Craif、NEDOが実施する「官民による若手研究者発掘支援事業」共同研究フェーズに採択 無侵襲な体液解析による健康状態モニタリング技術の開発を加速

Craif株式会社のプレスリリース

 Craif株式会社(所在地:東京都文京区、CEO:小野瀨 隆一、以下Craif)は、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下NEDO)が実施する「官民による若手研究者発掘支援事業」共同研究フェーズに採択されたことをお知らせいたします。

■事業概要
 NEDOが実施する「官民による若手研究者発掘支援事業」は、実用化に向けた目的志向型の創造的な基礎又は応用研究を行う大学等に所属する若手研究者を発掘し、若手研究者と企業との共同研究等の形成を促進する等の支援をする事業です。次世代のイノベーションを担う人材を育成するとともに、日本における新産業の創出に貢献することを目的としています。事業の詳細は https://www.nedo.go.jp/activities/ZZJP_100166.html をご覧ください。

■採択内容について
 Craif株式会社 技術顧問・共同創業者であり名古屋大学 大学院工学研究科の安井 隆雄准教授と、大阪大学 産業科学研究所の古賀 大尚准教授は、三者共同研究プロジェクトとして「ナノファイバーが拓く無侵襲な体液解析による日常的かつ包括的な健康状態モニタリング」に関する研究開発を実施します。本プロジェクトでは、体液中のmiRNA(網羅的な生体分子情報)データの機械学習解析に基づく、日常的かつ包括的な健康状態モニタリングの達成を目指します。がん診断以外の広範な健康状態の評価に尿・唾液中エクソソーム解析を応用するデータ基盤を確立するとともに、数百万人が日常利用するスケールに対応するために、マイクロ流路デバイスによる解析自動化技術の開発、および持続可能で簡便な全く新しいデバイスの開発を推進します。

■Craifについて
 Craifは、2018年5月創業の名古屋大学発ベンチャー企業です。日本が誇る素材力を用いて尿からエクソソームを網羅的に捕捉し、AI(人工知能)を組みあわせて医療に応用することで、現在のがん診療が抱えるさまざまな課題解決に取り組んでいます。当社が開発した酸化亜鉛ナノワイヤデバイスを用いることで、従来法より簡便かつ効率的にエクソソーム・細胞外小胞を網羅的に捕捉することができます。エクソソームは細胞間情報伝達の媒体であるため、中に含まれる核酸やタンパク質などの様々な“メッセージ物質”について解析することで、細胞間コミュニケーションと深い関わりがあるがんをはじめとした多くの疾患について理解を深めることができます。本技術を応用することで、わずか一滴の尿から高精度でがんを早期発見する検査や、一人ひとりに最適な治療の選択が可能となる検査の開発に取り組んでいます。

 当社は、本技術を次世代のバイオマーカー解析サービスとして提供し、医療・ヘルスケア領域を中心にあらゆる企業・アカデミアとの協業を通じて、当社のビジョンである“人々が天寿を全うする社会の実現”を推進いたします。詳細については、https://craif.com/をご覧ください。

■会社概要
会社名   : Craif株式会社
本社所在地 : 東京都文京区本郷3-38-14 NEOSビル3F
代表者   : 代表取締役 小野瀨 隆一
設立    : 2018年5月
URL    : https://craif.com/

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