独自配合した約30種の多様な菌の摂取で腸内のビフィズス菌が増加し、運動後の免疫力の低下抑制を確認 ~研究成果を日本免疫学会で発表~

AuB株式会社のプレスリリース

理想的な腸内環境を追求し、アスリートの腸内細菌研究をベースに、腸ケア商品を開発・展開するAuB(オーブ)株式会社(東京都中央区)は、独自配合した約30種の菌をアスリートが継続的に摂取した場合、免疫機能を正常に保つビフィズス菌を腸内で増やすとともに、運動後に下がりがちな免疫力の維持に一定の役割を果たすことを確認しました。

 今回、腸内で良い働きをする同菌素材(プロバイオティクス)を摂取することで、免疫物質(IgA)の分泌量の低下を抑制(免疫力低下を抑制)することを実証しました。本結果は、腸内のビフィズス菌の保有率とIgAの分泌量に相関関係がある可能性を示しており、今後も研究を進めます。

当社は本研究結果を、2022年12月7日(水)から9日(金)に開催された、日本免疫学会で発表しました。

当社は、アスリートの健康的な腸内環境のデータを基に、ビフィズス菌や乳酸菌、酪酸菌など種類豊富な約30種の菌を独自配合した素材「アスリート・ビオ・ミックス(Athlete Bio Mix(R))」を開発しています。
今回、被験者(プロフットサル選手15人)を対象に、2021年4月から5月にかけて、この菌群を一定期間摂取してもらい、腸内細菌のDNAの解析と唾液中のIgAの分泌量の測定を行っています。
 

<調査概要>

 今回の調査は、静岡のプロフットサルチーム「アグレミーナ浜松」の所属選手15人の協力を得て実施。選手には、「アスリート・ビオ・ミックス」を主原料にしたサプリメントを、1日3粒、6週間(2021年4月15日-5月26日)毎日摂取していただきました。調査では摂取前と摂取後(6週間後)の計2回、各選手の唾液を練習の前後に採取し、唾液中のタンパク質1ミリリットルにおけるIgAの量を調べています。
 同じく便も採取しており、腸内細菌のDNAを解析して、腸内細菌が作り出す短鎖脂肪酸(酪酸、酢酸、プロピオン酸)の量を調べました。検査日の練習時間とトレーニング内容は同じです。

<実験結果のサマリー:ビフィズス菌含む当社の菌素材が、感染症予防の観点で有効な可能性>
AuB独自の菌素材の摂取により、便中の腸内細菌におけるビフィズス菌の占有率が、6週間で約1.6倍に増加していたことが新たに分かりました。またビフィズス菌などの菌の代謝物であり、ヒトの免疫機能の調整に有用な短鎖脂肪酸は、約1.2倍※1に増加しました。
 

 

 

免疫物質IgA(免疫グロブリンA)の分泌量は運動後に低下するのが一般的ですが、摂取後はその低下の程度が抑制されることが分かりました※2。 ※1、2:日本分子生物学会(2021.12)で発表

◇こうした結果から、腸内のビフィズス菌の保有率を高めることで、免疫力の低下抑制(抗体Ig Aの分泌量の低下抑制)に良い影響を及ぼす可能性を確認しました。

 

 一般生活者は仕事による疲れや、飲酒、不摂生などで免疫力が低下し、感染症に罹患しやすくなると言われています。今回の実験結果から、免疫力低下を抑制し、感染症を予防する観点で、ビフィズス菌を含む当社の菌素材が有効である可能性を示しました。 今後も実証データを重ねることで、「アスリート・ビオ・ミックス」の有効性を高め、同菌ミックスを素材とした自社商品の開発・販売に役立てていく考えです。

<調査結果の詳細>

【1】便中のビフィズス菌の占有率が約1.6倍に増加
 便中の腸内細菌を解析した結果、ビフィズス菌の占有率が、菌素材の摂取後(6週間後)で、一人当たり平均約1.6倍に増加することを確認しました。
 また、便中の主な「短鎖脂肪酸」(酪酸・酢酸・プロピオン酸)については、6週間で約1.2倍に増加しました。
「短鎖脂肪酸」は、腸の粘膜のエネルギーとなり、腸管のバリア機能を高め、病原体の侵入を防ぐなど、健康にとってよい働きをすることで知られています。

【2】菌素材の摂取により、感染症予防に重要な抗体(IgA)の分泌量低下を抑制
 一般的に、ハードな練習などで体を酷使し疲労が溜まると、感染症予防に重要な役割を担う抗体IgAの分泌量が低下し、感染症のリスクが高まると言われています。今回、検査各日の練習前と練習後のIgAの平均数値を比較したところ、摂取前(0日目)は約26.1%も減少したのに対し、摂取後(6週間後)は約9.0%減にとどまっており、低下の程度が抑制されるという結果を得ました。
腸内のビフィズス菌の保有率を高めることで、免疫力の低下抑制(抗体Ig Aの分泌量の低下抑制)に良い影響を及ぼす可能性を示唆しています。

<今回の研究に関する考察>
今回行った研究について、当社の取締役・研究統括責任者の冨士川凛太郎は、以下のように考察しています。
「感染症に罹患しやすいのは免疫力が低下したタイミングであり、いかに免疫力を低下させないかが重要です。プロバイオティクス(酪酸菌や乳酸菌など腸内環境を良くする菌)の摂取による<免疫力の向上>を示した論文や報告はあるが、<免疫力の低下を抑制>した研究発表は珍しいと言えます。今回の研究では、アスリートの方々が約30種類の多様な菌を摂取することで、短鎖脂肪酸が増えて、そのうち特に酢酸(ビフィズス菌の代謝物)が免疫力低下の改善に影響したと考えられます。つまり、プロバイオティクスが感染症予防に有用である可能性を示したと言えます。当社では、サプリメントや月30種類以上の食品から多様な菌をとることを推奨しています。」

 

 

■AuBについて
当社は、科学的根拠に基づいた腸ケア商品を販売するフードテック企業です。元プロサッカー選手の鈴木啓太が創業し、「すべての人を、ベストコンディションに。」というミッションのもと、現在注目が集まっている”腸活”に関わる腸内細菌の研究を7年以上行っています。体調管理のプロフェッショナルであり、理想的な腸内環境を持っているトップアスリートの腸内細菌の保有数が世界トップクラスであるなど、確かな裏付けをもとにした商品開発を強みとしています。

 

 

■会社概要
社名: AuB(オーブ)株式会社
設立:2015年10月15日
所在地: 〒104-0061 東京都中央区銀座 7-13-6
事業内容: 研究事業、フードテック事業、コンディショニングサポート事業
代表取締役:鈴木 啓太
コーポレートサイト:https://aub.co.jp
AuB STORE(ECサイト):https://aubstore.com/
goodcho(オウンドメディア):https://goodcho.aub.co.jp/

■公式SNS
Instagram:https://www.instagram.com/aubinc_official/
Twitter:https://twitter.com/AuBinc_official
Facebook:https://www.facebook.com/athlete.microbiome.bank

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