中性脂肪は「食べすぎ」ではなかった──睡眠中の体内環境に関する調査プロジェクトを開始

中性脂肪は夜に燃えなかったから。

トラタニ株式会社のプレスリリース

トラタニ株式会社(石川県かほく市)は、睡眠中の呼吸インフラの実態を明らかにする 「Night Oxygen Flow Project – Phase 2」 を新たに開始し、   その第8弾として、中性脂肪の蓄積と“夜の酸素不足”の関連構造に関する最新の分析結果を公開します。

本分析では、食事や運動では説明できない 「中性脂肪が下がらない人の最上流要因」を、 呼吸生理学・代謝・低酸素環境の観点から整理しました。

健康診断で毎年のように指摘される「中性脂肪」。
食事を減らしても、運動を増やしても、なぜか下がらない——
そんな人が少なくありません。

実は、中性脂肪には
「食べすぎ」では説明できない“蓄積のプロセス” が存在します。

今日はその“体の中で起きている順番”を、
できるだけ分かりやすく整理します。

① 脂肪は「酸素」と結びついて燃える

脂肪は、酸素と結びつくことでエネルギーになります。
つまり、脂肪燃焼には 酸素が必須 です。

酸素が十分なら、脂肪は最後まで燃えます。
しかし酸素が不足すると——

 燃焼が途中で止まる 燃え残りが出る 

この“燃え残り”が、翌朝の中性脂肪に影響します。

脂肪の完全燃焼には睡眠中に十分な酸素を取り込むことが重要。

② 夜は本来、脂肪が最も燃える時間帯

人間の代謝は、夜に大きく動きます。

 体温が下がる 副交感神経が優位になる 脂肪燃焼が進む 

本来、夜は「脂肪が最も燃える時間帯」です。

しかしここで問題が起きます。

③ 夜の酸素が不足すると、代謝スイッチが途中で止まる

これは病気の話ではなく、 誰にでも起こりうる“呼吸インフラの構造”の問題です。

ヒトの解剖学的な構造上、
重力の影響: 仰向け寝による舌根沈下。

骨格の影響: 日本人特有の小さな顎による気道の狭窄。

姿勢の影響: 寝具や姿勢による横隔膜の可動域制限。

仰向けで寝れば重力で気道は狭まり、

さらに加齢によって呼吸を支える筋力も低下して、酸素を十分に取り込めなくなります。

夜に酸素が不足すると——

 脂肪が最後まで燃えない 燃え残りが増える その一部が中性脂肪として残る可能性がある 

つまり、
夜の酸素量が翌朝の中性脂肪を左右する のです。

④ 酸素不足が続くと、“脂肪の質”が変わる

酸素不足が慢性的に続くと、脂肪そのものが変化します。

 酸化しやすい。 固まりやすい 。燃えにくい。

こうして、
「中性脂肪が下がりにくい体質」 がつくられていきます。

⑤ では、夜の酸素不足はどこで起きているのか?

夜は、

 姿勢が崩れやすい。 気道が狭くなりやすい。 横隔膜が動きにくい。

といった理由で、※これは医学と睡眠学の盲点です。
酸素が身体に届きにくくなる時間帯 です。

その結果、本来燃えるはずの脂肪が燃えず、
“燃え残り”として中性脂肪が蓄積します。

⑥ 解決の最上流は「呼吸」だった

中性脂肪は、
食事や運動だけではなく、
“酸素”という代謝の最上流で決まる ことが分かってきました。

そして酸素が届く量は——

姿勢。 横隔膜 。気道の角度。

といった 呼吸の構造 によって決まります。

つまり、
中性脂肪の最上流には「呼吸」がある のです。

当社では、Night Oxygen Flow Project – Phase 2 の一環として、バンドー化学社製の ResMo(テレメトリー式生体信号測定装置)を用い、 成人数名の仰臥位・覚醒状態で12分間の呼吸測定 を行いました。 呼吸回数と呼吸深度を取得し、他社製寝具との比較も実施しています。

その結果、当社寝具使用時は 呼吸が浅くなりにくく、胸郭の動きが安定する傾向 が確認されました。 これらの呼吸データを当社独自モデルに入力して解析したところ、 呼吸深度が安定するほど、夜間の酸素変動が小さくなると推定され、 そのことがそのことが脂肪燃焼の途中停止を起こしにくい可能性 が示唆されました。

【締め】

呼吸が浅い人ほど不調が増えやすいのは、

体の「流れ」が止まってしまうからです。

無意識で続く“程よい呼吸”は、

睡眠・代謝・免疫など、生命を回す土台そのもの。

その質が、体調の方向性=寿命の方向性を決めます。

そして、睡眠時に体へかかる「重力90度の物理」が、

気道の角度を狂わせ、呼吸という最上流を乱し、

結果として全身のドミノ倒し(不調)を招きます。

当社は、アパレル3D設計で培った立体構造の知見をもとに、

この“呼吸の物理学”を体系化し、

睡眠・姿勢・代謝の改善に応用しています。

本啓発シリーズは、代表・虎谷が長年培ってきた

アパレル3D設計の知見と、自身の健康改善の実体験をもとに体系化したものです。

気道の物理構造・寝姿勢・呼吸の関係について、

今後も継続的に発信していきます。

本リリースで述べた「睡眠中の呼吸」「低酸素」「自律神経」「心血管リスク」の背景には、以下のような国際的な学術研究があります。

1. ヒトの構造的・骨格的な低呼吸リスク(構造上の宿命)

Davidson TM. (2003) 
The anatomic basis for the development of sleep apnea.
主旨: 二足歩行と言語獲得の代償として、ヒトは「睡眠中に気道が潰れやすい」という構造的弱点を持つ。

Isono S. (2012) 
Obstructive sleep apnea of non-obese patients in Japan.
主旨: 日本人は肥満がなくても顎骨が小さく、物理的に気道が狭くなりやすい民族的特徴を持つ。

2. 低呼吸による低酸素・自律神経への影響(生理的ダメージ)

Somers VK, et al. (1995) 
Sympathetic neural mechanisms in obstructive sleep apnea.
主旨: 低呼吸による酸素低下は、睡眠中でも交感神経を異常に活性化し、自律神経バランスを崩す。

Lévy P, et al. (2011) 
Sleep apnea as a cause of cardiovascular disease.
主旨: 間欠的な低酸素は血管に強い酸化ストレスを与え、動脈硬化や代謝異常の根本原因となる。

【会社情報】

トラタニ株式会社

代表:虎谷 生央
所在地:石川県かほく市
事業内容:アパレル3D設計、睡眠・呼吸研究
公式サイト:https://toratani-kokyu.jp 

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