粧品の商品化やデザイン等を、固めていきたいと思っています。

2022年の春から口紅原料の生産工房の新規着工
2022年の秋 工房完成
2023年の春 口紅の完成

<リターン例>
支援者の皆さまへお送りするリターンは、ぜひ召し上がっていただきたい、私たちが月ヶ瀬で作る昔ながらのすっぱい梅干しです。品種によって酸味や食感、味わいは大きく異なり、味のプロでなくても面白いくらい違いがわかるので、ぜひ食べ比べて好みの梅を探してみてください。その他にも薬膳の先生とコラボしたワークショップや限定商品『烏梅GIN』など魅力的なリターン満載です。 

例1烏梅と梅商品全部セット 15,000円

例2 烏梅作り見学体験 15,000円
例3 口紅のファーストロット 100,000円

詳しくはクラウドファンディング・プロジェクトページでご確認下さい。
https://camp-fire.jp/projects/view/526097

<プロジェクトへの想い>
生まれてからずっと私の家には家訓のように「(天神さんをお祀りするつもりで)売れても売れなくても梅を焼け」という先祖の言葉がありました。自然とその言葉が私の真ん中にいつもあって、自動車メーカーで仕事をしている時も、いつかは梅作りに、実家に帰るんだという意識がありました。それは小さな使命感のようなものかもしれませんが、私自身が「烏梅を世の中に残したい、歴史と伝統のある烏梅だからこそ何か面白いことができるのではないか」と明るい可能性を信じていたように思います。

烏梅農家がどうして・・・?と思われてしまいそうな「口紅」の復活プロジェクトですが、作り方や歴史を文献を読んで学んでいくうちに心からワクワクしている自分がいました。家業である梅、烏梅を使ってこんな気持ちになれたこと、そしてそれをサポートしてくれる仲間がいることに感謝しています。

梅や烏梅の魅力を知ってもらう、それこそが「烏梅を後世に残す」ためにまずは必要なこと。このクラウドファンディングを通して興味を持っていただけたら、それこそに意味があると思っています。ぜひ我が家の自慢のすっぱい梅干しを食べて、烏梅や口紅に想いを馳せていただけましたら何よりの幸せです。

<梅古庵 実店舗について>
1万本の梅の花が咲く2上旬~3月末(月ヶ瀬梅峡梅まつりの頃)、梅古庵では実店舗の営業を行っております。お食事処にて、天然山菜を使った鍋料理・うどん、自家栽培米を使ったごはんもの等、手づくり料理を提供しているほか、お土産処にて手づくり無添加梅食品、烏梅、盆梅を販売しております。
今年は2月11日から梅古庵の実店舗の営業を開始し、クラウドファンディングPRの為のパネル展示も行う予定です。

〒630-2302 奈良県奈良市月ヶ瀬尾山2263
毎年2月上旬~3月末まで 
期間中無休 9:00~18:00​

<月ヶ瀬梅林梅まつりについて>
江戸時代から梅の名所として知られる月ヶ瀬梅林は、烏梅を作るために梅を植えられたことが始まりでした。明治時代には観梅を目的として多くの文人墨客が訪れた月ヶ瀬梅林は大正11年(1922)に国の名勝指定第1号に選ばれます。令和4年は名勝指定100周年記念となります。

<会社情報>
 梅古庵
 奈良県奈良市月ヶ瀬尾山2263
 代表 中西謙介
 URL https://baikoan.wixsite.com/baikoan
 お問合せ 
    TEL  090-4756-3264 (担当中西)
  メール baikoan@outlook.jp

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