アカシア樹皮由来プロアントシアニジンによる「空腹時血糖値の低減作用」を臨床試験で確認

株式会社アカシアの樹のプレスリリース

株式会社アカシアの樹(広島県廿日市市)が出資して行われた臨床試験において、アカシア樹皮由来プロアントシアニジンが空腹時血糖値の低減に有意に作用することが確認され、「Functional Foods in Health and Disease(Accepted: 16 August 2021)」に掲載されました。
本稿においては、その臨床試験概要をご報告いたします。

【背景】
これまでにアカシア樹皮由来プロアントシアニジンを摂取することによって、食後の糖の吸収を抑え、「食後」血糖値の上昇を穏やかにすることが報告されていました。しかしながら、ヒトにおいて「空腹時」血糖値に対する影響については確認されていませんでした。そこで本試験では、空腹時血糖値が高めの健常者にアカシア樹皮由来プロアントシアニジン含有錠剤を長期摂取させ、プラセボ錠剤群と比べて空腹時血糖値を評価いたしました。

【研究成果のポイント】
12週間に渡り、アカシア群とプラセボ群(偽薬)を摂取した2グループの経過観察を行いました。その結果、アカシア樹皮由来プロアントシアニジン摂取により、高めの血糖値の方の空腹時血糖値を正常な範囲内まで低下させる事が臨床試験において示されました。

【研究結果】
臨床試験1:空腹時血糖値の低下

特に8週間目と12週間目において、アカシア群の空腹時血糖値がプラセボ群と比べて有意に低下することが明らかになりました。

臨床試験2:空腹時血糖値の変化量の低下

また、8週間目、12週間目において、アカシア樹皮由来プロアントシアニジンを摂取することで、空腹時血糖値の変化量がプラセボ群と比べて有意に低下しました。これによりアカシア群の空腹時血糖値が継続して低下した事が示されました。

【試験方法】
血糖値低減ヒト臨床試験ーランダム化プラセボ対照二重盲検並行群間比較試験

(参加者)本試験  に参加同意した参加者347名のうち,適格基準を満たした66名が試験責任医師により本試験に組み入れた。(Scr時の空腹時血糖値が110 mg/dL以上125 mg/dL以下の者。)

(介 入)被験食品あるいはプラセボ食品は,1日1回あたり6粒を摂取させた。また,被験食品にはアカシア樹皮由来プロアントシアニジンが6粒 ((1800 mg)) あたり245 mg含まれていた。

(評価項目)有効性評価の空腹時血糖値はScr, 摂取4週間後検査(4w),摂取8週間後検査 (8w),摂取12週間後検査 (12w) のみ実施し,HbA1c (NGSP) は12wに実施し,負荷試験は0wに実施した。安全性評価の項目測定はScr,0w,4w,8w,12wに実施した。

(主要アウトカム)
・12wにおける空腹時血糖値の実測値
(副次的アウトカム)
・空腹時血糖値実測値(Scr,4wおよび8w)とそれぞれの変化量
・HbA1c (NGSP)
・症例数の割合(12wにおける空腹時血糖値が110 mg/dL未満の症例数の割合を評価した。)
・安全性項目

※本試験の実施にかかる費用は、株式会社アカシアの樹が負担致しました。

【掲載論文】
Baba A. et al ., Improvement of glucose metabolism and safety of proanthocyanidins derived from acacia bark in healthy Japanese adults: A randomized, double-blind, placebo-controlled, parallel-group comparison trial. Functional Foods in Health and Disease 2021. 11(9): 431-455.

【会社概要】
■会社名:株式会社アカシアの樹
■所在地:広島県廿日市市宮内4291 高松ビル2F
■代表者:片岡武司
■企業公式サイト:https://www.acacia-no-ki.co.jp

【本リリースに関するお問い合わせ先】
■株式会社アカシアの樹 商品開発部 小川、小林
■電話:0829-30-6100
■メール:info@acacia-no-ki.co.jp

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