【三省製薬News Letter】佐賀工場が化粧品製造の国際規格「ISO22716」(化粧品GMP)を取得!

三省製薬のプレスリリース

 美容成分の開発・製造・販売とオリジナル通販化粧品ブランド「デルメッド」を展開する三省(さんしょう)製薬株式会社(本社:福岡県大野城市 代表取締役社長:陣内宏行)では、当社の企業・事業動向やトピックスをニュースレターとして定期的に発信しています。

 

 

CONTENTS 

 

①佐賀工場が2022年4月11日、化粧品製造の国際規格「ISO22716」(化粧品GMP)を取得!

 

②当社が掲げる「SEED(サステナブル・エコ・エシカル・ダイバーシティ)」における、サステナブル・エコ・エシカルにつながる取り組み。

 

  ◆デルメッド通販サイト内に、今春より「デルメッド サステナ・ストア」をオープン!

   (https://www.dermed.jp/store/s/outletsale/

 

  ◆廃棄物を有効活用するアップサイクルな美容成分開発を推進。

 

 

 

①佐賀工場が化粧品製造の国際規格「ISO22716」 (化粧品GMP)を取得!

 

 本年4月11日、美容成分と化粧品の製造拠点である佐賀工場(佐賀県鳥栖市藤木町)において、化粧品製造の国際規格「ISO22716(*1)」(化粧品GMP:Good Manufacturing Practice)を取得しました

(登録番号 JMAQA-CG005)。

 

 佐賀工場は1999年2月、通信販売の化粧品会社として、日本でいち早く開発から生産・品質管理までを包含する「ISO9001」の認証を取得しました(登録番号C2020-00299)。今回、「ISO22716」認証を受けたことで、原材料の調達から製造、包装、出荷までのプロセスにおいても、世界基準の品質・安全管理体制で推進していきます。

 

 また、佐賀工場は2019年に化粧品に関する国際的なオーガニック認証「COSMOS(コスモス)認証(*2)」も取得しており、サステナブル、エコ、エシカルに配慮した製品づくりも進めています。

 

 当社は美容成分の研究開発・製造から化粧品の開発・製造まで、一貫して社内で推進するワンストップ体制を強みとしており、今後も幅広いOEM・ODMニーズにきめ細かく対応しています。

 

(佐賀工場)

 

*1:「ISO22716」は、化粧品の製造に関する品質・安全性に関する国際規格です。化粧品を製造するにあたって、原材料調達・検品、調合、製造、包装、出荷検査、出荷管理、回収対応などの一連のプロセスに関しての管理基準として認知されています。

 

*2:「COSMOS」認証とは、従来、ヨーロッパ各国においてそれぞれ独自に認証していた「コスメビオ」、「エコサート」、「BDIH」、「ICIA」、「ソイル・アソシエーション」というオーガニック認証が、2017年に統一されてできた認証で、現在世界的なオーガニック認証の1つです。

 

 

 

② 当社が掲げる「SEED(サステナブル・エコ・エシカル・ダイバーシティ)」における、サステナブル・エコ・エシカルにつながる取り組み。

 

 

◆ デルメッド通販サイト内に「デルメッド  サステナ・ストア」をオープン!

 

 当社は「よりよい成分 よりよい化粧品4.1」というコンセプトを掲げ、当社が大事だと考える要素を

「SEED」(サステナブル、エコ、エシカル、ダイバーシティ)として、化粧品原料開発・調達、処方開発、容器包装開発に取り組んでいます。

 

 「SEED」のうち、サステナブル・エコ・エシカルの活動として、化粧品製造販売事業においては本年3月、オリジナル・ブランド「デルメッド」の通販サイト内に「デルメッド  サステナ・ストア」

https://www.dermed.jp/store/s/outletsale/)をオープンしました。

 

 当サイトは、品質に問題はないものの、リニューアルにともなって販売終了となってしまった商品をお求めやすい価格で提供することで、廃棄物の削減を目指していきます。

 

 

 

 

◆ 廃棄物を有効活用するアップサイクルな美容成分開発を推進。

 

 サステナブル、エコ、エシカルを重視した美容成分の開発においては、廃棄物の削減、有効活用につながるアップサイクルにも取り組んでいます。

 

 当社はアップサイクルについて、以下の2種類の取り組みで進めています。

 

【1】 既存の廃棄物などから美容成分への有効活用に活路を見出す。

 

2】 当社で美容成分を製造する際、製造過程でどうしても廃棄となってしまう部分を有効活用する。

 

 

 【1】の事例としては、ツバキから油を搾って「椿油」を抽出した後に残る「ツバキ油粕」から、当社が独自製法で開発した、皮膚にうるおいやハリ、つやを与えることが期待される美容成分「長崎ツバキ種子エキス」があります。「ツバキ油粕」はこれまで畑の肥料などにしか活用されていませんでしたが、美容成分にアップサイクルすることで資源の有効活用につながっています。

 

(椿油イメージ)

 

(ツバキ種子イメージ)

 

 

 他には、福岡県八女産の竹「モウソウチク」の表皮から、日焼けによるシミ・そばかすを防ぐ効果が期待   される美容成分「竹幹表皮エキス」を開発した事例もあります。従来、福岡県八女市では、放置竹林問題 や間伐材として伐採された竹「モウソウチク」の活用が課題となっており、福岡県と九州大学との産官学連携プロジェクトとして開発に成功したものです。   

 

(竹林)

 

 

(手作業で竹の表皮を削り取る)

 

 

 【2】のケースでは、福岡県宇美町の提携農園で生産したローズマリーを原料に、肌にはりを与えることが期待される美容成分「セラムバイタル」を製造する際、製造過程で残った抽出廃液から、新たな美容成分 「ローズマリーエキスホワイト」を開発した事例があります。

 

(提携農園で栽培しているローズマリー)

 

 

 「セラムバイタル」の素となるセラムバイタルパウダーは、原料のローズマリーからわずか0.1%しか抽出できず、残り99.9%の抽出残渣・廃液はやむなく廃棄していました。しかしながら、これまで廃棄していた抽出廃液の一部に着目して研究開発を続けることで、日焼けによるシミ・そばかすを防ぐ効果が期待される美容成分「ローズマリーエキスホワイト」の開発に成功しました。

 

 

 当社の美容成分開発においては、可能な限り国産素材を活用するべく取り組みを続けています。その

一環として、福岡県糟屋郡宇美町の提携農園では、無農薬・化学肥料不使用のローズマリーを栽培して    います。

 

 

 当社は今後も、自然界の廃棄物や製造過程で出る残渣の有効活用など、資源の循環につながる研究 開発に取り組んでいきます。

 

 

 

三省製薬株式会社 会社概要

 

■社 名      三省製薬株式会社(Sansho Pharmaceutical Co.,Ltd.)

■創 業      1960年3月

■代表取締役社長  陣内 宏行

■資本金      8,767万円

■売上高      25億9,600万円(2021年3月期現在) 

■事業所      本社

           〒816-8550 福岡県大野城市大池2丁目26番7号

          東京オフィス

           〒107-6218 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウンタワー18F 

                  ワークスタイリング内

          佐賀工場(化粧品原料製造および化粧品製造業者としてCOSMOS認証取得工場)

           〒841-0048 佐賀県鳥栖市藤木町5番1

■事業内容     化粧品原料の開発、製造、販売

          医薬部外品・化粧品の開発、製造、販売(通信販売・OEM)

■社員数      120人(パート社員含む)

■URL       https://www.sansho-pharma.com

          https://www.dermed.jp

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。